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写真:現地時間2023年11月30日、ロイヤル・バラエティー・パフォーマンス鑑賞のためにイギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールに到着したウィリアム皇太子(写真左)とキャサリン妃(写真右)。

物議を醸した本の発売後、ウィリアム皇太子とキャサリン妃は強さを見せ、威厳ある団結を示しています。

危機の際に王室が最も得意とすることを行い、冷静さを保って物事を進めているウィリアム皇太子夫妻。

ウィリアム皇太子(William, the Prince of Wales)とウェールズ公妃キャサリン(Catherine, Princess of Wales)は、物議を醸している新しい王室伝記における有害な疑惑に動揺しているにもかかわらず、現地時間11月30日のロイヤル・バラエティー・パフォーマンス(Royal Variety Performance)で一致団結しました。

ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(The Royal Albert Hall)で行われたスター勢揃いのイベントで、スウェーデンのヴィクトリア皇太子(Crown Princess Victoria)とダニエル王子(Prince Daniel)夫妻も加わって、満面の笑顔で他のゲストに挨拶しました。

しかし、彼らの威厳ある姿は、作家オミッド・スコビー(Omid Scobie)の衝撃的な新書『原題:Endgame』の出版に続き、王室にとって特にキャサリン妃にとっては、まさに激動の1週間のさなかに登場しました。

ウィリアム皇太子とチャールズ国王(チャールズ3世:Charles III)の間の緊張が高まっているという主張と同様に、「誤り」の疑いにより、後に発売が中止された『原題:Endgame』のオランダ版では、サセックス公爵ヘンリー王子(Prince Henry, Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン(Meghan, Duchess of Sussex)の息子アーチー・ハリソン・オブ・サセックス王子(Prince Archie Harrison of Sussex)に関する人種スキャンダル疑惑に関与した王室幹部2人の名前を明らかにしました。

そして、イギリスの主流メディアは当初、問題の王室の名前を挙げることを控えていましたが、トークTVの司会者ピアーズ・モーガン(Piers Morgan)は、スコビーによれば、誕生前にアーチー王子の肌の色を推測していたのはチャールズ国王とキャサリン妃だったとセンセーショナルに暴露しました。

元BBCロイヤル特派員のジェニー・ボンド(Jennie Bond)によると、キャサリン妃とウィリアム皇太子の「いつも通り」のアプローチがスキャンダルに対処する最良の方法だといいます。

「彼らは、そのような悪質な申し立てに関する公の場での争いに巻き込まれることを拒否して、仕事を続けています。」と彼女はOK!に語りました。「車から降りるときに大騒ぎや質問が投げかけられたにもかかわらず、キャサリン妃は頭を高く上げ、威厳と決意を持っていて、素晴らしいと思いました。ウィリアム皇太子はいつもより少し保護しているようで、彼女の手を握って家の中へ導いてくれました。」

サフィヤ(Safiyaa)のティール色のドレスで優雅さを漂わせた41歳キャサリン妃は、ブラッドリー・ウォルシュ(Bradley Walsh)が司会を務め、ポップアイコンのシェール(Cher)やボーイバンドのマクフライ(McFly)、アメリカのTVドラマシリーズ『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』(原題:Ted Lasso)のスター、ハンナ・ワディンガム(Hannah Waddingham)たちのパフォーマンスも含まれた第95回ロイヤル・バラエティー・パフォーマンス(The 95th Royal Variety Performance)を夫のウィリアム皇太子とともに楽しみながら、リラックスした様子でした。

しかし、最大の拍手はキャサリン妃とウィリアム皇太子(41歳)に取られ、熱狂的な群衆からスタンディングオベーションを受けました。ボディランゲージの専門家ジュディ・ジェームス(Judi James)によると、夫婦はうまくやっていたといいます。

「スコビーの本からの主張や中傷を受けてレッドカーペットに登場した2人の姿は、本物の王室権力を持つカップルがどうあるべきかについての意図的なマスタークラスのように見えました。キャサリン妃とウィリアム皇太子のアイコンタクトは親密なもので、2人とも理解しているようでした。夫婦の相互の愛情、絆、サポートという点では珍しい公開でしたが、現在の主張を踏まえると非常に示唆に富むものでした。」と彼女は語りました。

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スコビーの申し立てを踏まえ、バッキンガム宮殿が法的措置を検討しているとの憶測にもかかわらず、王室専門家のジェニーは、キャサリン妃とウィリアム皇太子がこの問題について沈黙を守るという決断が最善の策だと主張しています。「キャサリン妃とウィリアム皇太子、そしてチャールズ国王とカミラ王妃(Queen Camilla)夫妻が展開した戦術は非常に効果的で、威厳に満ちていたと思います。」と彼女は語りました。

「(2021年のメーガン妃とハリー王子のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)とのインタビュー後)ウィリアム皇太子が記者に一言『私たちは人種差別主義の家族ではまったくない』とコメントしたことを除いて、彼らに向けられたあらゆる攻撃や非難は沈黙で迎えられ、そして彼らの仕事を続けるという鋭い決意が示されました。」

『原題:Endgame』の主張を踏まえ、ウィリアム皇太子は弟のヘンリー王子にはもう飽き飽きしており、将来は彼やメーガン妃の関与のない君主制を見据えていると、王室関係者はOK!に語りました。

「この本に含まれている情報がサセックス夫妻に近い非常に優れた情報源から得られたものであることは明らかです。少なくとも表面的には、この本の発売前に関係を修復できたかもしれないというわずかな希望の光がありました。しかし、私の意見では、それはもはや事実ではなく、兄弟にとってもう後戻りすることは確実にありません。ウィリアム皇太子は、最新の本を巡るメディアの誇大宣伝がひとたび収まれば、それ以上言うことはなく、サセックス夫妻抜きでいつも通りの仕事になるだろう、という印象を強く抱いています。彼はすでに今後の計画を立てるのに忙しいので、王室のサセックス家の将来は考えていません。」と関係者は述べています。

チャールズ国王も、懸命に仕事に取り組み、12月12日まで開催されるCOP28サミットに出席するためドバイに到着しました。ナイジェリアのボラ・アーメド・ティヌブ(Bola Ahmed Adekunle)大統領から気分はどうかと問われたチャールズ国王は、王室の人種差別騒動を一蹴したようで、「大丈夫…まあまあ」と答えた後、「最近、老齢の誕生日を迎えたばかりで、そのショックから、ようやく立ち直っているところです。」と付け加えました。

75歳の国王は観衆に向かって、「2050年には、私たちの孫たちは私たちが何を言ったか尋ねることはなく、私たちがやったこと、しなかったことの結果を背負って生きることになるでしょう。」と述べ、気候危機への緊急行動を呼びかけました。

ウィリアム皇太子やキャサリン妃と同じように、チャールズ国王も危機の際に王室が最も得意とすることを行い、冷静さを保って物事を進めているようです。

Words © Rebecca Russell and Nathan Kay / OK! Magazine
Photos © Mirrorpix

END.

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