ディタは現在、パートナー(デザイナーのアダム・ラジチェヴィッチ(Adam Rajcevich))と一緒の写真を撮られることはほとんどなく、ハリウッドヒルズの麓にあるチューダー・リバイバル様式の邸宅でひっそりと暮らしています。アダムは、彼女がロンドンで新作ショーの振付と主演を務めている間、家事の手伝いを喜んで引き受けています。
「今の私の人生で一番ロマンチックなのは、ただ自分の好きなことをして出かけられるのに、猫の世話をしてくれて、毎朝電話をかけてきて、動画で近況を伝えてくれる人がいること。私にとって、それはすごくロマンチックなこと。『自分のことは自分でしなさい』とか『どうしてここにいないの?』なんて言われるわけではありません。本当に大きな意味があるんです。」
『CSI:科学捜査班』(原題:CSI: Crime Scene Investigation)や『The Masked Dancer』(マスクド・ダンサー)にも出演したこのスターは、少なくとも10歳は若く見えます。
清潔な生活、最低限のアルコール摂取、そして紫外線への露出を最小限に抑えることを熱心に提唱する彼女は、1月に『Lorraine』(ロレイン:ITVで放送されている英国の朝のテレビ番組)にゲスト出演した際、ITVの視聴者から「自分の美しさは生まれつきのものではない」と非難され、落胆したと言います。
「『整形なんて何もいません。ボトックスも打っていません。』って言いましたが『私の顔、変に見えている? 顔がむくんでいる?注射したみたいに見えている?』って自問自答し始めました。だって、正直言って、整形なんて何もしてないのですから。『まだ何も始めてない』って感じだったのに、『整形もしてないのに、整形疑惑かけられるなんて変だな』って思いました。」
しかし、彼女は批判者たちと議論することはありませんでした。「私はただ放っておきました。誰かが『褒め言葉として捉えなさい』と言ってくれたんです。人々は決して満足しません。自分がやったことを言えば怒られます。何もしていないと言えば嘘つきだと思われます。何と言えばいいのか分かりません。複雑な気持ちです。」
ディタは、何十年にもわたって子供を持たないという決断を正当化するよう問われ続けることにもうんざりしていました。「人生を振り返ると、『一体いつそんなことをしたんだろう?』と考えてしまいます」と、サラ(Sarah)とジェナ(Jena)という2人の姉妹を持つディタは言います。
「20年くらい前、マドンナ(Madonna)が『母親になることを逃さないで』と言ってくれたのを覚えています。その時は『ああ、でも、そうだったのね。』と思いました。でも、彼女の言葉は正しかったと感じているでしょうか? それは分かりません。(マリリン・マンソン(Marilyn Manson)と)離婚したばかりで、その後、人生はいろいろと起こり、突然『ああ、こうなったんだ』と思うんです。」
ディタの将来は母親になることではないかもしれませんが、新しい大陸へ行くことになるかもしれません。「火事の後、ロサンゼルスに別れを告げようかと考えています。」とディタは言います。
「イギリスは私を受け入れてくれると思いますか?」と彼女は尋ねました。「イギリスの田舎なら、きっと住めると思います。ロンドンは無理かもしれませんが、アイルランドかスコットランドならよいかもしれません。」
しかし、カリフォルニアであろうとカウデンビース(Cowdenbeath:スコットランドにある町)であろうと、彼女はすぐにコルセットを脱ぐつもりはありません。
Words © Nick McGrath / OK! Magazine
Photos © FayesVision / WENN.com
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