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 OK! インタビュー☆ロバート・パティンソン☆世界的大ヒット映画"トワイライト"について語る (2011年12月号特集)

  2011.12.01

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OK! インタビュー

ロバート・パティンソン

 

「ドラマティックな展開が待ち構えている事は事実だよ」

 

 

 

世界的大ヒット映画“トワイライト”について語る。

 

 

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インタビュー時、日本では、2012年2月25日公開となる、「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーン Part1(原題:The Twilight Saga: Breaking Dawn Part1) 」最終シリーズの撮影中だったロバート・パティンソン(Robert Pattinson)!

 


からし色のジーンズと薄いブラックT-シャツ、その上にカジュアルなブラック・ジャケットと言うラフな服装に、左右の長さが微妙に違うショートカット・ヘアーと言ういでたちのロバートは、席に着くや否やサングラスとボトル・ウォーターをテーブルの上に置いて我々のインタビューに臨んでくれた!

 

 

 

 

 

Robert Pattinson1.jpg---「トワイライト」の最後の撮影の日の様子を教えて頂けますか?

最後の撮影は、カナダで、特に最後の2週間は、夜の撮影で寒くて凍え死にそうだったと言うのを覚えているんだ。勿論スタッフを含めて全員がちょっと感傷的な気分に浸っていたと思うよ! 特にラストシーンは、エキストラを含めて約120名の人達と一緒の撮影で、とにかく最後の最後まで“カオス”の世界にいたような感じ! でも最終日のある一時、素晴らしい天候に恵まれた日があって、僕たちは全員海に出て撮影をして、その日は夜通し海辺で楽しんだと言う訳! 撮影は、後2〜3のシーンを残しているだけで、既に殆ど終わっていて全員がとてもリラックスしていて、日の出を楽しんだのだけれど、それはもう言葉に表せない程美しいシーンだったよ! まさに思い出に残るような最終日だったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kristen Stewart1.jpg---撮影が終了した時は一抹の淋しさが残りましたか?

この映画に関わって以来、今までずっと目くるめくように忙しい毎日で、まだ何の実感も湧いて来なと言うのが正直な感想! 勿論「トワイライト」の撮影の合間に他の作品に関わってはいたけれど、マスコミを含めて周囲の人達はどこに行っても必ずと言って良い位「トワイライト」について触れてくるので、ここ数年ずっと「トワイライト」に関わり続けているような錯覚を起こす事があるよ! きっと最終映画が公開される一年後辺りは、もしかすると淋しさがこみ上げてくると思うけれど、でもそれまではここ一年まだ様々な形で「トワイライト」に関わるわけだから!

 

 

---映画「トワイライト」の最後の2章はオリジナルの本の内容とはかなり異なっているのですか?

本の内容と異なっているかどうかは分からないけれど、1つ言える事は、ラストシーンに全ての想いが放り込まれていると言った感じで、とにかくとてもドラマティックな展開が待ち構えている事は事実だよ!

 

 

 

 

 

 

Kristen Stewart2.jpg---映画の中で“エドワード”と“べラ”は結婚して子供を設けると言うストーリー展開ですね。その中で、クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)は前の2章とはかなり異なった性格の女性を演じているようですが、妊娠と結婚のシーンにはどのように対処していたのでしょうか?

不思議な事に彼女は母親役をとても自然に演じていたし、あまりに“はまっていて”ちょっと怖いくらいだったよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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---父親役を自然に演じる事は出来ましたか? そしてご自身の子供の頃を思い起こしましたか?

さあ、どうなんだろう? でも実際に子供を抱きかかえたりするシーンが沢山あったので、自然に父親役を演じる事が出来たと思うよ! きっと誰でも最初からどのようにして父親としての役割を果たすのかは分からないし、準備が出来ている人なんかいないと思うんだ。とにかく父親になると言う事は理屈では無くて、例えば泣いている赤子をあやしたり、一緒に遊んでいたりする内に自然に愛情が生まれて来るのではないかと思うよ! 映画の中では娘の“マッケンジー(娘役のマッケンジー・フォイ(Mackenzie Foy))”が生後2ヵ月後に11歳に成長すると言う、実際の人生では起こりえないファンタジーの世界のような出来事があったりするんだ。一部では子供を育てる事は煩わしいと言って、子供を生まない選択をする人もいるけれど、でも子育ては子犬を飼うのと同じようなもので、暫く一人で放っておけば自然に泣き止んで、子供って案外簡単に育ってくれるのではないかなと思ったりする事があるんだ? 皆様、ご静聴有難う!!!(笑)

 

 

 

Kristen Stewart2_1.jpg--- 経験から言える事だけれど、実際の子育ては“子犬"を飼う事とは全く違っているわよ!

きっとそうなのかも知れないね。まだ実際に父親の経験がある訳ではないけれど、僕は他のインタビューの中でも“子育ては犬を育てるのと同じようなもので、一人で放っておいても子供は育つ”と、好き勝手に同じようなコメントを楽しんでいるんだ!

 

 

---映画の撮影の中で一緒に出演した“子犬”を飼いたいと言う想いに駆られませんでしたか?

