1992年の大ヒット映画『氷の微笑』でキャサリンを演じることは、まさに私に自分に対する“解放”でもあったと語るシャロン・ストーン(Sharon Stone:62歳)の人生観。

OK! インタビュー☆シャロン・ストーン:「あるがままに生きていくことがベストと悟ったわ」(前編)

1992年の大ヒット映画『氷の微笑』でキャサリンを演じることは、まさに私に自分に対する“解放”でもあったと語るシャロン・ストーン(62歳)の人生観。

1992年の大ヒット映画『氷の微笑』でキャサリンを演じることは、まさに私に自分に対する“解放”でもあったと語るシャロン・ストーン(Sharon Stone:62歳)の人生観。

━━幼少期について。

私は小さい頃から1人でランチを食べながら読書をしているような典型的な変わり者で、いつも周りの子供たちからからかわれたり、常に自分のファンタジーの世界に引きこもっているような子供だったの。

━━ヨーロッパでのモデル経験について。
ヨーロッパは大好きだし、とても楽しい時期だったわ。何よりも素敵なドレスを身に着けて、カメラの前でポーズをとるだけで高額な報酬をもらえるなんて、本当に素晴らしい話だと思わない? そして、ニューヨークで仕事をしているときに、キャスティング・エージェントの人から“女優になってみない?”と誘われたのが、女優になったきっかけだったの。でも正直言って、その誘いに耳を傾けるべきだったかどうか、今でも疑問に思ったりすることもあるわ。

━━マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の『カジノ』(原題:Casino)(日本公開:1996年4月20日)について。

私が演じた役柄が、昔の暗くて嫌な記憶をまるで泥を掘り起こすように思い出させたということもあって、『カジノ』の撮影中は、まるで地獄にいるような気分だったわ。撮影の間はずっと自己嫌悪に陥ってしまって! だから、私は今でもあの映画をもう一回見ることができないでいるの。
でも、『カジノ』の経験を通して一つだけ学んだのは「ただ美人というだけで知性に欠ける女性」、「厚かましくて品行の悪い女性」、「人殺し」だけは絶対に演じたくないということ! 暗い性格を持つ役柄は絶対にゴメンだわ!

━━『氷の微笑』(原題: Basic Instinct)(日本公開:1992年6月6日)について。

キャサリン(Catherine)を演じることは、まさに私に自分に対する“解放”でもあったの。彼女は非常に自立していて、男性からの支配を徹底的に受け入れず、生きることに恐れを知らない女性なの。

『氷の微笑』への出演を通して学んだことが、私の人生と仕事に対する考え方に多大なる影響を与えたと言っても決して過言ではないと思っているわ。あの時期をきっかけに、私は“人に振り回される”生き方を受け入れない生き方をするようになって、とても爽快な気分になったことを今でも覚えているのよ。

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━━シングルマザーになることについて。

仕事と母親業を両立して、一人二役をこなすことは難しいと分かっていても、私は全てのシングルマザーに“それは不可能なことではないし、自信を持って挑戦して!”とエールを送りたいと思っているわ。私は子育てを通して“子供たちには生まれ持った性格や洞察力があること”を実践で学んだの。

子供たちと接していると、彼らが持っている純粋な知恵が、私の心の内に響いて、彼らが持っている知恵と自分自身の気付きに圧倒されることがしばしばあるの。子供たちが私に見せてくる、とてもシンプルな率直さが私の物の見方を明確にしてくれて、それは本当に驚きに満ち溢れた毎日よ。

━━年齢を重ねる中で美しさを保つことについて。
私は両親から受け継いだ遺伝子と、ある種の容姿のお陰で、仕事の面でも主役を手に入れることができるという幸運に恵まれていると思っているの。もともと年齢に関してはあまり気にしていないし、周囲の目を気にせず、自分が納得いく方法で自分なりに年を重ねていくのが一番良いのではないかしら?

私は個人的には整形手術に関心はないし、推奨派でもないの。かなり昔に、あるがままに生きていくことがベストと悟ったときから、年齢を重ねることを恐れず、生命の自然流れをあるがままに受け入れる術を手に入れたのだと思っているわ。

━━主張することについて。

私たち女性は、物心ついた頃から「“女性らしさ”の中に自分たちの“尊厳”を隠して、世間が望む典型的な女性のイメージを守りながら男性に従うように」と、教育されてきたのではないかしら? そうした観点から言っても、現在の世の中で私たち女性は常に犠牲者だったのだと思うわ。

だから女性は男性をなまめかしさで操ったりするべきではないと思うし、“誘惑は単なる罠”でしかないということを認識する必要があると思うの。今まではこの業界の中では選択の余地がないと信じて、長い間“女性としてのゲームを演じてきた”けれど、ある時点から、あれこれ余計なことは考えず、はっきりと自分の考えを主張して、力を利用した強要から自分を守る術を心得るようになったと自負しているわ。そしてその鍵は簡単で、ただ単に“恐れない”ことというのが私の結論なの。

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後編へ続く・・・。

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