写真上:写真左からエリザベス女王(Queen Elizabeth II)、 プリンス・ウィリアム( Prince William(The Duke of Cambridge))、ケンブリッジ公爵夫人キャサリン(Catherine, Duchess of Cambridge) and プリンス・ヘンリー(Prince Henry)(通称:プリンス・ハリー(Prince Harry))。
“エリザベス女王即位60周年”を記念し、
お祭りムードに酔い知れた英国国民
“10,000件にも上るストリート・パーティー”、“1,000隻のボートがズラリと並ぶ小艦隊パレード”、“数百万を超えるお祝いのメッセージ”、“大規模なコンサート”等など、英国特有の憂鬱な天候を跳ね除けるかのように4日間に渡り、お祝いムードに酔いしれた英国!
現地時間6月2日のエプソム・ダービー(Epsom Derby)観戦を皮切りに、翌日の家族を伴ったテムズ川下りで幕を開けた“エリザベス女王即位60周年”だが、数々の祭典の主役はエリザベス女王(Queen Elizabeth)をはじめ、言わずと知れたロイヤル・ファミリー・メンバー達!
そして女王は86歳と言う高齢を物ともせず、雨が降りしきる中で決行された4時間にのぼるボートクルーズの間中、甲板に立ち尽くして川沿いの風景を楽しんだと言う。更に全く疲れた様子を見せない女王は、その翌日バッキンガム宮殿で開催されたコンサートにも予定通り出席すると言う健在ぶり! しかし、65年の歳月を共にするプリンス・フィリップ(Prince Philip)(91歳)は、膀胱炎の為に急遽入院し、残念ながら今回の祝賀イベントには参加する事が出来なかった。
自身の即位60周年に際し、世界に向けて次のような感慨溢れるスピーチを贈った女王!
「家族、国民、近隣国家の友人達が一堂に揃って今回の即位60周年記念を祝ってくれた事を本当に嬉しく思っています。英国のみならず、英国連邦国家全体から贈られた、計り知れない程の優しさは、きっとこれから先も永遠の宝として私の心の中に刻まれる事でしょう。」
コンサートではカイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)、エルトン・ジョン(Elton John)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)らがステージに上り会場を沸かせたが、今回急病の為に出席出来なかった父親に向けて送ったプリンス・チャールズ(Prince Charles)のスピーチに、会場は一瞬静まり返ったと言う。「今晩の素晴らしいお祝いの中で唯一心残りがあるとすれば、それはこの慶ばしい席に父親の顔が見えない事です。でも、ここで大きな声で叫べばきっと私達のメッセージが病院まで届くに違いありません。」
コンサートの翌日はセント・ポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)での礼拝に引き続き、お祝いの為にバッキンガム宮殿に詰めかけた数百万の国民にロイヤル・ファミリー・メンバーがバルコニーの上から挨拶する恒例の王室儀式が行われた。そしてロイヤル・エアフォース(英国空軍)のアクロバット飛行と共に英国国歌が合唱される中、次のような感慨深いメッセージを贈る女王!
「今年のこの至福に満ちた祭典が、これから先も永遠に私達の心の中に刻まれ続ける事を願ってやみません。」
そして今回の慶事に参加する事が出来ず、ロサンゼルスから次のようなビデオメッセージを送る、英国が誇るサッカー選手、デイヴィッド(David)& ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)夫妻!「今回の“即位60周年記念”に際し、僕達家族を含め、英国国民全員からお祝いのメッセージを贈りたいと思います。女王陛下万歳!」