今年2度目のロイヤル・ウエディング
ウ エディングは、誰にとっても人生の一大イベントで、誰が見ても心ウキウキするもの!
今年2度目のロイヤル・ウエディングを見る事が出来るエディンバラ(Edinburgh)の市民は、その日が来るのが待ち切れないと言った様子であった。
そして、現地時間の2011年7月30日、アン王女(Princess Anne)の第二子であり、エリザベス女王(Queen Elizabeth)の孫に当たる、ザラ・フィリップス(Zara Phillips)とグラスター&イングランド所属のラグビー・スター、マイク・ティンダル(Mike Tindall)のロイヤル・ウエディングがスコットランド、エディンバラ城内のキャノンゲート教会で取り仕切られた。
挙式の1時間前、正式なモーニング・スーツに身を包んだ、ザ・グルームス・メン(The Groomsmen)のラグビー・スター選手達と楽しげに歓談する“ザ・フリッジ(The Fridge)”のニックネームで知られる花婿のマイク(32歳)だが、その中でも一際人目を引いたのは、1週間前のフランスの試合で怪我をして目の周りが真っ黒なベストマンのイアン・バルシャウ(Iain Balshaw)の姿! きっと女王も彼の姿を見て驚く事間違いなしで、恐らく挙式後も語り継がれるエピソードとなるはず!
孫の晴れの挙式に駆けつけたエリザベス女王とプリンス・フィリップ(Prince Philip)を筆頭に、プリンス・チャールズ(Prince Charles)とカミラ公爵夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)、プリンス・ウィリアム(Prince William)とケイト公爵夫人(ケンブリッジ公爵夫人キャサリン(Catherine, Duchess of Cambridge)、プリンス・アンドリュー(Prince Andrew)など、当日の挙式会場、エディンバラには数多くのロイヤル・ファミリーが一堂に会した。
写真左から:プリンス・チャールズとカミラ公爵夫人、ケイト公爵夫人とプリンス・ウィリアム。
そしてこの日の為に、£40,000(約480万円)でロイヤルパレスを借り切って、孫の晴れの挙式のプレゼントをしたと言うエリザベス女王! スコットランド教会のウエディングは、とてもシンプルではあるが、有名なキャノンゲートのパイプオルガンが奏でる厳かな音楽に載せて父のキャプテン・マーク・フィリップ(Captain Mark Phillips)と共にバージンロードを歩く、輝くように美しいザラ! そしてザラとマイクは目と目を見つめ合い、家族の前で“永遠の誓い”を交わした。挙式後のディナーに引き続き、ジャズバンドの音楽と溢れる程のシャンペンで午前2時までパーティーを楽しんだ出席者達は、キュートなミニケーキを手に持って式場を後にしたと言う。
その後ハネムーンに出かける事も無く、それぞれの仕事場に戻ったカップルだが、2人は7年間の交際の末、既にグロースター(Gloucester)に£800,000(約9,600万円)の邸宅を構え、3匹の愛犬と共に幸せな家庭を築いていると言う。
運命の出会い
ロイヤル・ファミリーの一員とした生まれたザラと、ラグビーコーチの息子として普通の家庭に生まれたマイクは、幼い頃から全く異なった環境で育ったが、10代の頃に培ったスポーツ好きの精神と“良く働き、良く遊ぶ”の精神が2人を結び付ける要因だったとカップルは結婚に至るまでの経緯を語っている。そしてマイク(32歳)は、ザラへの想いを次のように語っている。「ザラは、僕の初恋の女性で、僕にとっては運命の人なんだ!」そして互いの想いをウエディング・リハーサルの際の“熱いキスシーン”で披露したカップルは本当に幸せそうであった!
ウィリアムとケイト
当日のセレモニー会場で一際注目を集めたカップルと言えば、ケンブリッジ公爵夫妻のウィリアムとケイトである事は誰もが知る所! ちなみについ先頃のロサンゼルス公式訪問の際に開催されたカクテル・レセプションで披露したグリーンのダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)のドレスを身にまとい、美しく輝くケイトではあったが、この日の主役は、アリス+オリビア(Alice +Olivia)のドレスを身にまとう華麗な花嫁、ザラであった事は言うまでも無い!