愛のために身を危険にさらすリアーナ
3年前、自分に暴行を加え、ケガを負わせた男性についてリアーナ(Rihanna)は「彼は、皆が言うようなモンスターではないわ。彼は良い人だし、綺麗な心の持ち主よ。」と話す。
しかし、クリス・ブラウン(Chris Brown)によるグラミー賞(Grammy Awards)直前の暴行事件を覚えている人にとっては、背筋が凍るような話である。
現地時間1月27日には、ロサンゼルス郊外のスタジオの駐車スペースで、歌手のフランク・オーシャン(Frank Ocean)を殴ったと報道されている23歳の元恋人とヨリを戻すことで、リアーナは身を危険にさらしていると周囲は、心配を募らせている。
2009年のリアーナに対する暴行事件で執行猶予中の為、刑務所へ送られる可能性のあるクリス。今回のフランクへの暴行事件がきっかけで、リアーナが目を覚ますことを彼女の友人たちは願っている。
「クリスは不安定だ。クリスとリアーナの復縁は見ていて怖い。」との声も。しかし、インタビューの中で24歳のリアーナは、モデルでファッション・デザイナーのカルーシェ・トラン(Karrueche Tran)(24歳)と自分との復縁の為に別れたクリスの事を愛していると告白。リアーナは「自分の気持ちを抑えられないの。自分の幸せが1番大切で、他の人の意見に邪魔をされたくなかったの。たとえそれが間違いだとしても、それは私自身の問題よ。」と語っている。
さらに「彼は間違いを犯したけれど、しっかりと罪を償ったわ。」と、クリスの以前の荒々しい性格は改善に向かっていると言うリアーナ。「私たちの関係について、あまりいい事を聞かないかもしれないけど、以前のようなケンカはもうしてないわ。」と語る。
自らも夫のロナルド(Ronald)に暴行を加えられた、リアーナの母親のモニカ・フェンティー(Monica Fenty)は、「2人の関係が上手くいくことを願うことしか出来ない。」と、娘の決断を受け入れるしかないと話す。
しかし、専門家はリアーナの態度は正常には思えないと指摘する。心理学者のセス・メイヤーズ(Seth Meyers)医師によると、「リアーナは、暴行を受けた他の女性と同じように、彼を守ることで、自らの感情的な痛みを和らげようとしている。」とのことで、彼女の考え方に対してセラピー治療を勧めている。
その一方で、今回がクリスにとって最後のチャンスだと語るリアーナは、「また彼が私に手を上げたら、彼に残るものは何もないわ。ただ彼の元から立ち去るの。彼に、もう1回間違いを犯す猶予はないわ。今は、とても良い関係を保てているの。昔のように逆戻りすることなんて考えられないわ。」と話している。