昨日のNYは気温15度と暖かい日となりました。日本では桜満開とのことで良いですね! お花見を楽しんでください。
3歳の息子が楽しめる無料の本の読み聞かせプログラムがあるので、週に1回は歩いて20分の図書館に行っています。そこでは、ローカルな新聞や生活情報などパンフレットを目にすることができ、知って得する情報などがあります。先日、図書館へ行ったところ、NYCで生活していく為に必要不可欠な鉄道やバスなどの公共輸送を運営しているMTAの新しいプログラムのパンフレットを見つけ手に取りました。
現在、ほとんどのMTAのバスに乗る前に、ストローラーを折り畳む必要があり、赤ちゃんや幼児を連れての移動が大変です。(混んでいないバスには折り畳まないケースも多数目にします・・・。)
そこで、少しでもストローラーを利用する乗車の方の負担が減るように・・・ストローラーの使用と顧客のニーズについて可能な限り学ぶ為に役立つために、バス・オープン・ストローラー・プログラム(Bus Open Stroller Program)として、最初は7つのバスルートで、バスの前部にある車椅子固定エリアとは完全に分離された、後部ドアの近くに1つストローラー用の指定エリアを設けたバスが運行しています。
2023年春の現時点で、成功を収めているバス・オープン・ストローラー・プログラムは拡大しており、1,000台以上にストローラー用の指定エリアを設置したバスが導入されています。2023年末までにNYCの5つの区すべてで合計57のルートに展開する予定とのことです。
MTAはバス・オープン・ストローラー・プログラムについて、乗客のみなさまはもちろん、バスの事業者の方々、コミュニティーの支持者の方々からのフィードバックを基にプログラムの評価を続けていき、NYのバスをより家族向けにする最善の方法を決定するのに活用すると同時に、信頼性と安全なサービスを維持します、としています。
日本語はありませんでしたが、図書館では英語以外の言語を使った案内のパンフレットも並んでいました。バスの種類によってストローラー用の指定エリアの場所が異なるようですが、確かにストローラーを利用している人にとっては助かるサービスです。ストローラー用の指定エリアが設置されたバスかどうかは、ドアに大きくステッカーが貼られているので、乗車前に確認できます。乗車時にはスロープ板も使用できます。
私がよく利用するバスはテストルートではない為、まだストローラー用の指定エリアを搭載したバスに乗車したことがなく、実際の車内の様子を目にしたことはまだありませんが、寝てしまったり・・・両手がふさがって折り畳めなかったり・・・赤ちゃんや小さい幼児を連れ、荷物を持って移動する多くの乗客の方をはじめ、車内の通路を塞ぐ事もないので、乗車する方にとってもバス・オープン・ストローラー・プログラムの試みはとても快適なサービスだと思います。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。