オルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)
その他にもコロナウイルス感染を公表したのは、ウクライナ出身の女優、オルガ・キュリレンコ(40歳)!
ちなみに彼女は2008年に上映された007シリーズ『007 慰めの報酬』(007 Quantum of Solace)で、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)と共演し、超クールなカミーユ・モンテス(Camille Montes)役で旋風を巻き起こした女優! その後も2013年にサイエンスフィクション映画『オブリビオン』(Oblivion)でトム・クルーズ(Tom Cruise)と共演し、さらには、ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)と共演した『スパイ・レジェンド』(原題: The November Man)にも出演している。
彼女は3月の半ばにロンドンにある自宅のフラットの窓から撮影した写真を映し出しながら、感染後数週間の隔離生活を余儀なくされていると説明し、次のようなコメントを残している。
「コロナウイルスの感染が判明してからこのフラッドで隔離生活をしているけれど、ここ1週間ほどは熱と倦怠感というのが主な症状なの。この感染を軽く考えてはダメ! 皆も感染しないようにくれぐれも気を付けてね。」
さらに症状の詳細について「最初は午前中だけ咳こんだりしていたけれど、その症状はすっかりなくなったわ。残念ながら、今は対抗できる治療薬はないから医師から渡されたタイレノール(Tylenol)で熱を下げるだけ! その他には何もできないというのが現実よ。もちろん、ビタミン剤を飲んだり、ガーリックを食べて免疫を高める努力はしているし、その他にもレモンを絞った水を飲んだり、できるだけたくさんの水を飲むように心掛けているの。ただそれだけ!」
でも幸いなことに、現地時間3月22日(日曜日)に投稿したインスタグラムで、ウイルス感染から完全に回復したという報告をしたキュリレンコ!
もちろんまだ、サージカルマスク(外科手術用のマスク)を着けてはいるものの、4歳になる息子のアレキサンダー(Alexander)を膝にのせて、暖炉の前でたたずむ親子の写真と共に、自身の病気との闘いについて次のように詳細を語っている。
「私の症状を要約すると、最初の1週間は、高熱とひどい頭痛で、ほとんどベッドで寝たきりの状態、そして2週間目に入るとやっと熱は引いて、まだ少し咳の症状が残る状態ではあるけれど、倦怠感はまだそのままといった感じだったわ。そして2週間目の最後になった頃には午前中にちょっと咳が出る程度で、その後は咳の症状もすっかりなくなった状態で、現在はすっかり完治していると思うわ。今は今回の経験を通してたくさんのことを振り返りながら、息子と2人の時間を楽しんでいるところよ!」
おめでとう、良かったね! オルガとアレキサンダー!
クリストファー・ヒヴュ(Kristofer Hivju)
『ゲーム・オブ・スローンズ』(原題:Game of Thrones)の最強な戦士、トアマンド(Tormund)役を演じたノルウェー出身の俳優、クリストファー・ヒヴュも、コロナウイルスとの闘いには勝つことができなかったようで、クリストファーは、現地時間3月16日インスタグラムを通して、コロナウイルス感染後、自身を含めて家族全員が故郷のノルウェーで隔離生活を送ることになったと公表し、その状況を次のように述べている。
「ノルウェーからこんにちは! 大変残念ではあるけれど、実は僕はコロナウイルスに感染していることが分かって、完治するまでの間ずっと家族と一緒に隔離生活を送らなければならなくなったんだ。でも、家族は全員元気で、僕も軽い風邪のような症状だけ! このウイルスで命に関わる過酷な症状に陥る人たちもいると聞いているから、皆さんもくれぐれも気を付けてね。頻繁に手を洗って、他人との間は1.5メートル以上の距離を置くこと、そして、隔離生活をすること、とにかくありとあらゆることを試みてウイルス拡散を防がなければ! とにかく一緒に闘って、入院してでも、この危機を回避しなければならないし、今は世界中が一致団結して助け合うことが一番大切だと思うよ。それぞれの国の感染対策センターのホームページを検索して、安全対策を調べてほしい。そうすることで自分や社会全体を守るだけではなく、特に高齢者や既往症のある弱者を救うことになるという認識を持つようにしてほしい。」
素晴らしい「クリストファー! これ以上何も言うことはありません!
