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 カーラ・ディオガルディの決断

  2009.07.01

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カーラ・ディオガルディ(38 - Kara Dioguardi)は出演当初、審査員の役割を楽しんでいたようだが、4月15日のコンテストでサイモン・コーウェル(49 - Simon Cowell)が、視聴者投票による決定を覆し、審査員の権利でマット・ジロード(Matt Giraud)を候補者として残した時、非常に不服そうな表情を見せた。この新しい審査員と番組開始当初から出演している審査員との、そしてTV批評家や数多くのアメリカン・アイドルファンとの不協和音が犠牲者を生みだす原因となってしまった。4人の審査員は多すぎるという事になり、結局カーラが審査員の座を去る事となる...。


「彼女は番組に留まる事が出来なくて、とても心外だったと思う。カーラは皆に“もうどうでも良いわ。私は辞める。”と言っていたし、結局、皆に袋叩きにあう事を承知の上で、契約にサインしない事にしたんだと思う。」と彼女に近い友人達は語っている。
特に、番組収録はカーラにとってかなりつらいものとなる。一週間前のショーも、長丁場となった結果時間超過となり、番組プロデューサーはそれぞれの候補者の歌に対して、2人の審査員の批評で対応するように指示を出す。サイモンはその変更に不服で、どうやらそのイライラがカーラに向かってぶつけられたらしい。
会場にいた観客達にも、審査員の周りのギクシャクした雰囲気は一目瞭然で、「ライアン・シークレスト(Ryan Seacrest)が、番組の一番最初にサイモンを紹介した際にも、にが笑いをしてランディー・ジャクソン(52 - Randy Jackson)に近寄り、彼に向って何か囁いていた。」と言っている。

マット(Matt)、アヌープ・デサイ(Anoop Desai)、リル・ラウンズ(Lil Rounds)のボトム3(3人の落選候補者)の審査の場面になると事態は更に悪化する。
ライアンがカーラに、ボトム3の決定は正当であるかどうか聞くと、カーラは、「そう思うわ。でも私は3人の皆が好きだけど。」と答える。すると、その答えに「それはおかしい。」とすかさず反論したサイモンにカーラは、「私の好みまで決めつけないでちょうだい!」と噛み付いた。「私はどちらか一人が審査員席から退場するか、喧嘩になるんじゃないかと思ったわ。」と会場にいた観客の一人はその場の状況を説明してくれた。


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カーラの時間と才能を無駄にしている


その後、コマーシャルブレイクの間、サイモン、ランディ、ポーラ・アブドゥル(46 - Paula Abdul)はファンや、ザック・エフロンを含める観客席にいるセレブリティー達とおしゃべりをしていたが、その時カーラは一人きりで、「彼女は審査員席にそのまま一人で座っているか、照明技術者達の所へ行って話をしたりしていて、 ブレイクの後、ポーラは審査員席で置き去りにされて一人座っているカーラに対して、これ見よがしに、ザックと腕を組み楽しそうに笑いながら小走りに審査員テーブルに戻って来た」と、会場の観客達は証言している。

作曲家兼プロデューサーのカーラは、彼女のかつてのルームメートであるポーラが審査員を辞めた後、後任者として新しい審査員に迎えられる予定であった。ポーラの契約はこのシーズンで終わり、彼女はその後、自身の音楽活動や他のTV番組企画、現在手掛けている宝石やアクセサリーのデザインといった活動に専念するつもりであった。しかし、十分な準備なしに代わりの審査員を入れるという結論が逆に、そのままポーラを審査員として残す結果になってしまった。サイモンはポーラが残る事に賛成していて、「もしプロデューサーが4人の審査員という結論をくつがえすようなら、サイモンはポーラに審査員として彼の隣の席に座る事を望んでいる。」と語り、EW.com’のアニー・バレット(Annie Barrett)はそれでも良いと言う意思表示をしている。


「サイモンがポーラの表情を遠慮なくからかったりする場面などを考えて、今の段階ではもう一人の辛口なカーラが去った方が良いと思う。」とポーラは語っている。
今では、カーラも元の3人の審査員に戻る事に異論はない。「カーラは男性社会であるロックミュージック界で多くの功績を残してきた存在で、望まれていない場所で仕事をする事は出来ないと思う。彼女の時間と才能を無駄にしているというのは誰の目にも明らかだし、彼女がこの仕事を受けないと聞いても、誰も驚いたりする事は無いと思う。」とアメリカン・アイドルの番組関係者は語っている。

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