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2024年3月3日-International Restaurant & Foodservice Show of New York and Coffee Fest

NY時間の3月3日ひな祭り。現在Jacob K. Javits Convention Centerで開催中(3月3日〜5日まで)の食品および飲料製品、機器、サービス、ディストリビューター、テクノロジー、レストラン及びフードサービス関連企業が携わる北東部最大とも言える“食”の見本市、International Restaurant & Foodservice Show of New York(IRFSNY)と、昨年と同様に同フロアで同時期に開催中の1992年にスタートしましたコーヒーをメインとした飲料業界の最前線となる見本市のCoffee Festに初日の3日行ってまいりました。(過去の関連ブログ記事:2023年3月5日-International Restaurant & Foodservice Show of New York and Coffee Fest)

昨年と同じく・・・違うフロアでは、IBS New York & IECSC New Yorkも開催され、そちらにも行ってまいりました。大きな規模のイベントの開催が重なり、会場を行ったり来たりと、歩き回っていました。(関連ブログ記事:2024年3月3日-IBS New York & IECSC New York)

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IRFSNYは、北東部のフードサービス業界へのサービスに焦点を当てた年に1回のイベントで、東海岸の主要な業界イベントで、独立オーナー、クイックサービスのレストラン経営者、シェフ、ケータリング業者、パン屋、バーやナイトクラブの経営者、病院、ホテル、商業フードサービス関係者など、レストランやフードサービス事業者から多くの参加者が集まり、最新の食品トレンドから最高のテクノロジーまで、レストランとその間のあらゆるものに適合し、最適な最新かつ最高の製品を見つけるチャンスとなるイベントです。当日の入場料は$85。

来場者の約70%が購入権限を持ち、来場者の約85%がリピートして何度も訪れるイベントです。IRFSNYブースの出展社数は昨年に続き約170です。

チーズ、ピッツァ、ジェラート、パンなど食品および飲料製品のブースの多くでは、見本を配布したり、試食や試飲が出来ます。

食品や飲料品を扱う企業のブースはもちろん、食器や、調理器具や、デジタルツールなどの最新の機器など、食のエコビジネスを紹介するブースなども多く出展しています。オーブン窯やプレートなどの調理器具で作られた温かいピッツァやホットサンドなどの試食は美味しかったです。

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ニューヨーク州で栽培、生産、加工された食品と飲料の品質、多様性、経済的影響に焦点を当て、イベント、小売店、パートナーシップを通じて生産者に新たな機会を創出することを目指すTaste NYブースでは、ソーダや、シロップや、クッキーなど、ニューヨーク州の公式の地元のグルメ、地元の飲み物やなどが試飲食でき、賑わっています。

IRFSNYの会場内に大きさが異なるセミナー会場があり、時間帯に区切ってトピックに合わせたセミナーを開催し、メニュー開発、マーケティングとソーシャルメディア、従業員と人員配置、優れた運用性と効率性、技術の進歩、金融・リース・開発など多岐に渡るジャンルの教育コンテンツを提供しています。

今年のプログラムは、より多くの参加者が参加できるように、重複が少なく慎重にスケジュールされ、より多くの学習機会が得られ、時間と集中力を奪い合う競争が少なくなっています。

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IRFSNYと同じフロアで開催のCoffee Festは、東海岸の独立したスペシャルティ コーヒービジネスのためのリソースで、IRFSNYと同じフロアで開催し、お互いのフロアを行き来できることで、サプライヤー、教育者、専門家、北東部のスペシャルティコーヒーとレストランコミュニティーと直接会うことができ、新製品の発売、新しいビジネスの獲得、市場シェアの拡大、リーチの拡大が期待でき、安全で協力的な環境でビジネスを前進させ、何か新しいことを学ぶことが出来ます。

昨年に続き約100のブースが並んでいます。コーヒーや飲料関係の業界に関わる人たちが多く集まり、新しい製品やサービスを発見するために参加するバイヤーの割合は、84.1%と高く、その内、製品購入の最終決定者であるバイヤーの割合は、39.7%となっています。ネットワークに参加し、専門的なつながりを増やしたと来場者の88.3%が答えリピーターも多いイベントです。

ビジネスの推進に役立つセミナーや、実践的なバリスタ トレーニングワークショップなども充実しています。

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コーヒー豆や、コーヒーマシーンの他に、フレーバーシロップや、抹茶、オートミルクなど飲料品にまつわる商品を扱うブースが並んでいます。ラテが大好きな私・・・フレーバーシロップを入れたラテなどの試飲を沢山させていただきました。どれも美味しい。

会場内では、Matcha、Mochi、Yuzuなど、聞き慣れた日本の食品名称を掲げた商品名が多く、日本飲食の人気の高さが伺えます。日本から輸入した茶葉を使ったりと、かなり本格的な商品が多いです。抹茶にラベンダーを配合したお茶などユニークなものがありました。

玄米を使った健康志向のチップスや、調理器具、グローブなど日本から出展している企業も数社ありました。嬉しいですね。日本から輸入したお米をアメリカで精米して販売する日系企業もあり、主に和食レストランやお寿司屋で使われているとのお話もお伺いしました。

日本だけでなく、様々な国からブースを出展し、アメリカ市場への活路を見出しているのですが、どの企業もアメリカの食市場は本当に大きいとお話していたのが印象的です。個人的にも日本で頂ける飲食品がアメリカで買いやすくなることは大歓迎なので、日本の美味しい飲食品をもっと多くの方に知って頂ければと思います。本当に奥が深く大きなアメリカの食市場です。

  • 12月1日生まれの射手座
    東京都浅草出身
    ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
    アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。

    2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
    そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。

    NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。

    チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。

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