先週の金曜から土曜にかけてのNYの最低気温は約-14度まで下がり本当に寒さ厳しい日を過ごしました。そんな寒さ厳しい土曜日でしたが、折角の週末・・・家族みんなで厚着をしてマンハッタンのミッドタウン、マーリー・ヒル(Murray Hill)エリアにあります、モルガン・ライブラリー&ミュージアム(The Morgan Library & Museum)に行ってまいりました!
主人も私も今回が初めて訪れた、モルガン・ライブラリー&ミュージアムは、1906年にモルガン財閥の創始者で実業家でのあり、書物、絵画などの芸術作品の著名なコレクターでもあったジョン・モルガン(John Morgan)の書物や芸術コレクション等を集めた図書館として設立された豪華絢爛な図書館です。プライベートで図書館なんて本当にスゴイです。スケールの大きさに驚きます。その後、1924年に公共法人化となり、美術館として一般に公開されています。入館料が大人$22、12歳以下の子供は無料です。
初めて目にしたライブラリーの完璧な美しさに心奪われます。建造物は1966年にニューヨーク市指定歴史建造物に指定され、同年アメリカ合衆国国定歴史建造物(National Historic Landmark)に認定されました。貴重な書物で埋め尽くされたライブラリー、その中でも初期に印刷された聖書であるグーテンベルク聖書を3冊保有しているなど、スケールの大きさに脱帽です。
このライブラリーだけでも一見の価値がありますが、今回の私のお目当ては・・・。
2022年10月14日から2023年2月5日まで開催の‶The Little Prince: Taking Flight”・・・大好きな本・・・あのフランス人の飛行士で小説家のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)の小説『星の王子さま』(The Little Prince)の展示がどうしても見たかったのです。5日がお仕事の予定があったので、最終日の一日前に駆け込み、鑑賞することが出来ました! 嬉しい!
なんとモーガンは、世界で最も広く読まれ、大切にされている本の1つである『星の王子さま』(1943 年)の原本とアートを所蔵しています。スゴイ!
小さな空間に展示されたサン=テグジュペリの素晴らしい水彩画、ドローイング、原稿の下書き・・・温かみがありどこか儚げな、あの『星の王子さま』の世界観そのままです。感動しました。
第二次世界大戦中に亡命生活を送っていたサン=テグジュペリ。最期は出撃後帰還せず、消息不明となり、後に見つかった残骸がサン=テグジュペリの搭乗機であることを確認されています。「大切なものは、目に見えない」と残した言葉の意味・・・展示された貴重な資料を鑑賞しながら、サン=テグジュペリの存在に思いを馳せました。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。