彼は撮影の為にシェルター(動物保護施設)から送られて来ていて、僕とはたった10日間しか一緒にいなかったんだ。僕は、ルイジアナからプライベート・ジェットに乗って撮影現場に到着したのだけれど、その翌日に彼もプライベート・ジェットで来たりして、まるで“レディー・アンド・ザ・トランプ(Lady and the Tramp)”の一シーンを見ているようなおかしな気持ちになったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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---本の中でエドワードは最初から最後までべラを守り通そうとしていますが、実生活の中であなたが“守りたい”と想う人はいるのでしょうか? そしてエドワードの“徹底した保護本能”はあなたの中にも潜んでいると思いますか?

もし誰かが僕の家族や親しい友達の悪口を言ったりしたら、絶対に反論して彼らを守る事は確かだと思うよ! 不思議なもので、世間に名前が知れるようになると周囲の人達は思い思いに様々な噂話をしたりする傾向があるようだけれど、そんな事を耳にしたりすると“一体僕の何を知っているんだい?”と言う心境になったりする事は事実だよ。でも“人の口に戸は立てられない”と言うし、そんな時僕は自分が大切に思っている人達との関係が自然な形でうまく続くよう、ひたすら願う事にしているんだ。

 

 

 

 

Robert Pattinson2.jpg---“有名人”の一人となった事のプラスとマイナス点は?

スクリーンの中では実際の自分の人生とは全く違った経験をする訳で、時々“自分が本当に存在しているのかどうかさえ分からない錯覚”を覚える事があるんだ。でも、様々なジャンルの人達との交流があって、毎日色々刺激的で楽しい経験が出来ると言う点で、僕は映画の仕事に関わる事が出来る自分をとてもラッキーだと思っているよ。

 

 

---自分自身について“グーグル(Google)”検索をしたりしますか、それともそうした情報は全くと言って良い位、無視しているのでしょうか?

例えば“ちょっと馬鹿な発言をしたかな?”と思ったような時に、周囲の反応を確認したり、他のインタビューの準備をしたりと言ったような現実的な目的の為にグーグル検索をしたりすると言った程度で、結局はダメージ・コントロールの為に利用しているのだと思うよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Taylor Lautner2.jpg---撮影中はいつもホテル住まいをしているようですが、時として淋しい思いをする事はありませんか? そしてそんな時には何か特別な事をしたりするのですか?

いつも自分のテレビ・セットを用意していて、それはそれで結構楽しいんだ。

 

 

---自分自身のテレビですか?

そうなんだ。だってホテルで見る事が出来るテレビ番組はいつも面白くないしね。僕はアマゾン(Amazon)でDVDを買うのが大好きで、毎週10個ずつの新しいDVDを買っているけれど、悲しいかな、今までは仕事が忙しくて殆ど鑑賞する事が出来ないような状態! だから仕事で長期間ホテル住まいをする時は、購入してもまだ観る機会がない4,000から5,000個のDVDを持ち込んで、思う存分DVD観賞を楽しむと言う訳。そう言う楽しみを見つけるとホテルの一人住まいも結構捨てたものではないよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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---あなたがギターを弾く事は知っていますが、撮影中はいつもギターを持参して行くのでしょうか? そして、勿論音楽もあなたにとって淋しい想いを癒してくれるツールとなっているのでしょうね?

勿論だよ! 僕はかなりのギター・コレクターを自負しているし、ギターは僕にとって素晴らしい“旅の友達”なんだ! でも、お酒を飲みながら明け方までギターで弾き語りをして
楽しむ事が出来ないのはちょっと淋しいと思っているんだ。

 

 

 

 

 

Keanu Reeves2.jpg---キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)も又、仕事柄ホテルを移り住むような生活をしていますが、彼は撮影中に買い物をした物をほんの3ヶ月ほど使った後、撮影スタッフやホテルの従業員に“置き土産”として置いて来る事で有名です。あなたも似たような事をしているのですか?

例えばどのような物?

 

 

---洋服、本、DVDと言ったような持ち物をパックして自宅に送り返すのですか? それとも“置き土産”として現地に置いてくるのでしょうか?

実は僕は“貯め魔”なんだ! バトン・ルージュ(Baton Rouge)で購入した家具類は、人に譲ったりするけれど、本やDVDなどの関しては、世界中到る所に借りている“倉庫”に保管していているんだ。それに、自分でも何故か分からないけれど、僕は洋服に関しても人に譲る事が出来ないタイプ! 僕は、お洒落には結構無頓な方で毎日同じ洋服を着ていても飽きたりしないし、新しい洋服を買ってもたまっていく一方! それで2年に1度位倉庫に行って洋服の整理をするけれど、結局“譲る洋服”を3着位選んで、後は又パックして倉庫に戻すと言った具合で、時々自分の性癖を嫌になる事があるよ。

 

 

 

 

 

Kate Moss1.jpg---あなたのお姉さまに一度インタビューした際に、あなたは若い頃キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)の大ファンで、壁に彼女の写真を貼っていたと言う話を耳にしましたが・・・

それは、キーラ・ナイトレイではなくて、ケイト・モス(Kate Moss)の写真だと思うよ! それに僕は“人間を写した写真”のポスターは飾らない事にしているしね。

 

 

---それでは青春時代の憧れのスターは、キーラ・ナイトレイではないのですね。お姉さんに嘘をつかれたのかしら?

