国内外の美容プロと次世代人材が集う国際美容イベント『Global Beauty Fes 2025』にて、レディー・ガガやリアーナのメイクを手掛けたJames Vincent氏、世界のファッション誌を彩るトップヘアカラーリストHeffy Wheeler氏、グローバル美容業界のプロフェッショナルSHARON BRIGDEN氏にOK! JAPANが独占インタビューを行いました。
日本のビューティー・メイクカルチャーをご覧になって、グローバルな視点から「日本ならでは」と感じる部分はありますか?
James Vincent氏
スキンケアやブラシをはじめとするメイクアップの基盤となる日本のプロダクトは、テクノロジーや素材含めて世界で大きな影響を与えています。
東京のストリートスタイル(原宿スタイル)も特にLAのセレブリティーを中心に受け入れられ、今やストリーミングサービスでも古典的な日本のステレオタイプではなく原宿など今の日本文化がそのまま現れています。また、ジャパニーズビューティーはエレガント、ラグジュアリー、そしてハイクオリティー。「資生堂」や「シュウウエムラ」を代表に、とてもユニークで唯一無二、誰もが使ったことのある名門ブランドも数多くありますよね。
伝統的な日本スタイルとアニメを筆頭とした今の日本スタイル(原宿スタイル)がバランスをとって世界の文化に溶け込んでいると思います。

Heffy Wheeler氏
日本のKAWAII StyleはAmazing!!!!!!
KAWAIIカルチャーは日本独自の文化として世界中に広がっていると思います。特にパステルやミント系のカラーリングは、日本ならではですよね。

SHARON BRIGDEN氏
日本のビューティープロダクトはヨーロッパで今とても伸びています。日本のプロダクトは本物の高い技術力と信頼が何よりも強みです。
“日本ならでは”なポイントを2つお話しします。
1つめは儀式的という意味合いで「Ritual」。
日本人は美容を自分のルーティーンに取り込み、セルフケアや自分への気づきとして大切にしていますよね。スパに行かなくても、ドラックストアに行けば、種類が豊富でクオリティが高く、値段がそこそこのものが手に入り、基本的なセルフケアができる環境が整っています。そして、セルフケアをするという自分自身の筋が通っていることが素晴らしいです。日本人の髪や肌を見ると、いつもキレイで憧れています。
2つめは洗練されているという意味合いで「Polish」。
「日本的な文化」と「カウンターカルチャー」がうまく混ざり合い、バランスをとりながら両者ともに洗練されている点が日本の文化の方向性であると思います。ミニマリズムと温かみを両⽴した独⾃の⽂化的成熟が、⽇本らしさを際⽴たせています。

後編へ続く・・・。




























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