OK! インタビュー
クリステン・スチュワート☆オン・ザ・ロード
新作映画「オン・ザ・ロード」プロモーションを通して、
秘密のベールを脱ぐクリステン・スチュワート!
最新映画「原題:オン・ザ・ロード(On the Road)」の撮影を終えて以来、劇的な人生の変化を迎えようとしているクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)だが、若干22歳にして、現在ハリウッドで最も高い出演料を稼ぎ出す女優と言われるクリステンは、この映画を通して莫大な出演料と夢の役割を手に入れたと言う。
そして、世界中の女性の憧れの的、ロバート・パティンソン(Robert Pattinson)と3年に渡って親密な交際を続け、欲しいものは全て手にしたかのように見える彼女は誰の目から見ても“幸せの絶頂”にいるはずであった。
事実、自身の人生は“順調そのもの”と公言して憚らなかったクリステンだが、今年6月に行われたインタビューの中で、「全てが余りにも順調に運び過ぎて、時々“何か飛んでもなくとクレージーな事が起きてくれないかしら?”と思ったりする事があるの。」とかなり刺激的なコメントを残している。
そして、その一ヶ月後に映画「スノーホワイト(原題:Snow White & the Huntsman)」の監督、ルパート・サンダース(Rupert Sanders)(41歳)との“お熱いキス・シーン”がスクープされ、自らの言葉を再現するかのような彼女の行動が“巷の話題”をさらっている。
更に、クリステンの不倫騒ぎの詳細が明らかになるに連れ、業界では“もしや、彼女はスノーホワイトの続編から外されるのでは?”と言う囁きが漏れ、一部では今後のクリステンの映画女優としての仕事に懸念を示すような声も出始めている。
2人の関係が危ぶまれる中、自身の最新映画「原題:コスモポリス(Cosmopolis)」プロモーションに出席したロバートだが、その一方、先月英国で開催された「オン・ザ・ロード」のプレミア試写会会場ではクリステンの姿は確認されていない! そして、彼女の不参加について、残念そうな表情で次のようにコメントする共演のダニー・モーガン(Danny Morgan)!
「この映画にかけるクリステンの意気込みは並大抵のものではなかったし、映画の中でも目を見張る様な素晴らしい演技をしているんだ。きっとクリステンも今日の席には絶対出席したかったと思うよ。」
ちなみに「オン・ザ・ロード」の中でクリステンは16歳の花嫁、メアリーロー(Marylou)役を演じ、その純真無垢なメアリーローがエッジィでセクシーな冒険する過程を見事に演じているが、その演技の難しさについて次のように語るクリステン!
「私自身も似たようなジャンプアウト(脱皮)を経験した事があるけれど、最初はメアリーローの方が進歩的なのか、それともその逆なのかと言う疑問も含めて、主人公と自分の間にある境界線を探し出すのにとても時間がかかったわ。」
---色々とありましたが、現在の心境をお聞かせ願えますか?
以前と比べると、はるかに元気になっていると思うわ。
---撮影に入る前に、この映画の“原作”をお読みになりましたか?
確か14歳か15歳の頃にこの映画の原作を読んで、それ以来私はこのストーリーの虜になってしまったの。この本を通して自分が発見した教訓の1つは“自分の価値判断で人生を選択する自由を持つ事は決して我儘な行為ではないと言う事!” 本の中に出て来る主人公に一度会ってみたいと真剣に思った程、私自身が刺激された本でもあるの。それから他人と違った価値観や生き方を持つ事が決しておかしい事ではないと言う事も学んだわ。
---本を読んだ後、あなたの人生に何か変化はありましたか?
自分が目標にする人達に囲まれて更に精進してみたいと思うようになったわ。そして、“常に周囲の人達と同じ目標や理想を抱えて生きて行く必要はないと言う教訓”は、私にとってとても新鮮なメッセージだったの。
---映画の中に出てくるような“刺激を与えてくれる人達”と私生活で出会った経験は?
強いて言えば、私の友達全員がそう言う人達だと思うわ! 私の周囲には“何も考えない様な怠け者”や“ただ毎日自己満足に浸って生活しているような人”は全くいないの! メアリーローの素晴らしさは、とても素朴で、必要以上の事を望まない事! そして心の奥に隠された真実の自分の姿を理解してくれる人達に巡り合う事が出来たメアリーローは、とても幸運な女性だと思うわ。現実をあるがままに受け入れて、その現実を心から慈しむと言う行為は簡単そうに見えて、誰もが実現出来る事ではないと思うし、それをいとも自然にこなしてしまうメアリーローは、時代を先駆けた女性だったのではないかしら? 勿論、今の時代でも彼女のような存在はとてもユニークだと思うけれど・・・。
---本の中に描かれている“心情”を映画の中でもご自分なりにうまく表現出来たと思いますか?