とにかく僕が飾っていたのは“ケイト・モス”の写真だよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Stephenie Meyer1.jpg---「ブレイキング・ドーン Part1」の評価が多少気にかかったりしますか? それとも“案ずるより生むが易し!”の心境ですか?

それが不思議な事に、両方の心境なんだ! 最終シリーズに進むに従って面白いストーリー展開になって来てその上、本が発行された時は、もっとびっくりするような進展になるんだ。とにかく思いも掛けないような彩り鮮やかなストーリーで作者のステファニー・メイヤー(Stephenie Meyer)の非凡な才能には感心するよ! 普通の映画のジャンルとはちょっと異なっているし、特にビル・コンドン(Bill Condon)は鬼才の監督! 実は、周囲の皆は既に出来上がった映画を観ているようだけれど、僕自身はまだ一度も確認していなくて、今からとても楽しみにしているんだ。

 

 

 

 

 

Robert Pattinson5.jpg---映画監督として仕事をしてみたいと思った事はありますか?

確かにいつかは監督業にも挑戦して見たいと思っているけれど、僕はどちらかと言うと、書く事が好きなんだ。脚本を書いていると、パズルの世界にはまり込んだような不思議な気持ちになるし、想像の中で様々な役柄を演じる事が出来るのもとても楽しい事だよ! 色色々な構想が頭の中に浮かんで来るけれど、でもとにかく“第一作目”を書いてみなければ何も始まらないからね。

 

 

---でも、今までにスクリプト・ドクター(脚本家)として名前が紹介された事はないようですが・・・

そんな事は、大した事ではないと思うよ! どちらにしても映画に関わる事で報酬を得ている事だけで十分だと思っているしね。

 

 

 

Robert Pattinson5_1.jpg---撮影中に刺激されて他の映画出演などを含めて色々な期待が膨らんできたりする事はありますか?

そうだね。特に今の僕にとって刺激を持つ事はとても大切だと思うよ! 僕に対する周囲の評価は“いつも同じようなもの”で、ちょっと退屈な感じがするし、2年から3年後くらいに、僕がどのように変わっていくのか、実は自分自身でも検討がつかないし、楽しみでもあるんだ!

 

 

 

Robert Pattinson5_2.jpg---トワイライトを撮り終えた後、現在のご自身のキャリアについてはどのように考えているのでしょうか? 今後はどのような作品に出演したいと思っているのか、それには「トワイライト」の「エドワード」のイメージが強すぎと思っているのか、あなたの今後の抱負について少しお話して頂けますか?

そうだね。確かに「トワイライト」の中の「エドワード」のイメージが強すぎるのかも知れないね。でもそれはそれで決して悪い事では無いと思うし・・・。アレ! 自分で何を言いたいのか忘れてしまったよ! ああ、そうだ、つまりエドワードは、非常に特殊な性格で型にはまったタイプではないんだ。だって善良で慈悲深いヴァンパイア(吸血鬼)なんてどこを探してもそうそうはいないと思うよ! とにかくどのシーンをとってもそれぞれに興味深い展開で、演じている僕自身、ストーリーの中に引き込まれていくような感じ! アクション映画のヒーローは、そのヒーローのイメージから抜け出るのが難しいと思うけれど、善良なヴァンパイアのラブストーリーは、一回演じたら後はそう何回も続くものではないと思うしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Robert Pattinson4.jpg---あなたが出演している次回作「原題:ベル・アミ(Bel Ami)」について少し解説して下さいますか?

この映画は、僕が1番好きな本を元に制作されているんだ。だから僕にとっては、長年演じてみたいと思っていた夢がやっと実ったという感じなんだ。“悪者が勝つ”と言うストーリーは、多くの人達にとって納得が行かない展開だと思うし、そう言った意味でも今回の役柄を演じるのはとても難しかったよ。でも、逆説のストーリー展開も又面白いもので、“いつも同じような“在り来たり”の映画ではなく、少し違った側面から描写した映画をみる事も面白いと思う“と言うのが正直言って僕の言い分! 制作側はテスト・スクリーンを繰返して、未だに“何で悪人の彼が勝たなければならないんだ!”と言う批評も多いと聞いているけれど、でも僕はそこに映画の面白味があると思っているんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Robert Pattinson6.jpg---“禁断の恋”と言うものが存在すると思いますか、それとも“愛”にルールや妨げは全くないと考えているのでしょうか?

全く何の支障もない恋愛はないと思うし、そもそも人を好きになると言う事が“問題の始まり”ではないかと思うよ。特に映画のストーリー展開に劇的な“問題”は付き物だし、終始一貫して順調で幸せなだけの映画では聴衆は退屈するハズ! 殆どの聴衆は困難を乗り越えてハッピーエンドで終わる映画を観たいと思っているのが常だと思うよ!

 

--- NENA WEARING / CELEBRITEXT









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