2025年8月24日-ANIME NYC(前編)
会場内を上から見てみると、圧倒的な数の完売(物販)展示ホール。この日を楽しみにしていた来場者のみなさん、お買い物を楽しんでいます。
アニメ版と実写版の両方で成功を収めている、日本が誇る世界的な人気『ONE PIECE』のブースでは、フォトブースやカードゲームで遊ぶことが出来るテーブルを設置され長蛇の列が出来ていました。さすがの人気です。
昨年の開催に続き、今年の開催でもゲームフロアを広く設置して、日本のゲームセンターのような雰囲気でゲームを楽しめます。個人で作ったゲームや、麻雀やカードゲームで楽しむ人も多く様子でした。
Anime NYCでは、『残酷な天使のテーゼ』(A Cruel Angel’s Thesis)でお馴染みの、歌手の高橋洋子さんをはじめ、日本のアニメの声優の方、歌手の方、アニメの制作者の方、アメリカ版のアニメの声優の方、アメリカのアニメの制作者の方など多くのゲストがステージやパネルに出演しています。
アメリカ版アニメの五条悟(呪術廻戦)、不死川実弥(鬼滅の刃)、ガッツ(ベルセルク 2016)ら多くのキャラクターの演じた声優のカイジ・タン(Kaiji Tang)さんをはじめ、入場とは別に有料で、ゲストの方からサインをしてもらえるエリアがあり、列が出来ています。
今年も会場内の一部では、コスプレ大好きな人たちがさらに楽しめるエリアがあります。職人技とコスチューム体験のハブ、厳選されたコスプレ展、コスプレ写真用のふぉとブース、コスプレミートアップ、そしてコスプレ修理などを開催しています。
甘露寺蜜璃と伊黒小芭内のカップルコスプレが可愛い。記録的な興行収入を記録中の現在日本で上映中『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。アメリカでの上映が9月12日に控え、さらに盛り上がりそうです。
ケアベアに挟まれる『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランドー(笑)。
今、娘一押しの『SAKAMOTO DAYS』。会場内で3人くらい坂本 太郎のレイヤーを発見しました。
今年のコスプレは、同じキャラクターをたくさん見かけるという、キャラクターのトレンドよりは、個々で一番好きなキャラクターのコスプレを楽しんでいる印象でした。
SNSの影響もあり、個人アーティストのブースを目的に参加するファンの方も多く、完売(物販)展示ホールが拡大していく理由にも納得します。会場内の雰囲気は、原宿の竹下通りにお買い物のようです。日本への観光も人気ですが、ニューヨークで手軽に日本の雰囲気を楽しむことが出来ることもファンにも人気の秘訣だと思います。
世界中の子供から大人まで人気のある日本が誇るアニメやキャラクターたち、世界に広がるコンテンツビジネスは勢いが増すばかりです。世界の勢いに流されず、文化や作品やクリエイターの方々が様々な面で守られながら・・・、日本の文化やアニメのファンのみなさまが、そのことを大切に思っていただけたら・・・嬉しく思います。
会場内での楽しい雰囲気から日本の文化やアニメの繊細さと強さを感じ、そこに魅了される世界中のファンの人たちの愛を感じました。私ももちろん、日本の文化やアニメが大好きです。日本の文化やアニメがファンのみなさまの楽しい時間を作り出していることが本当に嬉しいです。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。