NY時間9月23日~2月24日までJacob K. Javits Convention Center(ジェイコブ・K.ジャヴィッツ会議センター)で開催しております、世界規模のアパレル見本市、“Coterie New York”に初日の22日に行ってまいりました。
最先端のコンテンポラリーブランド、小売業者、専門家、インフルエンサーを集め、個人および親密なコミュニティーレベルで関係が育まれ、業界が集結して知識を共有し、成長し、進化できる場所とされるCoterie New Yorkは、毎年2月と9月に開催し、今回は2025年春夏(Spring/Summer)(SS25)コレクションを中心に新作を発表しています。(過去の関連ブログ事:2024年2月20日-Coterie New York(前編)(後編))
一般公開されておらず、ファッション専門家と承認された参加者のみを対象としています。条件をクリアした 認証済みの参加者は無料で参加できます。
80年代にプラザホテル(The Plaza Hotel)で25のブランドが親密に集まるイベントとして始まったCoterie New York。今日明日を創り出す業界の才能が集まる見本市と成長し、現在では1,000を超えるブランドを国際的なバイヤー、小売業者、専門家、インフルエンサー、メディア、スタイリストのコミュニティーに紹介しています。ここで関係が構築され、トレンドが生まれ、最も重要な業界の変化が起こります。
定評のあるコレクションから新進気鋭のコレクションまでを揃えたCoterie New Yorkでは、中価格帯からデザイナー価格帯で、主要カテゴリーにわたる先進的なコンテンポラリーファッションとコンテンポラリーな女性向けファッションを融合して見つけることができます。
会場内には、SS25コレクションということで、全体的にカラフルな新作アイテムが揃っています。夏といえば・・・暑いどころではなく連日続く猛暑を思い浮かべますが・・・会場内で目にするリゾートとバケーションウェアのコレクションが印象的です。今シーズンの休暇にインスパイアされたトレンドは、熱帯の目的地にも都会の暑い日にもぴったりとなっています。
ブランドは、夢のようなエスケープをテーマに、遠く離れた目的地への夢を中心に、ブランドは大胆で印象に残る色、革新的なパターン、自然にインスパイアされたモチーフなどを提供しています。業界の専門家に話を聞き、SS25の背後にある業界の推進力、トップトレンド、コレクションのインスピレーション、バイヤーが求めているものなどを明らかにしています。
「人々はリゾートやバケーションウェアにより多く投資していると思います。これは、主要なホリデー シーズンだけでなく、年間を通じて、Net-a-PorterやModa Operandiなどのいくつかの小売業者の戦略を通じて見てきました。人々はニューヨークなどの都会の中心地から離れ、より気候の良いフロリダやテキサスへと南下しています。また、リゾートウェアは、大手高級ブランドのグローバル化とは対照的に、よりユニークな服を見つけることができる場所であるという感覚もあります。人々は何か違うものを求めています。」とアパレル業界誌の編集者はコメントしています。
サステナビリティ(持続可能性)とテクノロジーという、2つの重要なアイデアに焦点を当てているCoterie New Yorkでは、会場内の一部でデジタルファッション、Web3、小売テクノロジーなどについて解説するセミナーを開催していました。
前回の開催と同様に、同じ日程で別のフロアでは、スポーツウェア、アパレル、アクセサリー、履物、ホーム、ギフト、ビューティーなど、あらゆるカテゴリーのヤング層向けで現代的な、トレンド主導のモダンなブランドの包括的なセレクションを中心とした“MAGIC”が同時に開催されています。Coterie New York来場者とMAGIC来場者は、双方でフロアを行き来できます。
後編では今回私が気になった素敵なアイテムをご紹介します~。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。