硬く手を握り結束の強さをアピールする(写真左から)長野県・阿部守一知事、鳥取県・平井伸治知事、大分県・小風茂副知事。
セレブ牛"オレイン55"で三国同盟
OK!Jグルメ・レポート
飽和脂肪酸が少なく、血中の悪玉コレステロールを低下させる効果があるとされ、健康に良いという事で“オレイン酸”という言葉をよく耳にする今日この頃。その“オレイン酸”を55%以上含む、希少価値の高い牛肉、鳥取県生まれのセレブ牛“オレイン55”を去年OK!JAPANでご紹介したがさらに長野県、大分県が加わり、各県が誇る“オレイン和牛”をより多くの人に知って貰うべく、“オレイン和牛の饗宴”として、三県合同という形で記者会見が9月23日、都内で開催された。
昨今の健康ブームや食の“安全・安心”により、和牛に対する意識も見直されている中、良質な脂肪として知られる“オレイン酸”が注目され、さらに“オレイン酸を豊富に含むオレイン和牛”の口どけ、味わいなど肉の風味の良さにも高い評価を得ている。
和牛を評価する上でも“霜降りを中心とした肉質評価”に加え“脂肪(霜降り)の質の評価”が取り入られ、和牛肉は、“霜降りの量”から“脂肪の質”へと転機を迎える中、“オレイン牛”で和牛の流れを変えたいと、今回の発起人でもあり、“鳥取和牛オレイン55”のPRに熱心な平井知事を中心に自ら“和牛の三国同盟”と長野県、大分県との結束の強さをアピールした。
奇跡の和牛とも言える“オレイン和牛”の三県の取り組みは、オレイン酸含有率55%以上であることをはじめ、各県が独自にさらに厳しく“美味しさ”と“安全・安心”についての基準を設け認定を行なっている。各県それぞれが手間暇をかけた“オレイン和牛”について熱意を持って説明し、味を堪能して欲しいとの想いから試食も行われた。
写真左から:
・「鳥取和牛オレイン55」のロースト、サルモ—リオソース添え
鳥取県:伝説の名牛“気高”号の血を受け継ぐ、鳥取和牛オレイン55(ゴーゴー)のイチボ(お尻のお肉の一部)を焼きあげ、鳥取県産の野菜をベースにしたソースで仕上げた一品。ワインもこだわりの北条ワイン 砂丘 赤2009。
・「信州プレミアム牛肉」ランプ肉のパイ包み焼き
長野県:厳しい基準をクリアした信州ふーど(風土)を代表するプレミアムな食材“信州プレミアム牛肉”からとったコンソメ・スープの味わいも印象深い一品。ワインは、長野県原産地呼称管理制度(N.A.C)認定、安曇野ワイナリー メルロー樽熟成2010。
・「豊味いの証」ロース肉 安心院赤ワイン蒸煮 地野菜添え
大分県:“オレイン酸”を高める為に効果のある飼料用米の作付を進め、エサに利用し育てた“オレイン酸”を多く含む豊後牛”の赤ワインの蒸し煮。旬な地野菜がさらにアクセントになった、オール大分県産”が特徴的な一品。ワインは、安心院葡萄酒工房 メルローリザーブ2009。
3県が誇る“オレイン和牛”それぞれの脂のキレとまろやかさを堪能。
写真左:
知事、副知事同様に“オレイン和牛”に熱い思いを込めた(左から)「信州プレミアム牛肉」ランプ肉のパイ包み焼きを担当した岸本シェフ、「豊味いの証」ロース肉 安心院赤ワイン蒸煮 地野菜添えを担当した堀田シェフ、「鳥取和牛オレイン55」のロースト、サルモ—リオソース添えを担当した山本シェフ。
“肉質評価”に加え“脂肪の質”も評価対象となる、“和牛のオリンピック”とも呼ばれる“全国和牛能力共進会・和牛の祭典”で、鳥取県、長野県、大分県とこの三県で金・銀・銅を取りたいと意気込む平井知事。
オレイン和牛の三国同盟の今後については、PR活動に力を合わせていくとの事。厳しい基準を設けているため、頭数が少なく希少価値の高い“オレイン和牛”ではあるが、いずれは“COOL JAPAN”として海外にもアピールしていきたいと熱く語った。
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