2024年6月23日-Summer Fancy Food Show(前編)
沢山の出展ブースがあるので、あちこち歩き回ります。会場内の一部に固まって、NYのローカルの食品はもちろん、ペンシルベニアや、バーモントなどアメリカ国内からの出展ブースを集めたエリアがあります。
最近では認知度も高い、植物由来のお肉のベジミート。ベジミートをはじめ、ヨーグルトや飲料製品など植物由来の製品を集めたplant based pavilionもあります。
エントランス付近では、50年以上にわたって最高のスペシャルティフードを表彰してきたスペシャルティフードアソシエーション(The Specialty Food Association)のsofi™ Awardsの受賞製品がディスプレイされていました。出展ブースでも受賞製品の横には輝くトロフィーを飾り、製品のPRに使用しています。
今回のSummer Fancy Food Showで気になった製品や、美味しかった製品を少しですがご紹介いたします!
試食させていただいた時に、お口いっぱいに広がる自然な味と香りが印象深かった、トリュフの素晴らしい世界に浸って20年のスペインの新鮮なトリュフを販売する、MANJARES DE LA TIERRA。
着色料や保存料、その他の化学添加物や香料は一切使用せず、職人の手によって製造されているため、トリュフはその特性を保持し、独特の香りと風味を醸し出すことができます。未開封で最大5年間の保存が可能とのこと。トリュフが丸ごと1つ入ったオリーブオイルなど・・・贅沢です。一番よい食べ方をお伺いすると、美味しいパンと一緒に頂くか、そのまま頂くのがオススメとのことでした。黒い冬トリュフが丸ごと1つ入ったオリーブオイル、PERSERVED WHOLE BLACK TRUFFLE TUBER MELANOSPORUM(15 GR)1つのスペイン国内での参考販売価格は€19.00(税・送料別)。
ここ近年増えてきたな、と感じるアメリカの企業が販売する日本食品。日本製ウイスキー樽熟成醤油や、柚子ジュースなどを日本から輸入して販売している、WA Imports。
こだわり抜いた、日本から輸入した製品をアメリカの市場向けのパッケージデザインデザインして販売しています。名前は日本語をそのままローマ字や漢字で使う製品もあります。黒ニンニクやお味噌など様々な日本食品を扱っています。ビジネスとして、アメリカ目線で考える日本食品の捉え方が新鮮です。崇高でまろやかで完璧な京都府産の特別な原料を使った、JAPANESE WHISKY BARREL AGED SHOYU(375ml)(日本製ウイスキー樽熟成醤油(375ml))1本のアメリカ国内での参考販売価格は$30.00(税・送料別)。
子供たちの影響で私もキャンディー好きになったのですが・・・美味しくてシュガーフリーだと嬉しいですね。レトロなデザインのパッケージが可愛いスイス生まれのキャンディー、Swiss Imports Bonbons。
大好きなレモン味を試食しました。懐かしい味、酸味と甘みが絶妙で定番の味という印象で美味しいです。紙製の箱にそのままキャンディーがいくつも入っている感じも懐かしい感じです。チェリーやラズベリーやコーヒー味もあります。定番のレモン味1箱、Swiss Imports Sugar Free Lemon Bonbons(40g)のアメリカ国内での参考販売価格は$2.25(税・送料別)。
会場内でこのパッケージを見つけたときはテンションが上がりました。アジア系のスーパーに行った際に必ず購入している、韓国発の4層に分かれたスナック菓子のTURTLE CHIPS。
私のオススメは、定番のコーン味とシナモンチョコレート味で、サクサク感とフレーバーが絶妙で美味しく手が止まらなくなります。Orion Turtle Chips Cornsoup Flavor Big Size 5.6oz(160g)のアメリカ国内での参考販売価格は$3.99(税・送料別)。
大きな規模の見本市の開催にあたって、スペシャルティフード協会(the Specialty Food Association )が持続可能性に関して模範を示す責任があるということで、ショーやイベントの環境への影響を特定、理解、緩和し、プログラムにおける社会的持続可能性と包摂を優先することに尽力しています。
10時から17時までずっと会場内を歩き続けても、時間が足りないと感じるくらい見どころ満載のSFFS。さすが$206.8billion専門食品産業です。会場内の一部では、常にパーティーや、販売促進などのビジネスセミナーなどが開催しています。来場者にとって有益な情報を得る機会が多く、業界の見本市の中で最も投資収益率が高いと評価されることに納得できます。
大きなアメリカ市場を開拓したいと、日本からもNYに来て出展している企業も増えた印象です。出展社の方々を会話することができ、楽しい時間を過ごせたことも嬉しく思っています。遠い国の食文化が自分の食卓で頂ける・・・よくよく考えるとすごいことですね。沢山の人が携わっているということを実感しました。
物価高騰もあり、消費者にとっては購入の前に一度立ち止まることも増えたと思います。どのシーンでもコストが値上がりしているのが現実で、生産者と消費者の価格バランスをうまく保つことも難しさ・・・どのようにして問題をクリアしていくのか、美味しいものを食べるのにはお金がかかる・・・と消費者に強く認識されていくのか・・・大きな市場の飲食業界、今後の動向が気になります。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。