90年代後半にスカイスポーツ(Sky Sports)の司会者として名声を博したカースティは、その後『カースティズ・ホームビデオズ』(Kirsty’s Home Videos)、『ザ・ゲームズ』(The Games)、BBCのリアリティー番組『オンリー・フールズ・オン・ホーセズ』(Only Fools On Horses)などのテレビシリーズに出演。
2021年に内耳道に良性腫瘍があると診断され、健康不安に陥ったカースティですが、現在は『ゴールド・ラジオ』(Gold Radio)の平日のドライブタイム番組の司会者として活躍しています。毎週50万人以上のリスナーを抱えるこの番組は大ヒットしています。しかし、自他ともに認める「人に甘えるのが好きなタイプ」のカースティは、無理をしないようにしています。
「バッテリーが切れそうになると、不安がこみ上げてくるんです。休憩が必要だと学びました。ハムスターの回し車みたいに走り回ってしまうと、エネルギーが落ちて、良くないんです。」と彼女は説明します。「
不安に関しては、カースティは、スコットランド出身の有名プロゴルフ選手、父バーナード・ギャラチャー(Bernard Gallacher)に似ていると言います。
「私は父によく似ています。父は完璧主義者で、私も同じです。私は何でも考えすぎて心配してしまいます。でも、シングルマザーになったら、コントロールフリークにならざるを得ないと思うんです。自分が全てをコントロールできなければ、誰がコントロールできるというのでしょう?」と彼女は認めます。

カースティが手を緩めないことのもう1つは、動物愛護運動です。彼女はそれが「非常に感情的であり、非常に困難」であると認めていますが、やる価値はあります。
彼女は何よりもまず、食肉生産に関する教育の充実を求めています。消費者がより多くの情報に基づいた選択を行えるようにです。
「この国では多くの点で正しいことが行われていますが、まだまだやるべきことはたくさんあります。そして、それを実現するまで、私はキャンペーン活動をやめられません。」と彼女は言います。
「私が見てきたようなひどい光景を一度見てしまったら、もう忘れることはできません。これは、私がこの地球上で生きている間にできる最低限のことです。もし私に変化を起こせる力があれば、必ずそうします。」
彼女は後悔についても率直に語っています。アント&デック(Ant & Dec)の『サタデー・ナイト・テイクアウェイ』(Saturday Night Takeaway)へのレギュラー出演など、キャリアにおける数々の成功にもかかわらず、2015年の『ストリクトリー・カム・ダンシング』(Strictly Come Dancing:英国のTVダンスコンテスト)出演は、視聴者が想像するほど華やかなものではありませんでした。
「個人的には、あまり良い状況ではありませんでした。離婚したばかりで、大きなトラウマを抱えていたので、あの年にオーディションを受けたことを後悔しているかもしれません。でも、もう少し落ち着いてからもう1年出演したかったと思います。私生活で本当に苦労していたんです。」と彼女は言います。

50歳の節目を迎えるカースティは、見た目も気分もこれまで以上に健康的です。しかし、50歳という大きな節目を前に、不安を感じているのでしょうか?
「もうすっかり慣れました。もうどうでもよいって思うようになりました! 今はもう、すべてが順調です。最高のパートナーと素敵な家族に恵まれています。健康よ。これまで以上に気分がよいの!」と彼女は笑います。
カースティは4年前よりも明らかに良い状態にあります。彼女は『GBニュース』(GB News)の朝の番組の共同司会を務めていた時に、聴神経腫瘍と診断されました。聴神経腫瘍とは内耳にできる良性の腫瘍で、「重度の耳鳴り」を引き起こし、正常に聞こえない状態でした。
「実は、この話をすると感情的になってしまうんです。」とカースティは言います。彼女は今年後半に腫瘍の治療のため放射線治療を受ける予定です。
「ほとんど耳が聞こえなくなって、かかりつけ医に行って、脳腫瘍の可能性はあるかと尋ねました。本当に本当に辛い経験でしたが、このことを話して、みんなが少しでも孤独を感じないようにしたいと思いました。同じような経験をされている方の気持ちはよく分かります。本当に心配で、日々の生活を送るのは容易ではありません。」
今のところ結婚式は予定されていませんが、カースティとダレンは誕生日を祝うために別の形のお祝いを計画しています。
「彼は12月に40歳になり、その1ヶ月後には私も50歳になるので、90歳の誕生日パーティーを開こうと笑っています。10歳離れていることに誰も気付かないだろうし、2人とも気にしていません。」と彼女は言います!
Words © Mitya Underwood / OK! Magazine
Photos © James Rudland / OK! Magazine
END.








 
      



















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