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2024年5月19日-The International Contemporary Furniture Fair(ICFF)

日本時間5月17日~19日まで地元、東京・浅草で開催されました三社祭、3日間で約191万人が訪れ今年も大賑わいでした。最高気温は28.8℃と今年一番の暑さになったとのことで、暑い中汗だくでお神輿を担いだことと思います。三社祭開催にあたり、関係者のみなさま、担ぎ手のみなさま、観客のみなさま、お疲れさまでした!!

NY時間の5月19日〜21日までの期間、Jacob K. Javits Convention Centerで開催中のThe International Contemporary Furniture Fair(ICFF:国際現代家具フェア)の初日5月19日に行ってまいりました。ICFFは、現代的な家具デザインのための北米を代表するプラットフォームです。北米製品の紹介とつながりを求める国際ブランドにとっての世界的なエントリーポイントとなり、デザイン文化と商業が出会い、ビジネスが繁栄する場所となっています。(過去の関連ブログ記事:2023年5月21日-The International Contemporary Furniture Fair (ICFF))

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ICFF は、オリジナルで持続可能なデザインに重点を置き、住宅、契約、ホスピタリティ環境向けの幅広い家具製品を10,000人の建築家、インテリアデザイナー、小売業者、流通業者、開発者、報道関係者に向けて紹介しています。

現代的な家具、照明、ハードウェア、石材、テキスタイル、座席、カーペットや床材、壁装材、屋外用家具、資材、キッチン、バス、アクセサリーなど、35か国以上の450以上の老舗および新興ブランドによる最新のオリジナルで持続可能なデザインを発見することができます。会場内には、ブランドイメージを高める美しいブースが並んでいます。

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88ヶ国から集まった出席者の86%が購入権限を持っているか、購入決定に強い影響力を持っているため、出展ブランドを世界中の消費者に伝えることができます。厳選された参加者とデザイン業界への影響が拡大し続けている2024年のICFFです。

展示会場の何か所かに設置されたステージでは、パネルセッション、講演、業界で最も象徴的な人物による親密な会話の集中ラインナップであるトークショーなどが開催され、インスピレーションを得る機会が得られます。さらに、専門的なネットワークを広げる機会は無限にあり、ショーフロアでの有機的なミーティングから夜のイベントまで、参加者と出展者が一緒になってビジネス戦略を交換し、デザインコミュニティーの関係を強化しています。

ICFFの会場内の一部では、NYの知名度の高い美術大学でもあるパーソンズ・スクール オブ・デザイン(Parsons School of Design | The New School)や、プラット・インスティテュート(Pratt Institute)などでインテリア・デザインや建築などを学んだ卒業生たちが手掛ける家具や照明などの製品を展示したエリアや、企業と学生がコラボレーションしたAIデザイン企画の展示エリアがあります。

ブースで展示されている家具や壁紙など、洗練されたデザインで見ているだけで面白いです。職人技のレベルは素晴らしいと評判のICFF、空間作りのプロが手掛けるブース1つ1つのレイアウトがオシャレです。会場内のステージや、休憩所で置かれたソファもオシャレで座り心地が良かったです。

個人的には、デザイン性だけでなく、お掃除やメンテナンスのしやすさ、耐久性のある家具が好みです。自分の人生を考えると、家の存在はとても大切で、長い時間自分の生活を豊かにしてくれる存在となるので、家に置く家具などは自分が気に入った長く使えるものが良いですね。

今回のICFFで個人的に気になった家具やインテリアをご紹介します。

日本の製品のコンパクトさからもデザインの影響を受けているという、キプロス発のインテリアブランドのTHALIS NICOLAOU STUDIO。自然の素材を使ったシンプルながらも機能的な照明器具はどんな場所にも合いそうです。

数年前から展示会などで見かける機会が多かった折り畳み式の壁や、紙製の家具や照明を手掛けるカナダ発の制作スタジオであるmolo。移動や設置に便利なリサイクル可能な素材に、優れたデザイン性や耐久性と絶妙なバランスです。

洗練さ、シンプルさ、ディテールなど、日本の折り紙や障子などからインスパイを受けたデザインを手掛ける、スロベニア発の家具ブランド、その名もTokio.。日本の伝統的なデザインをブランドカラーに落とし込んだシンプルでオリジナリティーのあるデザインです。

多用途性、ミニマリズム、モジュール性に基づいた、機能的で楽しく便利がコンセプトのポルトガル発の家具ブランド、daao。開けて仕事ができ、閉めて食事をすることが出来るオーク製の素敵なテーブル兼机の第一印象はこれぐらい大きな机でお仕事したいな、でした。

素敵なブースを見て回る際、ブースではオリジナルのトートを配布したりしています。その品質も高いです。デザイン性溢れる壁紙ブランド、astekと元フットボールの選手で俳優のテリー・クルーズ(Terry Crews)のコラボレーション企画のオリジナルトートには、テリー・クルーズが自身にインスピレーションを与えた多くの人物が敬意を込めてプリントアウトされています。可愛い。

会場内には日本から出展したインテリアブランドのブースや、日本から来場した方もいらっしゃいました。世界で活躍する日本人建築家やインテリアデザイナーなどの影響もあり、ブランドデザイナーの多くの方が日本の文化から影響を受けている印象でした。持続可能性の素材を使用して、無限に広がるアイディアを生かして空間を演出していく・・・。時間と手間を惜しまず作り上げていく空間・・・奥の深さを感じます。

  • 12月1日生まれの射手座
    東京都浅草出身
    ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
    アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。

    2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
    そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。

    NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。

    チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。

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