最悪のコメント(The Bad)
マドンナ(Madonna)
バラの花びらを浮かべた浴槽に全裸でつかりながら、SNSで大衆に向かって独自の知恵を展開したマドンナ!
しかめ面をしながら、私たちに披露したマドンナのアドバイス、もしくは教えとは、「コロナウイルスは平等をもたらす偉大なもの。」という奇をてらった独自の持論で、およそ私たちが必要としない忠告といえる。歳を重ねた、かつてのポップスター、マドンナいわく「コロナウイルスにとってはあなたがどんなにお金持ちか、有名か、面白いか、賢いか、どこに住んでいるか、何歳か、素晴らしい話ができるかどうか、全く関係なことなの。」
もちろん、この思わせぶりな啓蒙はたちまちのうちに炎上し、彼女が展開する奇妙な宇宙哲学的な論法がマスメディアやソーシャルメディアを通して露出され、群衆からバッシングを浴びている。
ジャレッド・レト(Jared Leto)
世界的な感染騒ぎの真っただ中で、死に至る可能性のある病原体の感染のため世界中の人々が苦しんでいることを、どんなに遠くに離れていてもジャレッドに伝える側近がいてもよいはずと考えてもおかしくはない。しかし、ジャレッド (48歳)は数多くのニューエイジ・セレブリティーがカリフォルニアでやりたいことリストに入れている12日間の瞑想とマントラ探しに夢中になって、コロナウイルスの存在すら忘れるほど“無の状態”にいたらしい。
そして、『ダラス・バイヤーズクラブ』(Dallas Buyers Club)でオスカー助演男優賞を受賞したジャレッドは、世界的なウイルス感染の驚きを隠しきれないように、現地時間3月17日、ツイッターを通して次のようなメッセージを送っている。
「12日前に砂漠のど真ん中で静かなメディテーション(瞑想)を始めたんだ。電話も他の伝達手段も何もない静寂の中で世間とは全く接触のない毎日を過ごしていたので、その間何が起きているのか知る由もなかった。そして昨日、全く様変わりした世界に出てきて、とにかく心を撃ち抜かれるくらい、驚いている状態なんだ。今は家族や世界中にいる友人たちからメッセージをもらって、状況を確認し、再認識しているところなんだ。」
そして、現実離れしたジャレッドは、地球上の仲間に次のような畏れ多いメッセージを心地よいバイブレーション (振動)と共に送っている。
「これからポジティブなエネルギーを送ると同時に、皆が無事であることを心から願っています。とにかく今は安全のため、外に出ないようにしてください。」
グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)
生まれながらに恵まれた生活しか知らない自己陶酔型のセレブとして名高いグウィネス・パルトロウはハリウッド・スターから自称“ウェルネス・グル(健康オタク)”に転進し、現在は健康的なライフスタイルとおいしい食べ物を楽しんでいるが、実は今世界的な感染を巻き起こしているウイルスをきっかけに2011年の映画『コンテイジョン』(Contagion)に改めて注目が集まっているという。
ちなみに、この映画はマット・デイモン(Matt Damon)、ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)、ジュード・ロウ(Jude Law)、マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)が共演している。
そして現地時間2月26日のインスタグラムを通して、これからパリへと向かう途中のマスク姿の自分の写真を、次のようなキャプションを添えて投稿している。
「さあ、これからパリへ向かうわ。パラノイド(妄想)? プルーデント(慎重))? パニック? プラシド(落ち着き)? パンデミック(世界的感染)? プロパガンダ(宣伝)? どちらにしても、パルトロウはこれから、この姿でパリへ向かって飛び立ち、機内でもマスクを着けて眠ることにします。皆さんもご存知のように私は既に今回の感染を体現するような映画に出演しています。だから忠告するのだけれど、まずは手をこまめに洗って、そして握手をしてはダメ! 皆さんの安全を心から願っているわ。」
万歳、グウィネス! 失言無しにちょっとユーモアのセンスを添えて上手にパブリック・メッセージを送ることができたね!
