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昨年8月に乳がんを患っていることを発表、前向きな思考で50代に入るよう努め、今ここに来て人生の真の至福や深い感謝を実感できるようになったと語っている、元『イーストエンダーズ』のスターのサマンサ・ウォマック(Samantha Womack)。

OK! 独占インタビュー☆サマンサ・ウォマック:「私は自分の人生に心から感謝しているの」Vol.3

人生のパートナー、オリバー・ファーンワースと共に残忍な病魔、がんとの闘いについて語るサマンサ・ウォマックのOK!独占インタビュー。

数年前、ロンドンで夕食を共にした尊敬する、オリビア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton-John)の死のニュースを受け、昨年8月、自身のがん告知を決心したというサマンサだが、その告知に至る経緯について次のように語っている。

「あのニュースを耳にしたときは驚愕し、本当に打ちのめされたことを今でも覚えているわ。そして私は異なる段階で同じことを経験しているという人生のサイクルに非常に心を動かされ、同じ症状を抱えている人たちと思いを共有しようと考えたの。これ以上この秘密を守る必要はないし、恥に感じる必要もない。そのとき同じようにがんを患っている多くの人たちにできる限り支援の手を差し伸べたいと思うようになったというのが正直な思いなの。」

幸運なことにサマンサの手術は成功し、予後の経過も良好のようだ。

「がん診断を受けた後、手術を待っている間は、まるで体の中に時限爆弾を抱えているような感じで、ただただその“危険な時限爆弾を”取り除くことしか考えられなかったわ。今は手術の成功に感謝しているし、全身麻酔下に入る直前、“緊張してる?”と皆から聞かれたことを今でもよく覚えているわ。そのとき私は“いいえ、今はとても興奮しているわ。早くがん細胞を私の体から追い払ってほしいの。”と答えて、それから後は麻酔が効いてきて心地よい深い眠りに入ってしまったの。あれは本当に気持ちが良い瞬間だったわ。」

すべてが終わるまで彼女のそばで付き添っていたというオリバー・ファーンワース(Oliver Farnworth)(現在の人生のパートナーで元『コロネーション・ストリート』(Coronation Street:イギリスの人気テレビドラマ)のスター)は、そのときの自身の心境について次のようにコメントしてくれた。

「予想以上に時間がかかり、ただただ周囲を歩き回っている僕のところに担当外科医が来てくれて“彼女は非常に幸運な人だと思うよ。”と言ってくれたんです。スキャン上で見られたがん細胞を検出した結果、そのまま手術せずに放置していたら転移する危険性があったことを知らされ、手術の成功に安堵しました。」

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写真左から:サマンサ(50歳)と人生のパートナーで元『コロネーション・ストリート』のスターのオリバー・ファーンワース(40歳)。

ここ数週間(インタビュー当時)、“赤い悪魔の化学療法”のセッションを1回受けているサマンサは、髪の毛の一部を失い、高熱に悩まされているというが、間もなくコンサルタントに会い、がん再発を防ぐためのさらなる治療法について話し合う予定でいる。

「乳がんは粘り強く、私たちの予想を超えて賢い存在なんです。ですから、厳しいがん治療にも打ち勝たなければならないんです。」

しかし、彼女の見通しは至極楽観的で、仕事を済ませた後はしばらく休養を取るため、バレンシア(Valencian)の家に戻ることを楽しみにしているという。2人は共有の不動産を購入し、バレンシアとイギリスの間を行き来しながら生活する計画を立てているというが、今のところ、それ以上の約束事は考えていないという。そして、再婚の可能性について聞いてみると、サマンサからは“今のところは特に何のルールも考えていないの。”という答えが戻ってきている。

でも、2人の婚約に際し、サマンサの2人の子供たち(以前の結婚で設けた2人の子供たち、ベンジャミン(Benjamin)(21歳)とリリー(Lily)(17歳))と元夫のマーク(Mark)から既に承認を受けているというオリバー! そして、サマンサもまたその3人からの承認について次のようにコメントしている。

「マークとオリバーは本当に仲の良い友達同士なの。彼らは車やキャンピングカーの大ファンで、お互いにテキストメッセージを送り合ったりしているようよ。それから、娘のリリーもオリバーと一緒に料理をするのが大好きで、2人の関心事はクッキングなの。息子のベンとは一緒に木を切り刻んだりして、いつも外での作業を一緒に楽しんでいるわ。こうした関係は家族の関係を良好に保つことにいつも心を注いできた結果だと自負しているわ。

そして、マークと私はその点ではとても幸運だと思っているの。私たちは離婚した後もお互いを理解し合い、お互いの将来の関係やデートについて話をすることができるような友好的な関係を保つ努力を重ねてきたから。今私は自分の家族をとても誇りに思っているの。みんなで集まって談笑しているシーンをこの目で見るたびに、“本当に難しい状況をうまくやり遂げたな。”と自分でも感慨深い思いでいっぱいになったりしているわ。」

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2022年はとても困難な年だったが、前向きな思考で50代に入るよう努めていたサマンサは、「がん診断でさえ自分を変えることはない。でも自分を含めて、私たちの間に起きたことで確かに何かが大きく変わったと感じてはいるわ。そこには家族が経験した痛みと恐れを通して、信じられないほど感動的な何かが存在しているの! 私は自分の人生を愛しているし、それ以上に子供たちとオリバーのことを心から愛しているわ。そして今、私の人生は鮮やかな色彩で輝いているの!」

そのサマンサの人生の賛辞の言葉に付け加え、オリバーは自身の心境について次のように語ってくれた。

「もしかすると、このがん診断と治療が人生で大切なものに対する私たちの意識を変えてくれたのかもしれません。今回の経験を通して幸せは物質的な所有物ではなく、笑いと喜びと愛を感じる瞬間がもたらすものであり、振り返ることができる“美しい思い出作り”の大切さを僕たちに教えてくれました。」

そして、がんとの闘いを経験している人たちに支援の手を差し伸べようと決意しているというサマンサは次のように語ってくれた。

「私は今、真剣にある種の治療支援機関を設立したいと考えているんです。私たちの家にはアパートが併設されているので、治療から回復している人々に何らかのご褒美を贈るというアイデアも素敵だと思っているわ。自分の体験からも、がん診断を受け、厳しい治療を受けているとき、自然に囲まれた生活を送ることがとても重要だと感じていたし、そうした癒しの場所と機会を必要としている人々に、ある種の“治療隠れ家”を提供することができれば、それはとても素敵なことだと考えているの。」

「そして、定期的な超音波検査を受けていなかったら、潜在的ながん細胞を見つけることができない可能性があるので、すべての年齢の女性の癌チェックが不可欠とも考えているの。さらに重要なことは、今診断を受けながらがんの恐怖を感じている女性にとって、支援の手を差し伸べることを目的としているコミュニティーの必要性! 不安を感じている人たちはソーシャルメディアで連絡を取り、同じ悩みを抱えている人たちと話をしていると、自分は1人ではないと感じることができるようになるしね。」

「あなたはがん告知を受けたとき、自分を不運と感じ、『なぜ私なの?』と自問自答するかもしれません。しかし、あなたが経験しているのと同じことを、まったく同じ時間に経験している何百万人もの人々がいて、そこから得られるいくつかのポジティブな側面があることも忘れないでください。そこを乗り越えたとき、新たな美しさを見つけることもできるんです。」

WORDS © Gemma McCartney / OK! Magazine
PHOTOS © Michelle George / OK! Magazine

END.

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