長年の独身生活に終止符を打ち、ついに腰を落ち着ける決意をしたと語るポップ・シンガー、オリー・マーズ(Olly Murs)!
現在、今年に計画している婚約者のアメリア・タンク(Amelia Tank)との結婚式の準備に忙しい彼は、興奮気味に「その日が来るのが待ちきれない」と語っている。
「僕は既に成長した大人として結婚を考えていて、今は犬を飼っていますが、いずれは父親になることを夢見ているんです。」と、ほほ笑みをたたえながらインタビューに応じる、エセックス(Essex)出身のオリー(38歳)は、2019年にジムでフィットネス専門家のアメリア(30歳)に初めて会い、短期間の交際の後、“心ここにあらず”といった感じのオリーの態度が原因で、一度は別れることになったカップル! しかし、その後オリーは自分の判断が間違いであり、彼にとってアメリアが運命の女性であることに気付いたという。
そのときの心境についてオリーは次のように語っている。
「僕には何かひらめきのようなものがあったんです。そして“彼女は僕にとって完璧な女性だと分かっているのに、一体僕は何をしているんだ!と、自分の愚かさに自問自答するようになったんです。」
その後まもなく復縁した2人の間に、再びロマンスが花開き、2022年6月にコーンウォール(Cornwall)へのロマンチックな旅へ出かけた際、ついにプロポーズを果たしたというオリー!
彼は、2020年2月に友人で元『Xファクター』(The X Factor:イギリスリアリティ音楽オーディション番組)の共同ホストであるキャロライン・フラック(Caroline Flack)が他界するなど、彼の最も辛く悲しい時期にオリーに寄り添い、精神的な支えになってくれたアメリアと結婚したいと願う自分に気づいていたという。アメリアはまた、昨年初めに行った膝の手術の後、オリーが12週間近く歩くことができなくなったときも、常に彼のそばにいて支え続けている。
愛を取り戻すだけでなく、ポップ・シンガーとしてのキャリアも再び開花し始めたオリー!2009年、『Xファクター』で名声を博した彼は、その後音楽業界から4年間遠ざかり、現在再び歌手として返り咲こうとしている。ちなみに、彼の7枚目のアルバム『Marry Me』は、自身の私生活と相まってタイムリーにリリースされたばかりである。
そのリリースについて、オリーは自身の心境を次のように語っている。
「私生活でのプロポーズの後のことなので、『Marry Me』は最適なタイトルだし、その大胆な発想について多くの人が話題にしてくれていると思うんです。私個人にとっても『Marry Me』はまさに現在の自分の心境を自然に言い当てた素晴らしいタイトルだと思っています。」
そこで今日はオリーに「来るべき挙式」「自身のアルコールとの愛憎関係への対処法」などについて語ってもらうことにする。
━━こんにちは、オリー。結婚式の計画についてお話していただけますか?
結婚式の準備は着々と進んでいます。そして後のことは“神の御心に任せるのみです。”色々とストレスは溜まりますが、でも全てがうまく運ぶものと信じています。実はアメリアは先日、「私は結婚式を計画したことは、今まで一度もないの。」と私に言ったのですが、ほとんどの女性は、挙式を夢見て、事前に計画を立てるものだと思うんです。でも今は自分がどのような結婚式を挙げたいのか、イメージが鮮明に思い浮かび、「今は自分が何を望んでいるかを知っている。」という感じで、式の準備に夢中になっているようです。1つ言えることは僕たちのチームワークは完璧だということです。
━━つまり、挙式の準備はアメリアが主導権を握っているということですか?
ええ、僕はただ小切手にサインしているだけで、僕の役目は支払い担当! 挙式に関してはアメリアが全て準備しているんです。
━━あなたは長い間独身生活を送っていましたが、結婚という機会を通してご自分が大人の世界への仲間入りをし、大きな飛躍をしたように感じていますか?
ええ、まさに人生の次の段階に入ったと感じています。今までの僕はごく普通のただの若者の1人でしたが、今は1人の男性としての自覚を持つようになったと思います。今までは色々な迷いがあり、生涯を共にしたいと思う女性に巡り会うことはありませんでした。でも、今の僕は違います。未来がどうなるか誰も見通すことはできませんが、でも今この瞬間、このような幸運を手に入れることができたことに感謝しています。
━━プロポーズのときは緊張しましたか?
彼女からイエスという返事が戻ってくるだろうと信じていたにも関わらず、あの瞬間は気が遠くなるような緊張でいっぱいでした。でも、思い切ってプロポーズして本当に良かったと思っています。今は本当に幸せです。僕にとってプロポーズは“人生のリアルな瞬間”だったと思います。
━━最初に出会ったとき、“この人だ!”という直感的なひらめきを感じたのでしょうか?
ええ、新しいアルバム『I Found Her』で「恋に落ちて、人生の幸せを見つけたとき、たとえ世界が暗闇で包まれるようなことがあっても、2人は1つ! 何が起きようとあなたと共に運命を分かち合うことに喜びを感じています。」といフレーズがあるのですが、それがまさに僕自身の今の純粋な心境なんです。ですからこれは、僕にとって大きな意味を持つアルバムで、人々の心に“染み入る”曲だと自負しています。そこには、まるでジェットコースターに乗っている瞬間に感じる“興奮”があるのではないかと思っています。
Words © Hot Features / OK! Magazine
Photos © Lorna Roach / OK! Magazine
後編へ続く・・・。