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現地時間2025年11月26日全米公開、現地時間2026年1月9日イギリス公開、現地時間2026年4月10日日本公開された、映画『ハムネット』でウィリアム・シェイクスピアの妻で、11歳の息子ハムネットの母親、アグネスを演じた、ジェシー・バックリー(36歳)。

今をときめくジェシー・バックリーが、画期的なアカデミー賞受賞について、そして今後の展望について語ります。

映画『ハムネット』でシェイクスピアの妻役を演じ、史上初のアイルランド人主演女優賞アカデミー賞を受賞したジェシー・バックリー。

ジェシー・バックリー(Jessie Buckley)は、映画『ハムネット』(原題:Hamnet)で悲しみに暮れる母親役を見事に演じ、アイルランド人女性として初めてアカデミー主演女優賞を受賞し、歴史に名を刻みました。

2008年にBBCのイギリスのリアリティタレントショー番組『I’d Do Anything』で一躍有名になった36歳の彼女は、一児の母であり、ハリウッドで最も注目されている女優の1人と言えるでしょう。

キラーニー(Killarney)出身の彼女は、ここで、新たなスーパースターとしての地位にどう対処しているかを明かしますが、同時に彼女のキャリアを決定づける最新の瞬間でさえ、究極の宝物である昨年生まれた娘のアイラ(Isla)に比べれば取るに足らないものだと語ります。

ハリウッドの新星として注目を集める彼女は、感動的なアカデミー賞受賞スピーチで夫のフレディ・ソレンセン(Freddie Sorensen)に感謝の意を表し、「彼とならあと2万人の子供を産みたい」と語りました。

そんな彼女が、悲しみに暮れる母親役を演じたことで、親になることへの意識がどのように広がったのか、そして今後の展望について語ってくれました。

「今の気持ちをどう表現したらよいのか、本当に言葉にできません。信じられない気持ちです。光栄です。」と、気さくなジェシーは、ハリウッドのドルビー・シアター(Dolby Theatre)で念願の金色の像を手にしたときのことを語りました。

「正直、封筒の中に自分の名前が入っていないことを願っていました。すごく緊張するから。でも、実際に自分の名前が入ってしまったときは、ただただ圧倒されました。信じられませんでした。」

史上初のアイルランド人主演女優賞アカデミー賞受賞者となり、国全体が祝福に沸き、アイルランド大統領キャサリン・コノリー(Catherine Connolly)からも個人的なメッセージで感謝の言葉が寄せられたことで、ジェシーは誇りで胸がいっぱいです。

「これは私にとって全てを意味します。」と彼女は言います。「光栄なことですし、家族や友人、そしてアイルランド中の皆さんからいただいた全てのサポートを考えると、とても特別な気持ちです。皆さんの愛とサポートがなければ、今の私はここにいなかったでしょう。」

ジェシーは、授賞式を前に「本当は生後6ヶ月の赤ちゃんのオムツ替えをしているべきなんだけど」と冗談を言っていましたが、ドラマ『ハムネット』の撮影終了直後、テレビプロデューサーからメンタルヘルスワーカーに転身したフレディとの間で初めての親となりました。

彼女は、自身が演じた役柄が、人生を変えるようなその道へと導いてくれたと信じています。「この本を読んだり、この映画に関わったりした経験全体が、私の中に何かを呼び覚ましてくれたのだと思います。」と彼女は説明します。

「女性として自分が何を求めていたのか、気付かせてくれたんです。でも、今や私自身も母親になった身としては、アグネス(Agnes)(ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)の妻)が母親として経験するようなことを、想像することすらできません。」

アグネスが11歳の息子ハムネット(Hamnet)を失ったことでどれほどの深い悲しみを味わったのかを探るのは辛かったですが、必要なことでしたと彼女は付け加えました。「大変でした。」とジェシーは認めます。

「でも、何事もそうであるように、好奇心を持って取り組むものです。私たちは皆、何らかの形で悲しみを経験しています。クロエ(『ハムネット』の監督クロエ・ジャオ(Chloé Zhao)(『ノマドランド』(原題:Nomadland)でアカデミー賞監督賞受賞))のやり方は、その場にいて、その場に生き生きといること、そしてその悲しみが自分の中を通り抜け、その瞬間にそれが何であるかをそのまま受け入れることなのです。」

「しかし、この作品に取り組むにあたって、もし私が悲しみについての物語を、敬意と正義をもって語るつもりなら…私の仕事は、それがどのようなものになり得るかという可能性、あるいは想像力による可能性を、何らかの形で掘り起こすことだと分かっていました。」

ジェシーへの注目は、授賞式シーズンが始まって以来、着実に高まっており、彼女は最大の賞に向けて快進撃を続けています。彼女自身は、それは素晴らしいことだと認めつつも、「ほとんど非現実的」だと語っています。

「本当に、この反響に圧倒されています。」と彼女は打ち明けます。「でも何よりも、この映画が評価されていることをとても嬉しく思います。正直言って、すべてに恐縮しています。」

