これまで『シャーロック・ホームズ』(原題:Sherlock Holmes)でジョン・ワトスン医師(John H. Watson)、『ファンタスティック・ビースト』(原題:Fantastic Beasts)でダンブルドア(Dumbledore)、MCU(Marvel Cinematic Universe(マーベル・シネマティック・ユニバース))の『キャプテン・マーベル』(原題:Captain Marvel)でヨン・ロッグ(Yon-Rogg)を演じてきたジュード・ロウ(Jude Law)は、今度は『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』(原題:Star Wars:Skeleton Crew)でジェダイの海賊として新たな映画シリーズに出演しています。同シリーズは全8話構成で、最初の2話が現地時間の12月3日にイギリスのDisney+(日本でも同日)で配信されました。
この成長物語では、ロウが演じるフォースの使い手ジョド・ナ・ナウッド(Jod Na Nawood)が、宇宙で迷子になった後、最小限の乗組員であるファーン(Fern:ライアン・キーラ・アームストロング(Ryan Kiera Armstrong)が演じている)、KB(キリアナ・クラッター(Kyriana Kratter)が演じている)、ウィム(Wim:ラヴィ・キャボット=コニャーズ(Ravi Cabot-Conyers)が演じる)、ニール(Neel:ロバート・ティモシー・スミス(Robert Timothy Smith)が演じる)の4人の子供たちが銀河を横断して故郷の惑星に無事帰還するのを手助けします。
生涯にわたる『スター・ウォーズ』の熱狂的ファンであるロウは、ジョージ・ルーカス(George Lucas)の絶大な人気を誇るSF物語の最新作で、若い宇宙探検家の指導者を演じる機会を得て興奮しました。
「この作品は、ほとんどの人が初めてこの世界を見たときに感じる無邪気さと畏怖の念をうまく利用しています。」と、ロサンゼルスからZOOMチャットでロウは語りました。
「彼らを80年代の観客を喜ばせた子供たちの集団にするのは、本当にシンプルで素晴らしく、新鮮なアプローチだと思いました。彼らの中に自分自身や自分の子供を見ることができます。この世界を一新する本当にシンプルで効果的な方法だと思いました。」
昨年12月29日に52歳になったロウは、多彩で充実したキャリアを積み、映画『リプリー』(原題:The Talented Mr. Ripley)(2000年)のディッキー・グリーンリーフ(Dickie Greenleaf)役で助演男優賞、映画『コールド マウンテン』(原題:Cold Mountain)(2004年)の主演男優賞でアカデミー賞に2度ノミネートされています。
映画やテレビの仕事以外にも、ロウは舞台俳優としても優れた実力を発揮し、『Indiscretions』と『ハムレット』(Hamlet)で2度トニー賞にノミネートされ、『ハムレット』、『ヘンリー五世』(Henry V)、『アンナ・クリスティ』(Anna Christie)で3度ローレンス・オリヴィエ(Laurence Olivier)賞を受賞しています。
ジュード・ロウは、2015年に初めて診察を受けたときに出会った39歳の心理学者フィリッパ・コーアン(Phiillipa Coan)と結婚しています。以前は女優のサディ・フロスト(Sadie Frost)と結婚しており、23歳のときに第1子をもうけました。その後、リメイク版『アルフィー』(原題:Alfie)で共演した女優シエナ・ミラー(Sienna Miller)と大々的に報道された交際関係もありました。
ロウは、フロストとの結婚で生まれた3人(ラファティ(Rafferty)(28歳)、アイリス(Iris)(23歳)、ルディ(Rudy)(22歳))、サマンサ・バーク(Samantha Burke)との間に15歳の娘ソフィア(Sophia)、元恋人キャサリン・ハーディング(Catherine Harding)との間に9歳の娘エイダ・ロウ(Ada Law)、そしてコーアン(Coan)との間に名前非公開の2人の子供の父親を含む7人の子供の父親です。
━━スター・ウォーズの世界の一部になることに特別な興奮はありますか?
私は、70年代後半から80年代にかけて、親に映画館に連れて行かれて映画に夢中になった何百万人もの子供たちと同じように、子供のころから『スター・ウォーズ』を見て育ちました。私はジョージ・ルーカスが作り出した壮大な冒険にいつも魅了され、よくルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)になりきって空想の戦いに挑んでいました。
それで、脚本を読み始めたとき、このシリーズは『スター・ウォーズ』の伝説の基準を満たしていると思いましたし、自分のキャラクターとコンセプト全体が気に入りました。この世界の一部になれたことは素晴らしい経験でした。
Words © Jan Janssen / WENN
Photos © Laura Rose / WENN
後編へ続く・・・。