━━カーラというキャラクターは、あなたにとってどれほど共感できるものでしょうか?
私は彼女にすっかり夢中です。性別や年齢に関係なく、すべての視聴者がカーラの中に自分自身を見出すことができると思います。彼女が若い女性でありながら、女性にとって重要で、かつ女性に影響を与える多くの問題に苦悩しているという事実も、人々を彼女に惹きつける要素となるでしょう。
しかし、カーラについて最も重要な点は、彼女がヒーローとしての役割と責任を担うことへのためらいにどう対処するか、そして彼女が自分の恐怖や欠点を認識し、それらを受け入れるようになる過程にあります。
━━この映画では、デボラ・ハリー(Deborah Harry)の(アンセム的なヒットシングル)『コール・ミー』(Call me)が、カーラ/スーパーガールのインスピレーションの源の1つとして使われています。それについてどう思われましたか?
それは理にかなっていたんです…。この曲と、その曲に込められた雰囲気は、私たちがカーラと彼女の自由奔放な視点に反映させたかった要素の一部でした。クレイグ(ギレスピー監督)にもたくさんのプレイリストを送りました。
オーストラリアのパンクバンド、アミル・アンド・ザ・スニファーズ(Amyl and the Sniffers)をよく聴いていました。フォンテインズD.C.(Fontaines D.C.)やレディオヘッド(Radiohead)の『イン・レインボウズ』(In Rainbows)もよく聴いていました。それが、私がカーラの役作りに役立てた音楽でした。
━━大作スーパーヒーロー映画の主演を務めることになったときの感想は?
脚本を読んだとき、カーラがすべてのシーンに出てくるのを見て、少し気後れしました。皮肉なことに、私自身、トラウマや難しい選択に直面したとき、逃げ出して隠れてしまう傾向があるんです。
そしてそれは、カーラが地球に降り立ち、友達もいないまま成長し、クリプトン星で愛する人々をすべて失った悲しみと向き合っている状況と非常によく似ています。
━━カーラが抱えている特定の課題で、彼女の思考を占め、気分や行動に影響を与えているものはありますか?
彼女は喪失感と向き合い、それを押し殺して心の闇と向き合おうとしているんです。カーラは前に進み、自分自身と和解するためには、まず自分自身を癒す必要があります。私自身も似たような経験をしてきたので、カーラという役を通してそれを掘り下げていく必要性を強く感じました。
━━スーパーガールの重要なプロット要素の1つは、カーラが別の惑星から来た14歳の少女ルーシー(Ruthye)が、父親を殺害した犯罪者クレム(Krem)に復讐するのを手助けする決意をする過程ですか?
これはカーラにとって決定的な瞬間です。彼女は、スーパーガールとしての人生が、自分の利己的な欲求を満たすだけのものなら無意味だと徐々に気付き始めます。そして、この力を持つことで、他者を助け、より深い目的を見出す機会が得られることを理解するのです。
ルーシーが家族を失ったトラウマを乗り越えるのを助けることで、カーラ自身もこれまで逃げてきた同様の経験に向き合うことができるようになります。
スーパーガールになるということは、内向的な行動を減らし、他者を助ける責任感を受け入れることを意味するのです。
━━スーパーガールは、主人公カーラが人生で経験しているような矛盾や混乱を抱えている多くの若い女性の共感を呼ぶと思いますか?
若い女性たちが、カーラとその苦悩に共感してくれることを心から願っています。これは、特に10代の頃から大人になってからも、女性が常に直面する問題ですから。
この映画で最も興味深い点は、おそらく、自分自身が何者なのかという問いに苦悩する女性たちと心を通わせていることでしょう。
それは非常に普遍的な感情であり、男性よりも女性に多く当てはまります。そして、それをスーパーヒーロー映画で表現できるというのは、実に特別な、素晴らしいことだと思います。
━━この映画のもう1つの感動的なサブテーマは、カーラが死にゆく愛犬クリプト(Krypto)を深く愛し、彼を救おうとする努力です。
クリプトはひどく行儀が悪いけれど、それが彼を特別な存在にしているんです。結局のところ、彼は彼女が失ったものすべて、そしてクリプトン星で彼女が知っていたものすべてを象徴しているんです。
彼は彼女にとって、自分がどこから来たのかを思い出させてくれる存在であり、彼を危険にさらすようなことは考えられないのです…。
なぜなら、彼女はクリプトン星が爆発したときに、家族や友人のほとんどを失ったからです。クリプトへの愛情は、彼女が今もなお、乗り越えるのが非常に難しい、恐ろしい悲劇と向き合っていることを物語っているのです。
━━俳優になろうと思ったきっかけは何ですか?
私は学校ではあまりやる気がありませんでしたし、学業優秀でもありませんでした。授業中はいつも気が散っていました。
でも、7歳くらいのときに「リトル・レッド・ロッキング・フード」(Little Red Rocking Hood)で主役を演じたのですが、観客の前で演技したり、歌ったり踊ったりできることが、私にとって大きな発見でした。その経験からものすごい感動を覚え、それ以来、演技に夢中になったのです。
━━『スーパーガール』の公開後(インタビュー当時)、あなたに降りかかるであろう名声について、不安はありますか?
慣れるまでには少し時間がかかりそうです。ロンドンに住んで数年になりますが、周りに俳優の友人が1人もいないのが、とても楽しいんです。演技は、役柄に没頭できる機会を与えてくれるので大好きですし、プライベートでは誰も私の仕事に興味を示しませんから。
でもこれからは人目に触れる機会が増え、人々に認識されることや、より公的な立場になることに対処しなければなりません。
そういった露出は人をとても傷つきやすくさせるので、私の人生にとって大きな変化になるでしょう。だから、これは私にとってとてもワクワクする瞬間であると同時に、恐ろしいことでもあります。
上記の発言は、ミリー・オールコックが新作映画『スーパーガール』のプロモーションのため、現地時間6月12日にロサンゼルスからZoomで行われたインタビューの中で述べたものです。また、現地時間4月14日にラスベガスのシーザーズ・パレス内コロシアムで行われた『スーパーガール』のプレビュー上映会での発言も併せて掲載しています。発言内容は、長さと分かりやすさを考慮して要約・編集されています。
Words © Jan Janssen / WENN
Photo © Nicky Nelson / WENN
END.




























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