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8月19日(金)日本全国ロードショーの映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』でドクター・エッグマンを演じるジム・キャリー(Jim Carrey)。

ジム・キャリー「両親は僕のことを生まれつき面白い子と言っていたんだ!」(後編)

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』に口ひげ姿が印象深いドクター・エッグマンとして再登場するジム。

幼い頃から引っ越しを繰り返してきたジムの家族は、一時ホームレスのような状況に陥り、フォルクスワーゲンやテントの中で寝泊まりしていたこともあったという。しかし、どんなに苦しい局面も自ら持つ強い意志で乗り切ってきたジムは、16歳で高校を中退し、コメディークラブで演技を続ける道を選んだという。そして、19歳にして初めてテレビのシリーズ番組の配役を手にした彼は、その後さらなる仕事のチャンスを求めて21歳でハリウッドに移っている。

そして、前途多難なスタートを切った彼は、いくつかのコメディー番組に出演を繰り返しながら、連続テレビドラマ『ザ・ダック・ファクトリー・シットコム』(The Duck Factory sitcom)で主役を演じるチャンスを手に入れ、その後『ファインダーズ・キーパーズ』(原題:Finders Keepers)で最初の主演映画に出演している。

演技に磨きを掛け、評判を手にしたジムはその後『ザ・トゥナイト・ショー』(The Tonight Show)への出演を果たし、その向こう見ずな“物まね芸”や“寸劇コメディー”は瞬く間に人気を博し、大きな成功のきっかけを手にすることになる。

その後は、彼をさらにスターダムにのし上げた映画『エース・ベンチュラ』(原題:Ace Ventura)、『エースベンチュラ:ペット探偵』(原題:Pet Detective)、『マスク』(原題:The Musk)、『ジム・キャリーはMr.ダマー』(原題:Dumb and Dumber)、ドクター・スース作『いじわるグリンチのクリスマス』(原題: Dr. Seuss’ How the Grinch Stole Christmas!) などへの主演を手にしたジム!

そして、単なるドタバタ喜劇ではなく、『バットマン フォーエヴァー』(原題:Badman Forever)でバッドマンの敵役を演じたジムはさらなる成功を手にし、ハリウッドで確固とした地位を築くことになる。

さて、こと私生活ではレネー・ゼルウィガー(Renee Zellweger)やジェニー・マッカーシー(Jenny McCarthy)をはじめ、人目を引く著名な女性たちと浮名を流したジムは、1987年から1995年までメリッサ・ウォーマー(Melissa Womer)、さらに1996年から1997年までローレン・ホリー(Lauren Holly)と、2度に渡る結婚と離婚を経験していて、メリッサとの間には現在34歳になる娘のジェーン(Jane)がいる。

周囲の人たちに笑いで幸せを与え、仕事では成功を収めたかに見えるが、私生活ではうつ病に悩まされた経験があることを公の場で明らかにしたジムは、自身の心境について次のように語っている。

「多くの人たちは何かあると自分は“うつ病”かもしれないと心配したりするけれど、僕は“うつ病と悲しみ”には大きな違いがあると思っているんだ。悲しみはそのときどきの状況に応じて突然やってくるもの、でもうつ病は自分が嫌になって自己否定したり、世間がつくった自分の化身に縛られる重圧感から起きてくるもの! どちらにしても、僕にはトゥーマッチだね。」

また「マニフェスト(自己啓発)」(manifesting)や「引き寄せの法則」(The law of attraction)の信奉者として知られるジムは、そのゆえんについて次のように述べている。

「僕は毎日20分間の瞑想で1日を始めることにしていて、この瞑想は僕にとって変化を呼び起こす最初のチャンスのとき!  だから朝の瞑想はその日の全てを変える可能性に満ちた大切な時間なんだ!」

Words © Emma Marsden
Photo © WENN.com

END.

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