OKJ.Sophie-Morgan.2.1

18歳のときの車の事故で脊椎に致命的な損傷を負い、現在は車椅子生活を送るプレゼンターのソフィー・モーガン(Sophie Morgan)。

OK! 独占インタビュー☆ソフィー・モーガン:「確かに私は身体障害者よ。でも、その状況を変えようと努力しなかったら、今の私はここにはいないの!」Vol.2

18歳で交通事故に遭い、体の麻痺で身体障害者になってからの自身の人生について、その心境を打ち明けるプレゼンターのソフィー!

そして、約3ヶ月のリハビリで車椅子の操作の仕方や、脊髄損傷という症状を抱えて過ごす日々の現実的な訓練を受ける中、ある日看護師からカテーテルを使う必要があると告げられたときの痛烈な思いを今でも忘れることができないと語るソフィー! そして、そのとき看護師から伝えられた思いもかけないような言葉についてソフィーは次のように綴っている。

「体の麻痺に対応するために必要な尿管に代わる管で、これからはこれを肌身離さず持っていなければならないの。だから自分でも上手に使えるようにしてね。尿が漏れないように、膀胱ができるだけ長い時間尿を保つことができるような薬を既に投与しているけれど、でも尿を保持できる時間は人それぞれ違うから、これからは水分を摂取する量、飲み物の種類を見分けながら、自分に合った方法を見つけるようにしたほうが良いと思うわ。」

また、退院後に両親の自宅に戻った後、最初に経験したセックスの経験についても、ソフィーは回想録の中で次のような赤裸々なコメントを残している。

「彼の指が私の体の麻痺した部分に触れてきたとき、私は息を潜めながら「何か感じてほしい。」と密かに願った。そして彼が達成したあと「どう、何か感じた?」と聞いてきたの。でも、その瞬間に私はこれからの自分の人生が今までとは全く違ったものになるだろうとハッキリ自覚したの。」

ソフィーの著書の中で紹介される“真摯で正直な”コメントには、意外にもとても新鮮な響きがあるが、中でも次に示される彼女の一説には心を打たれるものがある。

「ほとんどの人たちは、歩けなくなることが最大の困難だと思っているようだけど、実は身体の障害を抱える人たちにはそれ以前にもっと大変なことがたくさんあって、それは例えば「恋愛関係」、「それに伴うパートナーとの性的な関係」、「自分自身や、もっと広く言えば社会との関係」のような、目には見えないような問題で、だからこそ私は自分の本を通して言葉では表現できない核心に触れたニュアンスを話してみたかったの。

ある日、目が覚めたら突然違う体が付いていて、それはまるで自分の人生が“事故前”と“事故後”、さらに“障害を持つ体”と“健康的な体”のように2つのチャプターに分離されるような感じなの。“通常の体”と“障害を持つ体”は全く異なった経験をするようなもので、事故以前と以降の私は別々の経験を重ねる2人の異なった人間のようなものなの。事故当時の私は、まだ若くて子供のようなものだったから“2つの現実”、“個性”、“存在”を目の当たりにして、頭の中が混乱していたことをよく覚えているわ。

インスタグラムを通して“事故が起きる数ヶ月前”の写真をポストしているソフィーだが、「もし過去に戻ることができたら、あの日、車を運転しなければ良かった。」と思って後悔することはあるのでしょうか?」という質問を投げかけてみると、その答えはそんなに簡単なものではないらしく、彼女からは次のような反応が戻ってきた。

「人生の中で起きるトラウマが人をダメにすることもあるし、その逆にトラウマに打ち勝って強くなるケースもあると思うの。過去に戻って、あの事故をなかったものにしたいという思いがあるかどうかは別として、あの事故の経験があったからこそ、今の自分がここにいるという思いがあるのは確かなことなの。要するに、後悔と悲しさを抱えていないのかと聞かれると、不思議なことにその答えは“白黒”で表せるものではないの。もちろん、障害の辛さは並大抵のものではないし、脊髄麻痺の状態で毎日生活するということは、本当に大変なことよ。もちろん、時々理性では抑えることができない苦しみや挫折感に襲われたりすることがないとはいえないけれど、でもあの事故がなかったら今私が手にしている人生はないという、とても逆説的な思いが私の中にあるのは確かよ。」

自分を突き動かす信念は「新しく手にした人生の中で最善を尽くす思いからきている。」と語るソフィー!

そして、その信念を貫く“永遠の冒険家”ソフィーは、事故からまだ1年も経っていない頃カナダへ飛び、家族と一緒にスノーモービルを楽しんでいる。そして同じ年にBBCのシリーズ番組『ビヨンド・バウンダリーズ』(Beyond Boundaries)に出演したソフィーは、10名の身体障害者たちと共に220マイル(約354km)離れたニカラグア横断の旅に挑んでいる。その当時、ソフィーは3輪のライカーのモーターバイクで旅に出ることをこよなく愛し、楽しんでいたという。そんな彼女に「バイクに乗ることに危険を感じないのか?」と聞いてみると、ソフィーからは次のような答えが戻ってきた。

「私にはあの事故以来、恐れるものは何もないの。あの種のバイクで走り回ると、とてつもない解放感を味わうことができるし、その醍醐味を味わうために、ためらうことなくすぐにバイクに乗る選択をしたわけなの。とにかくライカーに出会った途端に一目ぼれで、何としてでも乗ってみたいと思ったの。だから、私の人生を変えたあのライカーは絶対に手放さないわ。」

WORDS © ANNA MATHESON
PHOTOS © LORNA ROACH
STYLIST: KATE BARBOUR, STYLING ASSISTANT: KITTY BOWES, HAIR & MAKE-UP: KATE LOCKWOOD USING CHARLOTTE TILBURY AND LIVING PROOF, VIDEOGRAPHER: LANA BYRNES

Vol.3へ続く・・・。

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