極端なダイエットを試そうとする10代達に影響を与える
セレブ達の“細さ”
あまり喜ばしいとは思えない
例えに使われた
“痩せ過ぎか!?”と思われる
アンジェリーナのピンアップ写真!
華麗なヴェルサーチ(Versace)・ブラック・ストラップレス・イブニング・ガウン姿でオスカー(第84回アカデミー賞(Academy Awards))授賞式会場に登場したアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)だが、よもや自分の写真が“極端に痩せた容姿を擁護する”ウェブサイトで紹介されるとは夢にも思っていなかったはず! しかし、アカデミー授賞式開会1時間後に、USA内のティーンエイジャーの中で流行している言葉“シンスピレーション(Thinspiration)”のイメージにピッタリと言う事でウェブサイトに掲載されたアンジェリーナのピンアップ写真が今巷で話題になっている!
そして、その事が原因でプレスから“極端な細さ”についてインタビューを受けた彼女は「私は生来“痩せ型の体質”で、別に無理をして痩せようと思っている訳ではない事を分かって欲しいわ。」と応答している。
そこで栄養学の専門医であり、「エスケープ・ザ・ダイエット・トラップ(Escape The Diet Trap)」の著者、ジョン・ブリファ(John Briffa)博士に質問を投げかけてみると、博士からは次のような興味深い答えが戻ってきた。
「アンジェリーナの痩せぎすな写真のイメージが人々に与える印象には劇的なものがあり、ごく一般の人達にとっては、凡そ非現実的な“細さ”と言っても間違いないと思う。この写真を見た殆どの人達はきっとアンジーの細さは極端なダイエットや過激なワークアウトから生まれた結果と思うに違いない。そして、彼女のように痩せたいと願う女性がアンジーと同じような体型が手に入らない事が分かると精神的にダメージを受ける事と言う危険に陥る場合があるんだ。」
勿論、今年のオスカー授賞式で撮影された写真が“極端に痩せた容姿を擁護する”ウェブサイトを通して紹介されたのはアンジーだけではなく、“何が何でも痩せたい”と言う願いから身体に害を及ぼすと思われるような極端なダイエットを試そうとするティーンエイジャー達のアイドルとしてヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)の写真も披露されていると言う。
そして、自分の意に反してティーンエイジャーのダイエット・アイドルとして名を挙げられたヴィクトリアは、自身の体型について事ある毎に次のように語っている。 「私が自分の体型を保っているのは、決して炭水化物を控えた極端なダイエットの性ではなく、きちんと管理された健康的な食生活を心掛けているおかげだと言う事を分かって欲しいの。私は食べる事が大好きだし、食欲も旺盛な方だと思うわ。しっかりした根拠もなく、全ての痩せている人を“拒食症”と決めつけるのは妥当な発言ではないはずよ! 私にとって一番大切なのは、夫のデイヴィッド(David)と子供達である事は言うまでもないわ! だから大切な家族を心配させたり危険にさらすような事は、妻として母として絶対に出来ない事なの!」