「完璧な愛なんかあり得ないと思うわ」と語るマドンナ(Madonna)。
新作アルバムのキャンペーンの一環として、再びヴォーグ誌(Vogue・USA)の表紙を飾るかもしれない“マドンナ”!
しかし、人生経験豊かな彼女でさえ“愛”が何かについては未だに語る事が出来ないと言う。
歌に映画にと活躍し、人生をフルに生きながら“完璧な愛などあり得ない”と語るマドンナ!
そうした彼女の現実的な見解は、多分2回の結婚に失敗し、数々の浮名を流した自身の実体験から来るものかもしれない!
現在自分の年の半分にも満たないフランス人ダンサー、ブラヒム・ザイバット(Brahim Zaibat)とデートを重ねるマドンナ(53歳)は疑いもなく“ガッツあふれる女王”の名を欲しいままにする世界の歌姫! しかし、そうした私生活への関心は横において、まずは何よりも自身の音楽や映画活動に注目して欲しいと願う彼女は、自分の芸術の源は、ルルド(Lourdes )(15歳)、ロッコ(Rocco)(11歳)、デイヴィッド(David)(6歳)、マーシー(Mercy)(6歳)と言う4人の子供達からきていると公言して憚らない!
4人の子供達を育てながら仕事を続けるのはそう容易い事ではないけれど、でも私の子供達は“親の七光り”と言う意味も含めてとても恵まれた環境で生活していると思うの。それに私は、母親として自分の子供達に“常に自分に問いかける事の大切さ”や“自分達の行動に責任を持つ事”と言う基本的な教訓はしっかりと与えているつもりなの。
第46回スーパーボウル(Super Bowl)の会場で約1億人以上の聴衆が見守る中、画期的なパフォーマンスを繰り広げるマドンナの姿がテレビ放映を通して全世界に披露された。更に新作アルバム「MDNA」とシングル・アルバム「ギブ・ミー・オール・ユア・ラビング(Gimme All Your Lovin)」を従え、引き続きポップ界の女王として君臨する挑戦を惜しまないマドンナ! 又、近々自身が監修する世界ツアーを企画している事も発表され、止まる所をしらないマドンナのエネルギーには感心するばかり!
そして最近の心境について次のように語るマドンナ!
「周りの人達は、私の生き方についてあれこれ中傷するかもしれないけれど、所詮私の人生は私の物、だから誰が何と言おうとただただベストを尽くして前進して行くのが私の生き方なの!」
そこで今日は“ポップ界の女王”マドンナに“愛”、“自分を含めて子供達がどのように有名税に対応しているのか?”、“どのようにして素晴らしいスタイルを保ち続けているのか?”などについて自身の心境を赤裸々に語ってもらう事にしよう!
---新作アルバムの発表、世界ツアー、映画、スーパーボールでのパフォーマンスと、精力的に活躍していらっしゃるようですが、どのようにして忙しいスケジュールをこなしているのですか?
別に特に何も努力していると言う訳ではなくて、私にとっては毎日時間が来たら睡眠を取るのと同じようにごく自然な事なの。
--MDNAについて少しご説明願えますか?
3つの繋がりがあってマドンナ(Madonna)のMとDNAを合わせてMDNAと言うわけ。この音楽を聴いていると多分最高の媚薬を与えられた至福感を味わえるようになると思うわ!
---忙しいスケジュールの合間を縫ってどのようにツアーの準備をしているのでしょうか?
今、カーディオやピラテスとダンス・カーディオを組み合わせたエクササイズ、それにジャンプ・ロープなどのワークアウトで長丁場に備えて、しっかりと身体を鍛えている所よ!
---ショーが始まるまでの心境はどのようなものですか?
2つの要素があると思うの。まずは、ショーと言うゲームに備えて一にも二にもリハーサルの繰り返し! それからこれは、私個人の信仰のようなものだけれど、宇宙エネルギーのサポート、そして神とガーディアン・エンジェル(守護神)の支援! これらの要素が全てうまく絡み合って、初めてショーの成功が見えてくると思っているわ。
---これから先の活動に対する展望は?
現在は、とても壮大な展開の企画を立てている所で、どの世代の人達にも受け入れられるようなショーを考えているの。次回の私のショーを観る人達はきっと度肝を抜かれるような驚きを味わってくれると思うわ!
---批評家の言う事に耳を傾けたりするのでしょうか?
私は自分の音楽、映画、ショー、そのどれをとっても批評家のコメントは一切、目にも耳にもしない事にしているの。だってあまり建設的な事には思えないから!
---スーパーボールで披露したあなたのパフォーマンスは本当に素晴らしいものでしたが!
ありがとう! 正直言って今まで25年の活動の中で、あれ程細部にこだわって身体を鍛えてショーに臨んだことはなかったわ! ショーが終わった瞬間に自分の身体が壊れるのではないかと思った程よ!
---お子さん達はあなたの音楽を良く聴いたりするのでしょうか?
勿論よ! そして聴いた後で自分たちの感想を聞かせてくれるの。彼らの意見はとても率直で、たまたまそれが嫌いな歌だったりすると“あの歌はやめた方が良いと思うよ!”等と言って、結構手ごわい批評をしてきたりするのよね。ちょっと傷ついた思いがするのは確かだけれど、彼らの正直な意見には耳を傾ける価値があると思っているわ。それに人それぞれ音楽の好みも違う訳だし!
---どこに行ってもあなたに付いて回るカメラのフラッシュなどについてお子さん達はどのようにとらえているのでしょうか?
ある時はカメラを歓迎したり、ある時はイライラしたりしている様子が見えたりして、彼らのパパラッチへの対応は、すこしずつ変化してきているようよ! 特に15歳になる娘のルルドは、お年頃の性か、その日の髪形が気に入らなかったり、おでこにニキビが出来ている日などは、カメラにさらされるのを極端に嫌っているわ! 母親の私としては、どうしてそんなに自分の容姿に苦情をつけるのか良く分からないような気もするけれど! でも、どちらにしても私たち一家は、普通の家族とそれ程変わらない毎日を送っていると思うわ。
---長女のルルドは、あなたに似てきたと言われているようですが?
彼女はとても頑固でわがまま! そして私の言う事にチャレンジするのが大好きな少女で、そう言う意味では私の少女時代に似ていると言えるわね。確かに、私の10代そのものかもしれないわ!
---ルルドもあなたの新作アルバムの中に出てきますが、そろそろショービジネスの世界に足を踏み入れようとしているのでしょうか?
まだショービジネスの世界には興味はないようよ! それよりも学校に行って勉強するのが好きなようで、私には事ある毎に“ママ、私はふつうの生活を送る普通の女の子でいたいの。私はまだショービジネスの世界に入る準備は出来ていないと思うわ”と言っているわ!
---“愛”が殆どあなたの“歌のテーマとメッセージ”のようですが、これから結婚して新しい生活をスタートさせようとしている若いカップルに与える忠告する事があるとしたら?
これから結婚しようとしているカップルに送るアドバイスですって? そうね、まずは沢山の時間をかけてお互いを知り合うようにする事が大切だと思うわ。男女の間に完璧な愛など存在しないと思うし、要するにお互いを尊重し合って、時には“妥協”する事が必要なのではないかしら? つまりそうした中庸の精神があれば、それが“ロマンス”であろうと“結婚”であろうと、そして“恋愛”であろうと、きっと素晴らしい関係を築いて行く事が出来ると思うの。