OK! インタビュー
ケイティ・ペリー
“素敵なクリスマスへ向けて準備万端!”
今年一年の素晴らしい経験を振り返り、「ツアーを終えた後は、ご主人のラッセル・ブランド(Russell Brand)と愛猫と一緒にテレビを見ながら団欒のひと時を過ごすのが今から楽しみなの。」と語る、ケイティ・ペリー(Katy Perry)!
今年は、ケイティ・ペリーにとって将に飛躍の年!「ファイアー・ワーク(Firework)」でヒットを飛ばしたケイティは「カリフォルニア・ドリーム(California Dream)」ツアーで世界各地を回り、その類まれな才能で世界中のファンを魅了した!
そればかりで無く、イギリス人コメディアン、ラッセル・ブランドと結婚したアメリカが誇る人気ポップ・シンガーは今年初め、「グラミー授賞式(Grammy Award)」の壇上で、自らのヒット曲「ノット・ライク・ザ・ムービーズ(Not Like The Movies)」や「ティーンエイジ・ドリーム(Teenage Dream)」を歌うと言う栄誉を授かった。
「ビデオ・オブ・ザ・イヤー(Video of the Year)」でトップを飾った「ファイアー・ワーク」、更にカニエ・ウェスト(Kanye West)が演出する“E. T” で「ベスト・コラボレーション・アンド・ベスト・ビジュアル・エフェクト(Best Collaboration and Best Visual Effects)」を手に入れたケイティは、今年8月には更に「MTV VMA」で3つのゴングを鳴らすと言う快挙を成し遂げた!
更に、ベルファスト(Belfast) で開催される「MTV EMA」に参加したの彼女は「ベスト・ソング(Best Song)」、「ベスト・ライブ(Best Live)」、「ベスト・ポップ(Best Pop)」、「ベスト・フィーメイル(Best Female)」の4つの賞にノミネートされていた。
そして、ツアーが終わった暁には最愛のご主人と愛猫との団欒のひと時を過ごすのが楽しみと語るケイティだが、どうやらこの若き才能あふれるセレブの頭の中は、既に次のアルバム制作や世界ツアーの計画に余念がないらしい!
今日はこのインタビューを通して“お洒落哲学”や“数字の“11”が好きな由縁”、“アデルへの憧れ”、そして“自身の27歳のバース・デイ模様”などについて語ってもらう事にする。
---2011年はあなたにとって素晴らしい飛躍の年でしたが、個人的に一番印象に残る思い出は?
今年は2011年だけれど、その前に私と“ナンバー11”との関係についてちょっと触れても良いかしら? 実は本当に幼い頃から何故か“11”は私にとって“安らぎを覚える数字”だったの! だから2011年は、きっと運命の星が私の頭上に輝いていたのかも知れないわね! それから、ハイライト(画期的な出来事)の質問に対する答えだけれど、正直言ってどれか1つのハイライトを挙げてと言われても、それはちょっと難しいわ! 何故ってそれぞれの瞬間にそれぞれの思い入れがあって、私にとっては全てが素晴らしい道のりだから! 勿論、休む暇もなくて時々脱力感を感じる事はあるけれど、でも誰もが味わう事が出来ない感動を享受する事は素晴らしい事だし、そうした素晴らしい体験を手に入れる事が出来る自分をとても幸運だと思っているわ。
---今が公私ともに最も充実している時ではないでしょうか?
ありがとう! 自分でもとても幸せだと感じているわ。素敵なクリスマスを迎える準備も出来ているし、それに今すぐにと言う訳ではないけれど、頭の中ではもう次のアルバム制作を考えている所なの。一度クリエイティブな仕事に携わるとその醍醐味が忘れられないと言うけれど、私もその1人で、次は又、少し趣向が異なった企画を立ててみたいと思っている所よ。
---今年はツアーを通して世界中を巡業したようですが、何千人もの聴衆の前で歌うと言うのはどのような気分ですか?
