更生を求められた後で
自身の波乱万丈な人生について口を開いたリンジー・ローハン
その破天荒なライフスタイルで、何度も出廷や保護観察、自宅軟禁、拘置を経験することになり、今回は裁判所命令によって、6ヶ月間更生施設へ入ることになったリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)。
しかし、26歳のリンジーはただの誤解だと主張している。「薬物中毒になんてなったこともないし、これからもなることはないわ。ただ夜遅くに友達とクラブに行って、音楽を聴くのが好きなの。クラブで音楽を聴くだけよ。26歳の女の子だったらおかしくないでしょ。」とピアース・モーガン(Piers Morgan)とのインタビューで率直に語っている。
カリフォルニア南部のベティー・フォード・センター(Betty Ford Center)にある仮住まいに落ち着いたリンジーは、リハビリは問題解決にならないと思っている様子で、「リハビリセンターに行くより、もっと私のためになることが他にあると思うの。彼らにできる1番のことは、私を海外に行かせて子供と働かせることよ。」と話すリンジー。
残念ながら、国はおろか、更生施設を後にすることも叶わないリンジー。ケース・マネージャーのレスリー・プレイス(Leslie Place)は「リンジーは、更生施設で90日は過ごさなければいけない。」と話している。
しばらくの間、仕事に集中しようとしていたリンジーだが、ドラッグのスキャンダルが起きて以来、彼女の名前はスキャンダルばかりと結び付けられるように。しかし、酒豪でもなく、中毒性の高い薬物も使ってはいないと話すリンジー。実際、2007年に車をぶつけ、警察に車内でコカインを見つけられた時に初めてドラッグを経験したらしく、「ドラッグを使ったのはその日がはじめてよ。一緒にいるべきではなかった人達とクラブから出て、コカインを使用し車に乗ったのよ。本当にバカだったわ。皆は、私が常習者だったって思っているのよ。でも、私は人生で4、5回しかしたことないわ。」と話した。しかし、コカインをやり始めたことが、別の薬物にも最終的には繋がったと認めている彼女。
さらに「お酒とは一緒にやっていないけれど。」とコメントしており、母親のディナ(Dina)が酔っ払って刑罰を受けたことで、17歳の時にはお酒は止めたとも話している。「病気にかかったときに、私の上で母が吐きながら寝かせつけてきて、それで酔った人がどんなものなのかわかったのよ。高校の間は、一度もお酒を飲んでいないわ。すごく恐ろしかったの。」と語った。
注意欠陥障害の治療に、アデロール(刺激薬の一種)が使われたのかどうかについては「落ち着けるの。他の人たちは、目を覚ますのに使用したり、食欲をなくすから、女の子が痩せるために使うことは知っているわ。でも、私は落ち着かせるためにいつも使っていたの。でも、ドラッグ中毒ではないわ。」と話している。
自分が抱える不安の多くは、父親の行動によるものだというリンジー。マイケル・ローハン(Michael Lohan)と過ごした子供の頃は「めちゃくちゃ。」だったと話している。「数ヶ月だったら大丈夫なんだけど、その後、まためちゃくちゃになるのよ。父はドラッグを使用していたから。」
さらに、心に痛みを抱えるリンジーは、幼い頃に父親の不倫現場を目撃している。「父が5日ほどいなくなったの。だから、祖母の家に行って、そこに父がいるか確認できないか母に頼んだの。それで祖母の家に行って、車から出ていくと、父が女性とプールに飛び込んでいるのが見えたのよ。気分が悪くなりながら、車に走って戻ったのを覚えているわ。家に戻るまで母には言わなかったの。その女性は、最近判明した隠し子を生んだ女性よ。」
去年起きた1番の裏切り行為は、マイケルが自分とリンジーとの電話での会話をリークしたこと。「1番驚いたのは、私が母に対しての愚痴を言っているのを父が録音していた時よ。母と私は、言い争いは決してしないの。あの時は、2度目の本気の喧嘩だった。父は私との会話を録音して、それをメディアに流したの。心が粉々になったわ。」と話している。
トラブルの多い私生活に、キャリアは衰えたものの、最後には状況の一転を決めたというリンジー。「私のことを、夜遅くに姿を現して、悪さをするクレイジーで薬物に依存している人と皆は思っているでしょ。でもそうじゃないわ。リハビリから戻ることができたら、精一杯仕事に集中するの。」とコメントした。