過去何回か10年の節目の歳を迎えるごとに“歳を重ねることの不安”を感じていたけれど、今は50代に突入した自分を優しく抱きしめ、ついに受け入れる心境になったと語る、クレア・スウィーニー(Claire Sweeney)!
昨年4月、50歳の大台の誕生日を祝ったクレアは、まだ若かりし30代の頃に比べると、今は自分の年齢を人に明かすことに抵抗を感じなくなったという。そのクレアは現在7歳になる息子、ジャクソン(Jaxon)を持つ母親! そして、その愛息をとても繊細で優しい子”と誇らしげに語るクレア・スウィーニーは、今なおシアターで活躍し続ける現役の女優でもある。
英国ロンドンのクラブ『プラウド・キャバレー』(Proud Cabaret)の代役ホストを務める他、かつてルイーズ・レドナップ(Louise Redknapp)が演じたバイオレット・ニューステッド(Violet Newstead)役で、ミュージカル『9時から5時まで』(9 to 5 / Nine to Five)のイギリスツアーで活躍したクレア!
そしてクレアは、シアターでのミュージカルの出演について「昔からずっとこのショーに憧れていたの。シアターに戻って仕事ができるのは最高に嬉しいわ。」とコメントしている。
しかし、こと恋愛事情となると話は別で、今まで様々な試練を繰り返してきたクレアいわく「今の状況でパートナーを見つけるのは難しいけれど、でも今はそれで良いと思っているの。」
そこで今回は「仕事と子育ての両立」、「整形手術に対する考え」、「今は二の次のパートナー探し」などについて、彼女の本音を聞いてみたい。
━━ハイ、クレア! 昨年50歳という節目の歳を迎えたわけですが、その記念すべき年齢についてご自身の考えを聞かせていただけますか?
実際のところ50歳の大台に乗ったときは、なぜかとても年を取ったような感じがして、何をどのように伝えたらよいのか言葉も見つからず、誰にも打ち明けることができなかったの。でも、気持ちを切り替えて、“歳を重ねる”ことを一旦受け止めてみると、意外や意外、30歳だったころと比べると、今の私の人生の方がはるかに心地良くて、生きやすいということに気付いたというわけ。
もちろん、30歳のころの私はもっと若くてスラっと痩せていたし、今よりはもう少し稼いでいたと思うわ。でも今は、可愛い息子にも恵まれて、とても幸せな毎日! 体重はかなり増えてしまったけれど、でも減らそうと思えばいつでもできることだと思うし、とにかく今は穏やかで幸せな毎日を送っているわ。
━━では、実際に50歳になってからの生活はいかがですか?
息子は、可愛い盛りだし、今は彼と一緒に過ごす時間が増えて、最高の気分よ! そして私個人的としては高齢で彼を産んだことはベストな選択だったと思っているの。
━━若さを保つということにプレッシャーを感じたりすることはありますか? そしてそれは男性より女性の方がより重圧を感じていると思いますか?
今は男性たちも女性と同じようにスキンケアや身なりに気を付けるのが当たり前の時代だと思うの。正直言って、いつも“若さを保つこと”にプレッシャーを感じているし、自分でも体形に限らず、顔のしわやたるみが増えて変化を感じていることは確かよ! でも今は“悪あがき”をせずに、できるだけ現状を保つための努力を積み重ねることしか方法はないと思っているの。
━━かつて「優雅に年を重ねていきたい」と仰っていましたが、それは「整形手術で若さを保つ方法を避けたい」という意味ですか?
今のところは「自分でも分からない」というのが正直な答えなの。でも、10年後にフェイスリフトの整形手術の予約を入れたときに、もう一度同じ質問をしてくれるかしら?(笑) 私が若いころは“フェイスリフト”や“整形手術”などは今のように日常茶飯事、話題に上ることはなかったけれど、最近は少しずつ当たり前のこととして受け入れられるようになってきたのではないかしら?
━━今はかなり体重が増えたと仰っていますが、そのことが自分に対する自信に何らかの形で影響していると思いますか?
いいえ、それはないと思うわ! だって私には“スパンクス”や“コルセット”のような強い味方がいるから!(笑) とにかく、ロックダウンの最中に体重が増えたという悩みを抱えている女性は私だけではないし! それに30代のころは太っていた時期もあったし、どうやら私は体質的にいっても体重が増えたり、減ったりしやすい体質らしいの。
━━ジャクソンの成長ぶりはいかがですか?
彼はとても面白い子で、いつも私を心の底から笑わせてくれる術を心得ているの。今はテコンドーで黄色の帯をもらったばかりだし、その他にもピアノを習っているのよ。とにかく繊細で優しくて素晴らしい子よ。
━━息子さんとは、どんなことをして一緒の時間を楽しむようにしているのですか?
一緒に遊んで笑い転げたり、親友のDJファット・トニー(DJ Fat Tony)と3人で、サンデーランチに出かけておしゃべりを楽しんだりすることが大好きなの。ジャクソンもいつも楽しみにしているようだし、とにかく、あの2人はいつも私を“おちょくって怒らせる術”を心得ているのよ!
WORDS © ADEJUMOKE ILORI
PHOTOS © LORNA ROACH
後編へ続く・・・。