将に“素晴らしい”の一言! ショーの間は、笑いに満ちて本当に楽しい経験をさせてもらっているし、きっと観客の皆はショーの間に披露する私の“ちょっと風変わりなユーモアのセンス”を楽しんでくれているのだと思うわ。今回のツアーは、派手なステージ・ショーと言う趣向とは多少違って、どちらかと言うと観客と対話をしながら互いに楽しい空間を共有すると言った感じの演出なの。
---そして、その世界ツアーもそろそろ終わりを迎えようとしていますが、ツアーが終わった後はきっと淋しくなるでしょうね?
実は先日も“ショーが終わったら生活のリズムが変わって、順応するのが難しくなるのでは?”と言う質問をされたばかりなの。ある人が“食事の用意をする事が大変なのでは?”と聞いてきたので、私も思わず“確かにその通りだと思うわ”と答えてしまったわ! 特に今回は、約一年近くの長期に渡るツアーだったし、それ以前のプロモーションや準備期間を入れると、1年以上の期間は驚異のスケジュールに忙殺されていたと言っても過言ではないの。だから今は、一息入れて休養する必要があると思うわ。でも確かに“ケータリングは何処かしら?”とか“何時に車の迎えがあるのかしら?”とか“私担当のヘアーメイクは、どこにいるのかしら?”などなど、ツアーの期間に慣れ親しんだ行動パターンとの切り替えが大変かもしれないわね? (笑)
---ツアーが終わった後、まず第一にやりたいと思っている事は?
勿論、大きなパーティーでお祝い! (笑) と言うのは冗談で、多分主人と愛猫に囲まれて、テレビの前で“エンシェント・エイリアンズ(Ancient Aliens)”を観ているのではないかしら? (笑) でも、今はまだこれと言って特別な事を考えている訳ではなくて、とにかく美味しいものを食べまくりたいと思っている位かしら!
---ご主人は“一体ツアーが終わるのは何時なの?”と言うような事を聞いたりしませんか?
そうね、勿論彼は、私がツアーから戻って一緒の時間を過ごす事を楽しみにしているようよ! でも私は婚約中も彼に対して“勿論私たちは婚約しているけれど、でも私はそれと同時に音楽活動もしていて、ツアー巡業に出かける事も仕事の一つなの! それでも私と結婚しても良いと言う確信が持てるかしら?”と繰り返し聞いて彼の意図を確認したつもり。それにツアーに出るのは3年に一回と言うペースなので、2人で良く話し合いをしてお互いに納得した上で結婚という結論を出したのよ!
---それから、最近27歳の誕生日を迎えたと聞いていますが、おめでとうございます。何か特別洒落たお祝いをしたのですか?
それ程大げさではないけれど、お誕生日は特別な日なので、いつもは控えている“ファースト・フード”を食べながら、映画館で「ゴーストバスターズ(原題:Ghostbusters)」を観たの。テーマソングにのってダンスを踊ったりして、ちょっと“可愛らしい”バース・デイを過ごしたわ! 実はこの映画を観るのは初めてだったのよ!
---本当に?
そうなの。私も私のシスターも! ちょっと悲劇的なくらい世間ずれしているわよね!
---「ゴーストバスターズ」の第三作目が出来上がる予定と言われていますが、あなたも出演したらどうですか?
実はまだ“第二作目”も観ていないのよ! でも二作目もきっと楽しいと思うわ。
---次のバース・デイを迎えるまでの1年間、今後どのような事を目標に活動して行きたいと考えているのでしょうか?
28歳のバース・デイを迎えるまでに成し遂げたい事ですって? 現在はツアーに全力集中して、“今を生きる”事で精一杯だし、この経験を活かして精神的にもっと強い人間に成長したいと願っているわ。それにただ単に作曲したり歌ったりするのではなく、これから先は様々な人生体験を通して聴き手の心の琴線に触れるような音楽をつくっていきたいと思っているの。
---ショーの中で「ザ・ワン・ザット・ゴット・アウェイ(The One That Got Away)」を歌う素晴らしい場面がありますが、これがこのアルバムの最後を飾るシングル曲となるのでしょうか?
