世界中を魅了するスーパースター、トム・クルーズ(Tom Cruise)が贈る、最新作にしてシリーズ集大成となる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 (原題:Mission: Impossible -The Final Reckoning)。本作のワールドプロモーションツアーのオープニングに日本が選ばれ、トムは共演仲間&クリストファー・マッカリー(Christopher McQuarrie)監督とともに都庁に降臨! 超ゴージャスでエキサイティング、大歓声と熱狂に包まれたジャパンプレミア レッドカーペットイベントを振り返ってレポートします。
『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun:Maverick)以来、3年ぶりの来日!日本中の人々、そしてトム自身がずっと待ちわびていた今回の来日イベントは、5月6日に行われました。降りしきる雨の中、地上48階建ての都庁舎がそびえる東京都庁都民広場には、抽選されたおよそ1000人のファンが詰めかけ、周辺にも会場に入れなかった大勢の人々が、トムを一目見ようと集まっています。
東京都知事の小池百合子氏の開会宣言でイベントが幕を開けると、雨をも吹き飛ばす熱量のファンの大歓声のなか、はじける笑顔で登場したトム。シックな黒で統一したスーツ姿が眩しい! 3年前の来日時より若くなった印象で、62歳という年齢が信じられません。長年にわたって映画字幕を担当し、トムが“日本の母”と慕う戸田奈津子さんと、日本語吹替声優の森川智之さんが祝福に駆けつけ、会場の熱気が一気に高まりました。
シリーズ1作目から30年近く、スパイ組織IMFのエージェント、イーサン・ハントを演じ続け、8作目となる今作ではさらに限界を突破した前代未聞の超絶アクションを披露したトムは、「ありがとう。また日本に戻って来られて、とてもうれしいです。ここにいて本当に幸せです。皆さんに感謝しています。」と挨拶して、ファンの声援に応えながらレッドカーペットを進みます。
その後、シリーズ5作目となる『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(Mission: Impossible – Rogue Nation)以降、4作品の監督を務めるクリストファー・マッカリー監督が登場し、トムと固い握手を交わしました。続いて、『トップガン マーヴェリック』で若き訓練生コヨーテ役でトムと共演、本作ではイーサンを追跡するCIAエージェントのドガ役を務めたグレッグ・ターザン・デイヴィス(Greg Tarzan Davis)、そして3作目『ミッション:インポッシブル3』(Mission: Impossible3)に初登場して以来、イーサンの相棒としてファンの間で大人気のキャラクター、ベンジーを演じるサイモン・ペッグ(Simon Pegg)が現れて、会場の人々を沸かせました。
さらに前作でシリーズに初参加し、今作でも再び主要キャラクターとして活躍する謎多き女性パリス役のポム・クレメンティエフ(Pom Klementieff)と、前作でIMFチームに加わってイーサンと行動を共にする重要な役どころのグレース演じるヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)が登場。ポムは透け感のある大胆なドレス、ヘイリーはゴージャスな黒のドレスを身に纏い、華麗な2人に歓声が上がります。
来日メンバー全員が揃い、それぞれファンの求めるサインや写真撮影に多くの時間を割いて応じています。そして一番早く会場に来てくれたトムは、およそ3時間にも及んでファン1人1人に丁寧に接していました。常に笑顔で真摯で分け隔てなく神対応をするトムの優しさと誠実さを、改めて実感。チーム一丸となってレッドカーペットを行き来し、日本のファンに楽しんでもらおうとするトムたちの思いが伝わってきて、胸が熱くなります。
イベント終盤には6人全員がステージに登壇。トムは皆と熱いハグを交わして、その後、フォトセッションと挨拶が行われました。本作のワールドツアー最初の地として選んでくれた日本について、「25回目の来日となります。本当に日本が大好きです。毎回美しい文化に触れることができて、とても嬉しく思います。皆さんが温かく迎えて、作品も愛してくださって、ありがとうございます。」というトムの愛に満ちた言葉に、会場のボルテージは高まる一方です。
ヘイリーも「皆さんにお会いできて、とても嬉しく思います。ありがとうございます。」と続けます。サイモンは、「ありがとう!トーキョー!」と日本語を披露して会場を盛り上げ、「前作で来られなくてとても残念だったので、今回こうして来られてとても嬉しいです。」と、2年前、組合のストライキで急きょ来日中止となった前作のリベンジを果たせた喜びを語りました。
マッカリー監督は「私たちは日本が大好きで、私自身も来日は7回か8回目になります。いつも皆さんに温かく歓迎していただいて、感謝しています。それとお寿司が大好きなので、来られてとても良かったです。」と、お茶目に挨拶。グレッグは「今回は念願の初来日で、皆様にお会いできて最高にうれしいです!(日本語で)愛しています!」と、ファンに向けてラブコールを送りました。
トムは改めて日本語で「ありがとう!」と言い、「日本の皆さんのことが大好きです。7年間かけて、この作品を完成させました。共に生活し仕事をしてきたキャストの皆さん、そして20年近く一緒に映画製作に携わってきたマッカリー監督を心から誇りに思っていますし、愛しています。」と、集大成となる本作への熱い思いと感謝の言葉を述べます。
クライマックスには、シリーズを象徴する決め台詞「Light the fuse!(導火線に火をつけろ)!」というトムの掛け声とともに、都庁の巨大な壁面にスペシャルなプロジェクションマッピングが映し出されました。最後に花火が打ち上げられ、トムのエモーショナルな表情を投影したビジュアルが壁面に出現。熱狂の渦に包まれたイベントは、最高のフィナーレを迎えました。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
5月17日(土)~22日(木)先行上映、5月23日(金)日米同時公開
配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:missionimpossible.jp
©2025 PARAMOUNT PICTURES.
PHOTO 伊井龍生
TEXT 丸山けいこ
次回(Vol.2)の来日記者会見レポートもお楽しみに!