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2023年7月7日-イサム・ノグチ美術館

NYも連日、日中気温が30度越えの蒸し暑い日が続いております。

NY時間の7月7日、七夕の日。先月訪れました、ストーム・キング・アートセンター内でイサム・ノグチの作品を見たことがきっかけで、クイーンズ区(Queens)のロングアイランドシティ(Long Island City)にあります、イサム・ノグチ美術館(The Noguchi Museum)に家族みんなで行ってまいりました。主人も私も今回初めて訪れるイサム・ノグチ美術館です。開館時間は水曜日~日曜日までの11am~6pm。大人の入館料は$12。(過去の関連ブログ記事:2023年6月17日-ストーム・キング・アートセンター)

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日本人詩人の野口米次郎とアメリカ人作家のレオニー・ギルモアとの間に生まれた、日系アメリカ人の20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチ(1904~1988年)は、商業ビルや公共施設のモニュメント、庭や公園などの環境設計、家具や照明のインテリアから、舞台美術までの幅広い活動を行った芸術家です。

離婚しましたが李香蘭として有名な女優、山口淑子との結婚や、あの北大路魯山人から陶芸を学ぶなど、イサム・ノグチの人生自体が興味深いです。コロンビア大学より名誉博士号を授与され、ニューヨーク州知事賞を受賞するなどニューヨークとの縁も深い芸術家です。

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イサム・ノグチ財団および庭園博物館として認可されたノグチ美術館は、博物館および彫刻庭園で、イサム・ノグチによって設計、制作されました。イサム・ノグチの美術館として、彫刻、素描、模型、デザインの世界最大かつ最も広範なコレクションを所蔵しています。

大きな作品から小さな作品まで、日本の美意識を感じる自然と調和がとれたシンプルながらにも美しい曲線の彫刻。窓からの光が作品を照らします。美術館自体の建物もとても素敵で、作品と調和しています。

ノグチは、岐阜の町を訪れた経験を活かし、岐阜の伝統的な工法で製作される最初のランプをデザインします。彼は、これらの作品を「あかり(Akari)」と呼びました。館内のギフトショップでは、日本でお馴染みの和紙で出来たランプシェードを多く販売しています。

作品のスタイルだけなく、和の心を感じる作品の数々。アメリカ人であるとの理由と、日系であるとの両方の理由でデザインを却下されたこともあるとされる、困難だったと想像できるノグチの人生ですが、作風も見ると運命を受け入れて変化させつつも、自分の求める心に正直な芯の強さを感じます。

日本にもアトリエのあった香川県高松市牟礼町にイサム・ノグチ庭園美術館(The Isamu Noguchi Garden Museum Japan)があるので、機会があれば行ってみたいです。

  • 12月1日生まれの射手座
    東京都浅草出身
    ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
    アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。

    2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
    そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。

    NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。

    チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。

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