ジム・キャリー(Jim Carrey)が映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』(原題:Sonic the Hedgehog 2)(8月19日(金)日本全国ロードショー)で再登場する姿を見るにつけ、彼が根っからのエンターテイナーということは一目瞭然!
皆が大好きな先の尖ったブルーのハリネズミが第2のムーブを呼び、アメリカでは4月8日から公開が始まっている。
2020年公開の映画『ソニック・ザ・ムービー』(原題:Sonic the Hedgehog)に登場して際立つ演技を披露したのが、狂気の悪の権化ともいうべき主人公、ドクター・イーヴォ・“エッグマン”ロボトニック(Dr. Ivo “Eggman”Robotnik)を演じたジム・キャリーで、あの何とも説明し難い特徴あるマスタッシュ(口ひげ)姿を一度見たら、忘れる人はいないはず!
今回のストーリー展開は、ソニック(Sonic)とテイルズ(Tails)はロボトニック(Robotnik)とナックルズ・ザ・エキドゥナ(Knuckles the Echidna)がマスター・エメラルド(Master Emerald)を見つけ出そうとするのを何としても阻止しようとするという内容で、ちなみにソニックの音声吹替はベン・シュワルツ(Ben Schwartz)、テイルズ役はティカ・サンプター(Tika Sumpter)、ナックルズ・ザ・エキドゥナ役はイドリス・エルバ(Idris Elba)が演じている。
自らが演じるロボトニックの役柄についてジム(60歳)は次のようにコメントしている。
「ある意味では、みんなロボトニックになりたいと思っているのではないかな? 彼は、クレイジーで奇妙な人物で、周りからは笑いの対象以外の何ものでもないけれど、でも彼の存在には社会の真実を浮き彫りにする何らかの真実が隠されているような気がしているんだ。そして、ソニックには“自由な精神”と“若さに溢れるエネルギー”があって、“完璧な自由”の象徴そのものだと思うよ。」
この配役を通してジムは“類まれなるコメディアン”としての才能に加え、輝かしいキャリアの中で培った“異なった側面から覗かせるある種独特な才能”を垣間見せている。
カナダ、トロントに4番目の子供として生まれたジムは、ローマンカトリックの家庭で育っている。ちなみに、母方の祖先はフレンチ、アイリッシュ、スコティッシュ、そして父方の祖先はフレンチ・カナディアンだという。
若いころから自分が持つ“周囲の人たちに笑いをもたらす才能に”気づいていたというジムは、8歳で“ものまね芸”の才能を発揮し、さらにわずか10歳でザ・キャロル・バーネット・ショー(TheCarol Burnett Show)の脚本を書き、自身がそのショーに出演する可能性について打診していたという。
いつも子供の考えを尊重し、応援し続けたという両親について、ジムは次のようにコメントしている。
「両親が言うには、僕は生まれながらにちょっと“おかしな子”で、物心ついたときから人を笑わせる才能に長けていたらしいよ。でも、人を笑わせることが上手でちょっと変わっている僕のことを両親は決して“バカ”とは言わず、励ましの意を込めて“面白い子”と呼んでくれたんだ。」
体の中に“コメディーの血”を持つ自身の遺伝子はどうやら父親から受けつているようで、ジムいわく「父は今まで僕が知っている中で、最も面白い人! とにかく文句なく飛びぬけた才能を持つコメディアンなんだ。父はいつも世の中をひっくり返してみたいと考えているような人で、彼が部屋の中に1歩足を踏み入れた途端、周りの人たちを安心させる機智と才能を持ち合わせていたんだ。僕たち親子は固い絆で結ばれたコメディー・チームのようなもので、それは本当に素晴らしいことだと今でも自負しているんだ。」
Words © Emma Marsden
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後編へ続く・・・。