今や疑う余地もないビッグスターの一人としてハリウッド業界に君臨するガル・ガドット(Gal Gadot)!
スクリーンを離れた素顔は、177cm(5 feet 10 inches)のスラっとした長身にウィットとチャーム、さらに自信を携えた魅力あふれる女性だが、そのガルは自身が身にまとう魅力の全てをまるで分身が演じるかのようにスクリーン上でも披露している。
ヒットが期待される『ワンダーウーマン 1984』(原題:Wonder Woman 1984)のリリースを年内間近(12月1現在: 全米公開12月18日)に控える中、常に大ヒットが予想されるガルの作品は、映画業界から当然のごとく大きな期待を寄せられている。今年の夏に公開が予定されていた『ワンダーウーマン 1984』は、コロナ禍の影響で今年12月まで上映が延期されている。
さらに、同じくガル主演の『ナイル殺人事件』(原題:Death on the Nile)も同様の理由からやっと12月の公開が決まり(アメリカ公開: 12月18日。日本2021年劇場公開予定)、どうやらガルはこれから先、年末にかけて超過密なスケジュールをこなさなければならないようだ。
つい最近フォーブスが発表したデータによると、元イスラエル国防軍戦闘トレーナーのガルの年収は約31億円(US$31 million)に上り、これは世界の女優トップ3にランクされるというが、彼女自身は有名になることや、年収トップ3に名を連ねることにそれほどの関心はないらしい!
(ちなみに2020年の年収トップランキング女優は約43億円(US$43million)の収入が予想される、ソフィア・ベルガラ(Sofia Vergara)である!)
今年は、春までロサンゼルスに住む家族と共に暮らし、その後仕事のために6月には故郷のイスラエルに戻るというような生活を余儀なくされているが、台本を読んだり、新しく契約を結んだネットフリックス(Netflix)のアクションコメディー映画『レッド・ノーティス』(原題:Red Notice)への出演準備に明け暮れる中、母親として2人の子供たちと過ごす時間をこよなく愛していると語るガル!
ちなみに、来るべき作品『レッド・ノーティス』は、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)及び、ザ・ロック(The Rock)ことドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)との共演が決まっている。
そして、家族と共に過ごす時間を含め、自身の時間の過ごし方についてガルは次のようなコメントを残している。
「さまざまなことが押し寄せてくる毎日の生活の中で、仕事とのバランスをうまく取りながら、何とか家族と過ごす時間や自分自身のために費やす時間をつくるように努力しているわ。
特に私は、日々目まぐるしく変化する状況の中で生活しているので、その調整がとても難しいの。
でも、今は流れに逆らわず、その時の状況に合わせて最善を尽くしながら生きていくようにしなければならないと思っているわ。」
さらに、代表作『ワンダーウーマン』の他にケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)が監督を務める『ナイル殺人事件』に出演しているガルは『ワンダーウーマン』同様『ナイル殺人事件』もファンの関心を集めてヒット作品になることを期待しつつ、最初の予告編リリースに際し、ツイッターを通じて自身の思いを次のように語っている。
「アガサ・クリスティ(Agatha Christie)が表現するクラシックな世界を、素晴らしい監督の下で、夢のような共演者と一緒に演じることができるなんて、これ以上素晴らしいことはないと思っているわ。」
ちなみに、彼女はこの作品の中で、アーミー・ハマー(Armie Hammer)演じる夫のサイモン(Simon)とエジプトへ新婚旅行に向かう、富と美貌を兼ね備え、奔放な魅力を放つ相続人、リネット・リッジウェイ・ドイル(Linnet Ridgeway Doyle)役を演じている。
ここ最近のコロナ禍の中、ジョン・レノン(John Lennon)作曲による“イマジン(Imagine)”をInstagram上で多くのセレブリティー仲間たちと歌ってモチベーションを上げようと試みたが、ソーシャルメディアで大きなバッシングを受けたガル。そうした非難の中でも彼女のひたむきな人生の情熱は、世界の人々に大きな影響を与える力を持っているのは確かである。
ごく普通に暮らす人々がコロナ禍で家賃を払うことさえできずに苦しんでいる中、ガルと他の裕福なセレブリティー仲間たちは彼らの豪華な邸宅から世界へ向けて励ましのメッセージを送ろうとし、そのようなアイディア自体が“普通に暮らす人たちの気持ちが分かっていない”という印象を与え、反感を買う結果となってしまった。
しかし、ガルと彼女の親友、クリステン・ウィグ(Kristen Wiig)は自分たちが考えた励ましのビデオメッセージのアイディアは真の思いやりからきているもので、決して恥ずべきことではないと感じ、自らの思いを次のように語っている。
「時には良かれと思って真摯な思いで行動したことでも、必ずしも真意が伝わらず、実を結ばないこともあると思うの。
でも今回のことは、ただただ世界中で辛い思いをしている人たちに向けて“愛と希望”送り届けたいという強い思いから起こした行動で、全く他意はなかったつもりよ。
私はいつも積極的に自分の思いを伝えたいと思うようなところがあって、その結果時々トラブルに巻き込まれることがあったりするの。
でも、苦境にあるこの時期だからこそ、素っ気ない言葉を送ることはせずに、私の心の中にある真実の声を届けたいと思っているわ。」
しかし、ガルは彼女に対する世間の風評をそれほど気に掛ける必要はないはず!
なぜなら彼女のそうした真に善良な性格と人々の心に深い影響を与える魂がワンダーウーマンに乗り移り、その結果2017年に制作されたオリジナル作品は世界的なヒットを飛ばし、800億円以上の興行成績を成し遂げたのだから!
Interview © WENN
Photos © Sheri Determan / WENN.com
Vol.2へ続く・・・。