撮影中は、本当に主人公になりきっていたし、多分本の中に描かれている真のメッセージを伝える作品になったと自負しているわ。本当の自分を変える事は出来ないと思うし、実は人間の真の資質はどこか奥深い所に隠されていて、何かの拍子に浮き出て来たりするものだと思うの。私自身は、あまり自分の感情を外に出す人間ではないし、そう言う面では、メアリーローに比べると、もっと自分の心の中に秘密を抱え込んでいるのではないかと思うわ。だから映画の中で自分とは全く異なる側面を持っているメアリーローを演じる事がむしろとても快感だったの!
---この映画を通して、ファンが描いている“トワイライト”のイメージを払拭したいと思った事はありますか?
“トワイライト(Twilight)”には、私なりの強い思い入れがあるし、いつまでも忘れられない作品になる事は確かよ! そして、それはトワイライトが世間の注目を集める以前から私の心の中にある不思議な愛着なの。この映画の主人公は、自分にとってとても魅力的な女性だったし、そう言う意味でも“トワイライト”に関わる事が出来た事を本当に幸運に思っているわ!
---トワイライトのおかげで名声を得た訳ですが、共演者やスタッフの皆と仲間意識が強くなりすぎると感じるような事はありますか?
いいえ、そんな事はないわ! 撮影中は出演者やスタッフの皆がどこか強烈に惹きつけられるようなエネルギーに満ち溢れていたし、それがこの作品に携わる最高の醍醐味だったと思うわ。例えば1人で寝室にいる時に何か面白い事があったりすると、ただ“クスクス”と含み笑いをするだけで終わってしまうけれど、仲間と一緒にいると、皆で笑い転げたりする事が出来るでしょう。監督や共演者達と一緒にエネルギーや情熱を分かち合って仕事をしている内に、聴衆の前では分かち合う事が出来ない“仲間意識”が生まれて来るのはむしろ当然の事だと思うわ
--私生活を守る必要性と、私生活が晒される事に対するご自身への影響は?
“自由”は、私にとって何よりも大切な“心の砦”なの。自分の“私生活”は自分なりにしっかりと守る様にしているので、誰かに必要以上にプライバシーを侵害されていると言う脅迫意識は持っていないわ。でも、“ここまでは許せる”と言う自分自身の境界線を見つけるまでに相当時間がかかった事は事実で、色々な現状を正当性を持って受け入れる事が出来るようになるまでは様々な葛藤があったの。私は、どんな事があっても、大切な“信念”を捨てて自分を売り込むような行動を取ったり、物質的な欲望の為に自分の“魂”を失うような事だけはしたくないと思っているの。だってそれは私にとって何の価値もないものだと思っているし、少なくとも“自分の砦は自分で守らなければ!”といつも自分に言い聞かせているわ。
---「オン・ザ・ロード」の中で紹介されるような“ロード・トリップ(長い車の旅)”を経験した事は?
実は、女友達2人と経験した事があるの。女性仲間との旅なので、映画の中で紹介されているロード・トリップに比べるとちょっとダイナミックさに欠けるかもしれないわね。私が生まれ育ったロサンゼルスからオハイオまでの約3,670キロのちょっとした長旅で、今でも車の中がとんでもなく臭かった事を覚えているわ(笑)。
---その車の旅で例えばスピード違反で捕まったとかいうような、何か大変な状況に陥ったような経験は?
捕まったりするのはご免だったので、スピードの出し過ぎもしなかったし、結構慎重運転だったと思うわ(笑)。私は運転が大好きで、後ろの席でじっとしているのは大の苦手! それにどちらかと言うとコントローリング・フリーク(支配欲の塊)で、人生をのんびりと静観して楽しむようなタイプではないの。この旅行で更に発見した事は旅の間中、友達を含めて3人が無事に目的地まで辿りつく事が出来るのか、常に不安な気持ちから逃れる事が出来ない“心配性”な自分がいた事! 自分達がどこに行きつくのかを事前に知りたい気持ちと、未知の世界へ旅立ちする好奇心が入り混じった不思議な気持ちで一杯だった事を今でも鮮明に思えているわ。
---何時頃から映画の世界で仕事をしたいと思い始めたのでしょうか?
両親がこの業界の仕事に携わっていたので、映画やテレビにはいつも憧れがあったわ。だから、自然にこの世界に入って仕事をするようになったと言う訳! 私はどちらかと言うと“おませ”な方で、いつも大人に囲まれて話をするのが楽しいような少女だったの。
---例えば“トワイライト”がいよいよ最終編を迎えると知らされたら、どのような想いを持つと思いますか? “悲しい想い”になるのか、それとも“ホッとして幸せに感じる”のか・・・。
その両方! いつまでも“トワイライト”の世界に留まっていたい気持ちと、“トワイライト”との長い関係を断ち切って新しい世界に挑戦したい気持ちが入り混じって、とても複雑な心境なの。でも、いずれにしても、この映画に携わる事が出来た事をとても光栄に思っている事は事実よ!