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批評家から絶賛されている映画『ハムネット』をまだ見ていない人に向けて、ジェシーは、この映画はウィリアム・シェイクスピアという「壮大な巨人」の裏側を描いたもので、彼を「人間的なレベル」で、1人の人間として見ることができると説明しています。

この映画には、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(原題:Gladiator II)の俳優ポール・メスカル(Paul Mescal)がシェイクスピア役で出演しています。

「これはまた、彼がこれらの素晴らしい物語を書くきっかけとなった人々や、実体験を探求するものでもあります。これらの物語は今もなお生き続け、これからも永遠に語り継がれていくでしょう。」と彼女は語ります。

「家族、愛と喪失、超越、そして物語が私たちを様々な場所へ連れて行ってくれる力についての物語です。だからこそ私たちは劇場に行き、映画や音楽を必要とするのです。それは物語の力なのです。」

2018年の映画『ワイルド・ローズ』(原題:Wild Rose)で気丈な歌手ローズ・リン・ハーラン(Rose-Lynn Harlan)を演じたときや、2022年映画『ロスト・ドーター』(原題:The Lost Daughter)で苦悩する母親レダ(Leda)を演じたときなど、これまでの役柄からも分かるように、ジェシーは役作りに全力投球するタイプで、アグネス・シェイクスピア役の準備も例外ではありませんでした。

「私はただ自分の心を開き、できる限り勇敢に、オープンに、そして人間らしくあろうと努めました…深い愛と喪失の旅へと私を導いてくれるのは、まさにその瞬間の自分の心と魂を信じるしかなかったのです。」と彼女は語ります。

「ハンサムなアイルランド出身のスター、ポールと毎日撮影現場で仕事をするのは、それほど大変ではありませんでした。」と彼女は笑います。

「だって、彼を見たことありますか? 毎日仕事に行って彼に会うのは全然苦じゃありませんでした。」と彼女はほほ笑みながら言います。

「いえ、彼と一緒に仕事ができたのは本当に夢のようでした。私たち2人がアイルランド人だからというだけじゃなくてね。もちろん、それもすごく嬉しかったけど。実は数年前に『ロスト・ドーター』で共演したことがありますが、一緒にシーンを演じたことは一度もありませんでした。」

「私たちは以前から知り合いでしたが、今回初めてじっくりとお互いを知る機会を得ました。最初から相性は抜群でした。本当に信頼しあっています。彼は大スターで、才能に溢れているだけでなく、素晴らしい人間性を持った人です。」

これほどまでに没頭する役柄から離れるのは容易ではなかったでしょう。ジェシーはこう語っています。

「どの役も自分の一部になるので、常に難しいものです。特にこの役は、いつまでも私の一部であり続けるでしょう。完全に手放すことはできないでしょうが、私は役柄を家に持ち帰ったり、1日の終わりに役から気持ちを切り替えるのに苦労したりするタイプではありません。」

彼女の最新作はこれまでの作品とは全く異なり、マギー・ジレンホール(Maggie Gyllenhaal)監督による大胆で斬新なブラックコメディ『ザ・ブライド!』(原題:The Bride!)(現地時間4月3日日本公開)でフランケンシュタインの花嫁を演じています。この作品には『ロッキー・ホラー・ショー』(The Rocky Horror Picture Show)を彷彿とさせる要素も含まれています。ジェシーはこの役柄の転換をどのように感じたのでしょうか?

「ハムネットとは全く違いましたね。」とジェシーはにやりと笑いながら言いました。「まるで、土の中に手を入れていたかと思ったら、突然、目盛りを『20』まで上げた電流に直結されたような感じでした!」

とはいえ、彼女は自分が演じるすべてのキャラクターに何らかのつながりを見出しており、それらすべてが彼女の成長に役立ってきたと感じています。

「彼女たちは皆、おそらく自分たちに許されている以上の人生を送りたいと願う女性たちです。」と彼女は説明します。

「彼女たちの影の部分は、女性として私にとって役に立たないものを手放す手助けをしてくれます。彼女たちは私の灯台であり、私の学びの源です。彼女たちの断片が今の私を形作っており、私は決して彼女たちを手放しません。」

最後に、世界を股にかける活躍の場を手に入れたアイルランドの新星、彼女の次なる挑戦とは一体何でしょうか?

「ミュージカルに出演してみたいんです。」と、ウエストエンド(The West End)で再演されたミュージカル『キャバレー』(Cabaret)でサリー・ボウルズ(Sally Bowles)役を演じ、2022年のローレンス・オリヴィエ賞(Laurence Olivier Award)ミュージカル主演女優賞を受賞したジェシーは明かしました。

「ええ、リメイクではなく、オリジナルのミュージカル映画ですね。現代的なミュージカルに出演してみたいです。」

ジェシーが次に何をするにしても、それは絶対に見逃せないものになることでしょう。

Words © Sally James and Shelley Spadoni / OK! Magazine
Photos © Phil Lewis / WENN

END.

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