アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)は、アメリカ公開2001年の映画『プリティ・プリンセス』(原題:The Princess Diaries)でスクリーンでブレイクして以来、長い道のりを歩んできました。
現在41歳の彼女は、『プラダを着た悪魔』(原題:The Devil Wears Prada)、『レイチェルの結婚』(原題:Rachel Getting Married)、『ダークナイト ライジング』(原題:The Dark Knight Rises)、『ラブ & ドラッグ』(原題:Love and Other Drugs)、『インターステラー』(原題:Interstellar)などで俳優として多才な才能を発揮しています。クラシックの訓練を受けたソプラノ歌手でもあるハサウェイは、 2012年にアカデミー賞助演女優賞を受賞した映画『レ・ミゼラブル』(原題:Les Misérables)でも音楽的才能を披露する機会を得ました。
現在、彼女は、最近の記憶に残る最高のインディーズ映画の1つである『原題:Mothers’ Instinct』で、かつての『インターステラー』の共演者で親友のジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)と共演し、60年代を舞台に、最終的には敵同士となる2人の友人と隣人を描いた緊迫した心理スリラー作品に出演しています。
セリーヌ(Celine:ハサウェイ演じる)とアリス(Alice:チャステイン演じる)は同い年の2人の息子の母親でもあり、郊外で一見平穏な生活を楽しんでいます。しかし、セリーヌの息子が悲劇的な事故で亡くなった後、彼女たちの友情はすぐに崩壊します。これは、被害妄想、怒り、罪悪感に満ちた2人の女性間の激しい対立を引き起こし、最終的には人間性の暗い側面を明らかにします。
「これは私がこれまで演じた中で最も難しい役でした。」とハサウェイは認めました。「それは私にとって最悪の恐怖に襲われ、女優としてそこに行けるかどうかわからず、危うく映画を降りそうになりました。」
「このような状況で痛みを感じながらも、相手の痛みを意識するのは本当に難しいことです…しかし、この物語の本当の悪の1つは、完璧という概念全体と、女性たちがどのように出会うことを期待されているかです。それは自分自身のニーズや願望、あるいは本当の自分とはほとんど関係のない外部の期待です。」
現地時間3月27日に英国の映画館で公開された『原題:Mothers’ Instinct』は、バーバラ・アベル(Barbara Abel)の小説『Derrière la Haine』を原作とした、2017 にベルギーで高い評価を得た作品『母親たち』(原題:Duelles)の英語版リメイクです。この映画はフランスの映画監督ブノワ・ドゥローム(Benoit Delhomme)が監督し、チャステインが彼女の製作会社フリークル・フィルム(Freckle Films)を通じてプロデュースしました。
ドゥロームにとって、このトラウマ的な物語を掘り下げることは、ハサウェイとチャステインが暗い心理的領域を乗り越えるのを助けることを意味しました。
「ジェシカとアニー(ハサウェイ)はどちらも母親であり、俳優たちの感情を掘り下げなければならない、より脆弱な立場に置く責任者であることが、私にとって難しいこともありました。」とドゥロームは語りました。
ハサウェイは最近AppleTV+のミニシリーズ『wecrashed ～スタートアップ狂騒曲～』(原題:WeCrashed)でレベッカ・ニューマン(Rebekah Neumann)を演じましたが、今年後半にはプライム・ビデオ(Prime Video)でレベッカ・ミラー(Rebecca Miller)監督の『ブルックリンでオペラを』(原題:She Came to Me)とマイケル・ショーウォルター(Michael Showalter)監督の『原題:The Idea of You』にも出演しています。
ハサウェイはジュエリーデザイナーのアダム・シュルマン(Adam Shulman)と結婚しています。夫婦は2人の息子、ジョナサン・ローズバンクス(Jonathan Rosebanks)(8歳)とジャック(Jack)(4歳)とともにニューヨーク市に住んでいます。
━━友人のジェシカ・チャステインと共演し、あなたたちと同じように母親でありながら、この激化する戦いに巻き込まれていく2人の女性を演じるのはどうでしたか?
ジェシカと私は、このような現実の関係を持ち、その点では幸運ではないこの2人のキャラクターを考察できるという点で本当に幸運です。
━━お2人はどのようにして知り合い、友達になったのですか?
ジェシカと私が初めて友達になったのは、映画とは対照的に、(2人が共演した)『インターステラー』のプレスツアーに参加していたときでした。なぜなら、私たちのキャラクターには一緒のシーンがないからです。
私たちは何年にもわたって、ますます一緒に過ごすようになったので、彼女が映画化したいというオリジナルのベルギー映画のコピーを私に送ってくれたとき、私は彼女と一緒に創造的な冒険をして、それがどのようなものになるかを見てみたいと思い、彼女から学ぶことができたら素晴らしいだろうと思いました。そして、ニュージャージー州の6月に、私たちはこの非常に暗い映画を制作し、今はただ楽しむことに戻っています。
Words © Jan Janssen / WENN
Photos © Nicky Nelson / WENN
後編へ続く・・・。
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