ここ最近のNYは日中の最高気温は16度くらいですが、朝や夜は寒く、NYの寒く長い冬が近づいています。
NY時間の10月15日、お馴染みのJacob K. Javits Centerよりもハドソン川(Hudson River)に近い場所にあります、Pier 76 Hudson River Park(ピア 76 ハドソン・リバー・パーク)で開催されました、NEW YORK CITY WINE & FOOD FESTIVAL(NYCWFF)のGrand Tastingに行ってまいりました。2018年以来なので久しぶりのNYCWFF。開催場所も当時のPier 94から更に広い会場Pier 76となり勢いに乗るNYCの飲食のお祭りです。(過去の関連ブログ記事:2018年10月14日-NEW YORK CITY WINE & FOOD FESTIVAL)
このNYCWFFのイベント、今年の開催は、10月12日〜15日までの4日間で、その間Pier 76をはじめ、観光地としても人気のChelsea Market(チェルシー・マーケット)、UNION WEST EVENTS、The Standard High LineなどNYC内あちこちで大小合わせて約80のイベントが開催されます。約500人のシェフと、約200のスポンサーと、ニューヨーカーはじめ約5万人がイベントに集まる飲食の大きなイベントです。
アメリカの人気酒造メーカーをはじめ、いろいろな国のワイン、ウイスキー、ビールなどのアルコールのテイスティング、NYC内で営業するレストランのサラダやピザやお肉などの試食会、世界で最も有名なワインや蒸留酒の生産者、シェフ、料理タレント、アメリカで最も愛されているテレビのシェフらのセミナーなど・・・消費者がチケットを購入し、NYC内で飲食や試飲を楽しむ食のイベントを開催しています。
私は参加したイベントは最終日Pier 76で開催された、Grand Tasting featuring Culinary Demonstrations(料理の実演を伴うグランドテイスティング)で一般的な入場料は$205でお酒の試飲ができる為、21歳以下の方は入場できません。
入場料の一部は、困窮しているニューヨーカーを支援します。現在までにNYCWFFは1,480万ドル(約22億円)以上を慈善活動のために集めています。2022年には320万食以上の医療に合わせた食事を約10,000人に宅配しました。単純に飲食を楽しむ以外にも、コミュニティーをサポートするという目的に納得して来場者のみなさんは入場料を支払っています。
入場する前に受付でワインのテイスティング用のワイングラスと、チョコレートなどスポンサーからのサンプルフードが入ったギフトバッグを受け取り入場します。
私も入場すると・・・多くの人がすでに様々な国のワイン、ウイスキー、カクテルなどのアルコールに加えて、一口で食べられる試食を楽しみ賑わっています。人気の試食や試飲には列が出来ていますが、並べばそんなに待たずにいただけます。しかも、リミットはないので、何度も楽しめます。
会場内には、ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)と息子のジェシー・ボンジョヴィ(Jesse Bongiovi)が手掛ける、フランス生まれでハンプトンズ(The Hamptons)育ちのロゼ、Hampton Waterのブースもあります。
日本が誇る日本ブランドの酒造メーカーのブースも4つくらい出展しています。会場で出会えて嬉しい! 日本のウイスキー、酒、焼酎を楽しめます。販売しているアルコールの中にはアメリカ向け市場を意識してパッケージや味を変えているものもあります。味はもちろん、日本スタイルの飲み方などで試飲を楽しんでいます。改めて、日本のアルコールの人気を実感します。
フランスやペルーやバハマなど、国のパビリオンのブースではご当地のアルコールやお料理を提供しています。フランスのパビリオンでは、ワインとチーズとエスカルゴを頂きました。
NYC内のレストランのブースを多く、そのレストランのご自慢のお料理をいただけます。小皿料理ですが見た目も綺麗で美味しいものばかりです。レストランのブースではシーフードサラダや、パスタ、チキンカレー、切り分けたハラミステーキなどを頂きました。ロブスターロールやステーキなど、人気メニューを楽しめる試食では、常に長蛇の列ですぐに品切れとなっていました。
会場内に設置されたステージでは、セレブリティーシェフによる、家族全員が楽しめるレシピや、オシャレなおつまみやディナーの作り方を伝授するレクチャークラスなどが開催され歓声などが聞こえてきました。
Pier 76は屋根がない屋外なので、私が訪れた日曜日はお天気に恵まれ、ブースを歩くのも快適でした。土曜日は雨が降る日となりましたが、ブースに様子をお伺いすると、逆に他の場所へお出掛けを控えた方も多かったようで、悪くなかったとのことでした。
NYCでの外食は、ちょっとした軽食でもお値段がするので、好きなだけ美味しい飲食が楽しめ、コミュニティーをサポートでき、サンプルバッグまでいただけるとなると、$205はお得です。リピーターが多いNYCWFFに納得です。
来場者のみなさん、本当にアルコールにお強い! 小皿料理のレベルも高く、マナー良く、美味しく楽しく笑顔溢れる会場でした。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。