写真上:現地時間2013年5月15日、第66回カンヌ映画祭(The 66th annual Cannes International Film Festival)に登場した、映画「華麗なるギャツビー」の主演レオナルド・ディカプリオ(写真左)とバズ・ラーマン監督(写真右)。
勝負に出た☆バズ・ラーマン監督
主演レオナルド・ディカプリオ、注目を集める映画「華麗なるギャツビー」
2012年公開の大作となるはずだった「華麗なるギャツビー(原題:The Great Gatsby)」。ありがたいことに、キャスティングの問題による再撮影や、雨続きだったシドニーの夏も過去の話に。
US$125Million(約125億円)がつぎ込まれ、バズ・ラーマン(Baz Luhrmann)監督への期待が急上昇すると同時に、古典小説の映画化にどうしてこれまで長い時間がかかったのか気になるところ・・・。
シドニーでの撮影が開始されたのは、2011年の11月にまで遡り、昨年のクリスマスに公開予定されていたものの、最終的には公開日を2013年まで延期することとなった。スタジオ側は、ハリウッド大作に関しては度々起こる公開の遅れに関して「私たちは、“ザ・グレート・ギャッツビー”は、世界のサマー・ムービーとして最もふさわしいと考えています。」とコメントしている。
公開延期の理由について、バズは2011年の荒れた天候によって撮影が遅れたと主張している。夏の時期の大雨のせいだとのこと。「シドニーは、ラ・ニーニャ(La Nina) 現象の影響で毎日どしゃ降りで、記録的な大雨に見舞われていた。だから撮影を中止して、次の年に再会しなければならなかったんだ。」とバズは話している。
監督のバズは、初期のプロジェクトだった「原題:アレクサンダー・ザ・グレート(Alexander the Great)」の破綻や2008年に公開され、酷評を受けた自身の映画「オーストラリア(Australia)」に続いて、この映画も大きなリスクだった ことを認めている。
彼は、大きなプレッシャーやストレスと闘っていたことを最近告白し「胸が痛かった。どうして良いかわからなかったよ。」と当時を振り返っている。「もう一度外に出た時には、誰かに会ってギャッツビーは今でも生きていると確かめたかったんだ。」
そしてその想いは、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)やキャリー・マリガン(Carey Mulligan)、ジョエル・エルガートン(Joel Edgerton)といったオールスター・キャストの他、ジェイ-Z(Jay-Z)のプロデュースによるサウンドトラックで確かなものに!
期待度高まる本作の公開が待ちきれない! 日本では、2013年6月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー。2D/3D同時公開。