雪が舞う日が続くここ最近のNY・・・。今朝も雪が積もっていました・・・。
今年の3月3日のお雛祭りに向けて、今年も妹が日本からプレゼントしてくれたちりめん細工で出来た雛人形を娘と一緒に飾りました。
今年は成長しお雛様を理解している娘・・・。“うれしいひなまつり”を歌いながら、菱餅を見ては「ピンクのお餅食べたね~」なんて話しながらお雛様を一緒に飾りました。成長を感じます。
NY時間のお雛祭りの3月3日。2019年3月3日〜5日までお馴染みのJacob K. Javits Convention Centerで開催された、International Restaurant & Foodservice Show of New Yorkに行ってまいりました。
International Restaurant & Foodservice Show of New Yorkとは、約550社を超える製品や食品メーカーが出展する、レストラン及びフードサービス関連企業が携わる北東部最大とも言える“食”の見本市です。入場する為の当日の登録料は$75.00。
今回の開催には、 パートナー開催としてオーガニック、ビーガン、グルテンフリー、アレルギー対応、ホルモンフリーなど健康面をケアした食の見本市“Healthy Food Expo New York”と、1992年にスタートしたコーヒーをはじめ飲料に特化した飲料業界の最前線となる見本市の“Coffee Fest”と一緒に開催しています。
今回は、International Restaurant & Foodservice Show of New Yorkと一緒に開催している、“Coffee Fest”の様子をお届けいたします。
日本でもリッチな味わいの高級コーヒーから日常で気軽にいただけるリーズナブルなコーヒーと価格帯も幅広く市場が活性化しているコーヒー市場。
Coffee Festの会場も多くの人で賑わい、ここNYでもコーヒーをはじめ毎日気軽にいただける飲料の市場の勢いを感じます。このCoffee Festには、コーヒー会社のオーナーをはじめ、コーヒーを淹れる職業のバリスタ、コーヒー焙煎業者、コーヒーチェーンや独立したカフェと飲料ビジネスに携わる関係者が来場し、来場者の約53.10%がこのCoffee Festへの来場だけで満足し他の見本市へ行く必要を感じないとの評判です。
ブースの至るところで、拘りの豆を最新のコーヒー豆を粉砕するグラインダーやドリップマシンを使い淹れたてのコーヒーを試飲することができます。コーヒー大好きな私。何杯も美味しいコーヒーをいただきました。
International Restaurant & Foodservice Show of New Yorkでは、教育セッションやプレゼンテーション、お料理のデモンストレーションなど約40以上の会場内で開催される企画イベントに力を入れていますが、このCoffee Festでも同様に新しくお店をオープンする来場者の方向けにーヒー事業立ち上げセミナーやどのように美味しいコーヒーを淹れるかをスタッフに方にトレーニングするかを解説するセミナー等、会場内で行われるイベントに力を入れています。
セミナーとは別に会場内ではCoffee Festでも目玉となるイベント、64人のライバルが 3人の審査員から、コーヒーの注ぎ方からラテアートの完成まで得点を競う“Latte Art World Championship Open”も開催し賑わいを見せていました。
コーヒーだけでなく、茶葉に拘った紅茶や、チャイやチョコレート飲料などのブースも多く出展し会場を盛り上げます。中には日本でもお馴染みの緑茶のブランドのブースもありました。
今回このCoffee Festで見つけた、日本未入荷ではありますが“美味しい!”と舌鼓を打ったコーヒー以外の飲料と素晴らしい活動をご紹介いたします。ご参考までに・・・。
飲料業界のコンサルティングを手掛けるGourmet Sourceのブースで試飲させていただいたHOLLANDER CHOCOLATEのフローズンチョコレートフラッペ・・・濃厚ですが甘すぎず後味はさっぱり・・・美味しい! 日本の猛暑にぴったりと思いながらいただきました。オランダの達人の創造的な精神と革新の伝統により作り上げられたクラシックなココアをモダンなカフェとバリスタの為にアレンジし、アメリカで作られたHollander Chocolateは高級カフェソースとパウダーのプレミアムコレクションです。最高級のオランダのココアを使った味わいは“さすが”の一言です。
今回、Coffee Festのブースを見て回り、甘く煮出したミルクティー“チャイ”のブースの多さに驚きました。確かに冷やしても温かくしても美味しいですよね。茶葉の香りの豊かさや上品な甘みが美味しかった、SANCTUARY TEAのチャイ。
その上品な甘みの秘密は・・・100%純粋な蜂蜜でした。やはり違います。
アメリカで唯一となる100%純粋な蜂蜜を使い甘みのあるチャイを製造。蜂蜜の他にカルダモン、生姜等をブレンドし健康志向の方にも満足していただける高品質のチャイです。スパイスの効いたチャイなど3種類のフレーバーのチャイが揃います。Honey Chai (Traditional) – Glass Gift Bottle 32 fl. oz.のアメリカでの販売価格は$20.00(送料・税別)。
そして最後に・・・。会場内の一角では、世界中のコーヒー生産地域で女性とその家族の生活を向上させるプログラムやプロジェクトへの助成金を提供しているCafé Femenino Foundationによる、チャリティーサイレントオークションが開催されていました。出展ブースからコーヒーをはじめ商品を提供していただき、来場者が名前を伏せてID番号のみで希望価格を記入し。売り上げはCafé Femenino Foundationを通じて寄付するというチャリティーサイレントオークションです。
現在、多くのコーヒー生産地域では、男女不平等、貧困および虐待が横行し続けています。ほとんどの女性のコーヒー生産者は農場で働いていますがコーヒーの販売についてや収入の使い道などの権利や意見を述べる機会がほとんどありません。女性のコーヒー農家の社会的、政治的、職業的への環境の改善に役立てるようCafé Femenino Foundationでは女性の取り組みを支援し、地域社会での地位を向上させるのに役立つ助成金を提供しています。
賑わうCoffee Festの会場を見て回り、設備投資の面でも、利益的面でも金銭的なリスクが比較的少ないカフェや飲料業界の市場の勢いを感じました。
原材料、淹れ方・・・全てに拘り完成した飲料・・・確かに納得の美味しさでした。また“食”に関してもその奥の深さを感じます。同時に市場を活性化させるだけでなく・・・飲食を楽しみだけでなく・・・生産者への環境を改善すべくチャリティー活動のサポートし、飲料ビジネスに携わる多くの人たちへと視野を広げることができるイベントの運営についても素晴らしいなと思いました。
美味しいコーヒーやチャイを味わった後、帰宅し主人と娘と一緒に飾ったお雛様を眺めてお雛祭り気分を味わいました。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。