でも、離婚後も友達付き合いを続けているコールドプレイ(Coldplay)のフロントマン、クリス・マーティン(Chris Martin)同様に甘やかされたスター、グウィネスはエコフレンドリーなライフスタイルと、自然と一体化した生活の押し売りをどうしても断ち切れないらしい。そして先日も、現在拡散し続けているコロナウイルス危機に対して、社会的な責任を持つ必要性をお説教のように唱えている。
ブラッド・ファルチャック(Brad Falchuk:結婚後18ヶ月経つ、現在のご主人)と私は今朝ローカル・ファーマーズ・マーケットがオープンしたことを聞いて、とても嬉しく思っているわ。マスクを着けて(もちろん) 手袋をして(当然でしょう!) 2人で歩いてマーケットまで行ったけれど(もちろん、距離をおいて) もちろん、歩行者が近くにいない、そして家の近くまでマスクも手袋も外さなかったし、歩くときも距離を空けていたわよ(もちろん)
ありがとうグウィネス!あなたは偉い! あなた無しでは何も分からないし、できないわ。
ところで、映画『コンタジオン』の中の彼女の役柄は“全く我慢を知らない”女性で、香港からアメリカまでウイルスを運んだ持ち主だったことを、どなたかご存知かしら?
おかしなコメント(The Funny)
ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)
自分や他のセレブを笑いの種にすることで長年知られるカナダ出身の俳優、ライアン・レイノルズだが、その憧れのハンサムマンが先日、世界に向けて風刺に満ちたツイッター送っている。そして、そのメッセージとは“ジャスティン…トルドー(カナダ首相) がカナダ国民に向けて、実際に自身も隔離状態のまま、隔離の重要性を唱えているもの。
そしてその日の夕方、『デッドプール』(Deadpool)で知られ、女優のブレイク・ライブリー(Blake Lively)と結婚しているライアンは同じくツイッターを通して、自分を含めてセレブとは関係なく、世界的な大感染に関してちょっと自重するような声で次のようなメッセージを、冗談を交えて送っている。
「今日はこれから重要なセレブからの重要なメッセージがあります。トルドー首相、ありがとうございます。私たちは皆で協力してコロナウイルスの撲滅に挑戦しなければなりません。そして、私たちはその役割をセレブ(チャリティー活動)に頼っているんです。ヘルスケアに関係する人たち、最初に現場に駆け付ける救急隊、医療関係の人たち、ピンポン選手、マネキン、そして架空の子供時代の友達、さらに400以上のタイプの仕事に携わる人たち…こうした数多くの人たちのお陰でこの危機を乗り切ることができるはず!」
そしてライアンは最後に次のような真剣なコメントを残すことも忘れていない。
「とにかく、できる限り自宅にいること。パーティーや会合のように、たくさんの人たちが集まる席には行かないこと。そして頻繁に手を洗うこと。さあ、皆で一致してこの危機を乗り越えよう!」
その後、“今の暗い社会的なムードを払拭するメッセージ”を送るように頼んで、レイノルズは同じカナダ出身のセレブ、セス・ローゲン(Seth Rogen)にバトンを渡している。
セス・ローゲン(Seth Rogen)
最後にバンクーバー出身でレイノルズの親友、セスがツイッタービデオを通して送る、ユーモアたっぷりのコロナウイルスメッセージを紹介したい。
「皆さん、こんにちわ。セス・ローゲンです。今僕は溝に詰まったトイレットペーパーをきれいにしているところなんだ。それから、今僕に必要なアルコール・ハンドジェルのピュレル(Purell)もこのメッセージの中に入れておくね。今はとにかく、できるだけ家にいること、手を洗うこと、そして繰り返すようだけれど、外出をしないことが、一番大切なときだと思うし、世の中にはもっと嫌なことがたくさんあるし、これくらいのことなら朝飯前だと思うよ。」
Interview by WENN
Photos © Avalon / WENN
Photo © Stefan Jeremiah / WENN
END.