今はまだ何とも言えないけれど、アルバム制作に向けて全力投球しているのは確かな事よ! それにアイチューン(iTunes)やアマゾン(Amazon)を通して曲を購入したり、簡単な手段でダウンロードして曲を盗んだりと言う事が出来る時代に、身銭を切ってチケットを買い、私のショーを楽しむ為にわざわざドレスアップして会場に足を運んでくれるファンにはいつも感謝しているわ。だからそう言う真摯なファンの期待を裏切らずに心からショーを楽しんでもらう為にもベストを尽くしてショーに臨んでいるつもりなの!
---それからショーの中で、あなたにちょっと似通ったイメージの“アデル(Adele)”の歌が紹介されると聞いていますが?
美しい“アデル”と比較されるのは栄誉であると同時にちょっとおこがましい感じがするけれど、でも私達の歌にはとても似通った“感傷”があると感じている事は確かよ。勿論、イギリスの聴衆に対するちょっとしたサービス精神も含めた演出でもあるの!
---ショーの中では英国流アクセントを巧みにこなしているようですが!
ありがとう! 主人も気に入って褒めてくれるわ!
---実際に“アデル”をご存じなのですか?
実は、前回の“ハロー・キティ(Hello Kitty)”ツアーの初日か、その近辺に来てくれて以来、ずっと長い事会っていないの。彼女はとても陽気で気さくな人で、私達2人には、美味しいものを食べるのが大好きと言う共通点があるの。ショーの後に舞台裏で食べる食事の事を私たちの世界では“ブリトー”と呼んでいるのだけれど、アデルはとても面白い人で、イギリス発音で“あら、ブリトーね!”と言いながら私の手からそのブリトーを奪って、美味しそうに口にしたりしていたわ。その晩一緒に飲みに出かけようと誘ってみたけれど、確か“ペットの“猫”の面倒を見なければ“と言って急いで家路に戻って行ったのを覚えているわ。
---彼女はとても素晴らしい女性だと思いますが!
本当に、とてもクールだと思うわ。当時は、確か彼女の曲が“第19回目のヒット・チャート”にのっている頃だった思うけれど、彼女はまさに成功に値する努力を続ける才能溢れるらしいアーティストだと思うわ。
---今後もヒット・チャートを飛ばして、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が築いた偉大な記録を破るつもりなのですか?
私は、特に“記録”とか“賞”を意識して音楽活動を続けている訳ではないの。いつも異なった新しい自分の側面を出すように努力しているつもりだし、そう言う試みが私の舞台をファンに楽しんでもらう大切な要素だと自覚しているわ。その結果として“記録を破ったり”、“賞を手にしたり”すると言うのであれば、それはそれでとても素晴らしい事だし、栄誉な事だと思うの。とにかくいつもベストを尽くして、自分を表現するのが私の務めだと思っている事は確かよ!
---分かりました。では今年あなたが達成したハイライトについて伺いたいのですが、まずは最初に戻って「グラミー賞」授賞式の宵について何か特別に印象に残る思い出は?
「グラミー賞」授賞式に参加して、会場で自分の歌を披露する事が出来たのは私にとって素晴らしい経験だったわ。そして会場では「ノット・ライク・ザ・ムービーズ」を歌ったのだけれど、実はこの曲はツアーで歌っている曲の中でも私の一番のお気に入りなの。「グラミー賞」のプロデューサーもこの曲が大好きだったようで、彼がこの曲を特別な演出で披露する事を考え出してくれたと言う訳! あの夜の経験は本当に素晴らしいもので、今でも脳裏に焼き付いているわ!
---あなたは確かそこで“E.T”のテーマソングを披露したと思うのですが、これはあなたにとっても初めての試みですよね?
