NY時間の3月31日の日曜は復活祭(Easter)ということで、金曜29日、月曜4月1日は学校がお休みとなり、子供達は4連休となります。各地で子供向けにエッグ・ハント(Egg Hunt)のイベントが行われています。
復活祭の週末を含め、NY時間の3月29日〜4月7日までの期間、Jacob K. Javits Convention CenterでNew York International Auto Showが開催されます。開催に先立って3月27日、28日はメディアや業界関係者のみが入場できるPress Previewとなり、27日に行ってまいりました。(過去の関連ブログ記事:2023年4月6日-NY International Auto Show(前編)(後編))
27日のPress Previewは平日ですが8am~4pmまでの開催ということで、主人が子供達を学校に送ることが出来たので当番を代わってもらい、朝一番の8amに会場入りをして、子供達のお迎えに間に合う時間まで会場にいることが出来ました。
約125年の開催の歴史を誇る、最新の自動車トレンドを先導するNY International Auto Showは、最先端のデザインと並外れたイノベーションの驚くべきコレクションが展示されます。 展示されている車の多くは、車の中に入って座ることが出来ます。イベントの1日の入場料は大人$22~、子供$8です。
Jacob K. Javits Convention Center内のメイン会場となるレベル3のブースのレイアウトは昨年と大きく変わりがありませんが、各車メーカーのブース内の作りは変更している印象です。
ブースで木材を使ったり、ブース内で木を植えたりと、新車と植物を組み合わせている演出が多く、エコかつ高級感が出ています。
TOYOTAのブースでは、2024年の“MotorTrend Car of the Year”に選ばれ、名実ともに人気があるPriusの展示はもちろんですが、アメリカ市場でSUVと並び人気のピックアップトラックということで、荷物を運ぶことができながら、より低い車高で乗れる2024 Toyota Tacoma X-Runnerに注目しました。ロボット漫画に登場しそうなデザインです。Tacomaのアメリカ国内の希望小売価格は$31,500~。
今年の夏に開催されるオリンピック、パラリンピックに向けて、Proud Partner of Team USAである、TOYOTAのブースでは、昨年に引き続きミニバスケットのコートやスケートボードの滑走路など来場者がスポーツを体験できるスペースを設けていました。来場する子供達が喜びそうです。
側面衝突保護、歩行者衝突防止、中程度のフロントオーバーラップテストなどより厳しい基準による2024年のIIHSトップセーフティピック賞(IIHS’ Top Safety Picks)を4回獲得しているSUBARU。さらにSubaru Foresterは、10年連続消費者レポートでトップに選ばれています。正面衝突したSubaru Foresterの展示は、安全性がいかに大切か改めて認識します。The 2024 Foresterのアメリカ国内の希望小売価格は$27,095~。
今年も会場内にテスト走行できる屋内ミニテストトラックを設置していたHyundaiのブースでは、丁度コンパクトなSUVで米国仕様となる新車2025 Hyundai Tucsonの発表会が行われていて多くの報道陣が注目していました。
Rolls-RoyceとVolkswagenの角が取れた丸いフォルムが気になりました。伝統的な要素と新しいスタイルの融合です。
Jacob K. Javits Convention Centerの一部の屋外では、ジェットコースターのような急傾斜・・・でJEEPの試乗が出来ます。今年も来場者の長蛇の列が出来ること間違いなしです。
レベル3の下の階のレベル1では、昨年に引き続き、EV(電気自動車)のテストトラックや、ヴィンテージカーの展示があります。
いくつかのブース内にはバーチャル試乗が出来るコーナーを設けています。
注目度が高いEV自動車(電気自動車)ですが、消費者のHV車(ハイブリット車)の需要が高まっているとのことで、TOYOTAをはじめとする日本メーカーのハイブリット車の人気を感じました。まだ不安要素があるEV自動車よりは、環境に配慮しつつも利便性や経済面で良いとこ取りしているハイブリット車のニーズが見直されていることに納得します。
新車を見て回る中、多くの新車の価格帯は$30,000~$40,000でした。車内は広く荷物がたくさん入るスペースはあるけれど、駐車しやすい大きすぎない車・・・と母親目線で新車を見て回っていました。自分のライフスタイルにあった車探しは自分が納得するまで探したい・・・。個人的には安全面や機能はもちろんですが、車の維持費や、メンテナンス費や、エネルギーコストなどを考慮したコストパフォーマンスが高い車種がステータスよりも購入したい車の条件に重要視されていくのではないだろうかと考えています。
流通費高騰や物価高騰もあり、今後さらに価格が上がっていくだろうイメージがありますが、アメリカの自動車の市場規模は今後も拡大を予想されており、今後も動向が注目されます。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。