ルーク博士(Dr. Luke)とマックス・マーティン(Max Martin)と一緒にスタジオでこの曲を聴いた時最初は“サウンド・トラック”だと思ったの。ある種異なったビート音が繰り返し耳に入って来るだけで、リリック(歌詞)も何も無くて、出来上がった“曲”と言う感じではなかったわ。でも私の耳は直感的に“ちょっと変わっていて素敵な音楽”と感じたようで、そのビート音を聴いているうちに徐々に“エイリアン(異星人)”の音楽を書いてみたいと思うようになっていたの!
---それから、ロサンゼルスで開催された「The VMAS」ですが、きっとあなたにとって素晴らしい夜だったのでしょうね?
勿論よ! あらゆる分野で私の名前が受賞候補に挙がっていたのも栄誉な事だったし! その上、数々の素晴らしいパーフォーマンスに囲まれて、ドレスアップを楽しむ事も出来たし、本当に一生忘れられない体験をさせてもらったと思うわ!
---今回の「The VMAS」授賞式で、あなたが身に着けていたドレスが「ベスト・ドレスアップ賞」に選ばれたようですが・・・
あの時は確か、鮮やかな色遣いで楽しい気分に浸りたいと思って選んだドレスなの。ご存知のように私は周囲の批判をあまり気にしないし、どんな批評も甘んじて受けるつもりで少し冒険をしてみたの! 私自身は“キャシー・ベス・テリー(Kathy Beth Terry)”と言う名のちょっと愚かな女性をイメージして、誰に笑われても全く関係ないと言う気持ちで演出したと言う訳! とにかく私の装いを見て皆で笑い転げて楽しんでくれれば成功だと思った次第!
---ご自身のアルバムの中で「ファイアー・ワーク」が多くのファンから支援を受けている事につては、どのように感じているのでしょうか?
沢山の偉大なアーティストの名前が候補に挙がっていたし、特に私が敬愛して止まない“アデル”が受賞するのが当然だと思っていたので、正直言って私自身とても驚いた事は確かよ! 私のヒット曲が「カリフォルニア・ガールズ」だと言う事は誰もが知っている事で、私自身もこの曲は確かに素晴らしいと思うけれど、世界を変えるような“啓蒙的な”メッセージは全く含まれていないと思うの。勿論、クラブやバディー(仲間)などの歌詞を織り交ぜて軽いノリで歌い続ける事は簡単だし楽しいと思うけれど、今回はそうした状況を一歩通り抜けて“何かを動かす力”が感じられる「ファイアー・ワーク」と言う曲でもう少し深い意味のあるメッセージを送ってみたいと思っていた矢先のノミネーションだったわ! そう言う意味でも、私に絶好のタイミングで転機のチャンスを与えてくれた「ファイアー・ワーク」にはとても感謝しているの。
---「エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)」の葬儀の際にご主人が亡きエイミーに送った“琴線に触れるスピーチ”について、あなたはどのように受け止めたのでしょうか?
主人をとても尊敬しているし、彼のスピーチを聞いて私自身とても感動させられたわ! 彼の言葉にはいつも人を惹きつける“ある種の艶”があって、その上彼はそれを絶妙なタイミングで伝える才能を持っている人だと思うの。ラッセルのエイミーへの追悼は、彼女の功績を誌的に称えるだけではなく、もっと現実的な観点から現在生きている私達皆に勇気を与えてくれるようなとても素晴らしいメッセージが含まれていたと思うわ。私は彼のそうした人間的な賢さに惹かれて結婚したのだと思うし、彼から多くの事を学んでいるのは確かよ!
---今までのキャリアを携えた上での今後のあなたの抱負をお聞かせ下さいますか?
今はまだツアーの最中だし、まずは無事にツアーを終える事で頭の中が一杯と言う状況なの。そしてこれから先も一瞬一瞬を大切にして一人一人のファンに感動を与える事が出来るような音楽活動を続けていきたいと思っているわ。とにかく一歩一歩、奢ることなくベストを尽くすと言う一言に尽きると思うの!
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