2016年、ジョエル・ドメット(Joel Dommett)が英国のサバイバルリアリティテレビ番組『アイム・ア・セレブリティー:ジャングル』(I’m A Celebrity…jungle)のセカンドシーズンを去ったとき、コメディアンのジョエルは、まさかその後自分がゴールデンタイムのヒット番組の最前線に立つ夢を果たすことができるとは思っていなかったはず!
そして、実際「2年後にゴールデンタイムと呼ばれる土曜日夜のテレビ番組に立派なスーツ姿で、大きな洗車場に登場する僕の姿など、あなたでさえ想像できなかったと思うよ。」とOK! 独占インタビュー撮影の中で語るジョエル(35歳)!
しかし、2021年、それは現実的なものとなり、彼はITV 英国のリアリティ歌唱コンペティションテレビシリーズ『ザ・マスクド・シンガー』(The Masked Singer)をさらに奇抜にした、英国リアリティダンスコンペティションテレビシリーズ『ザ・マスクド・ダンサー』(The Masked Dancer)で、お茶の間のファンを魅了することになる。
このショーは、今までと同様の内容ではあるが、ちょっと異なる点は、スターパネリストやファン全員が、仮面姿でダンスを踊る有名人が誰なのかを当てるという趣向のもの。
そしてジョエルはこの新番組について、笑いと共に次のようなコメントを残している。
「とにかく、あまりにばかげていて、逆にそこが素晴らしいところなんだ。」
そして、コメディアン出身で、テレビ番組のホストを務めるジョエルは“生涯を分かち合う”人生の伴侶でモデルのハンナ・クーパー(Hannah Cooper)と出会い、2019年9月にミコノス島(Mykonos)で式を挙げ、私生活でもジャックポット(大当たり)を手にしている。
そこで今日は「『ザ・マスクド・ダンサー』の視聴者がびっくりするような大物出演者」、「ダヴィーナ・マッコール(Davina McCall)やジョナサン・ロス(Jonathan Ross)を含むショーのパネリストたちとの友好関係」、「運命の女性“ハンナとの運命の出会い”」などについてジョエルに率直に語ってもらうことにする。
━━ハーイ、ジョエル、『ザ・マスクド・ダンサー』は『ザ・マスクド・シンガー』に比べるとさらに奇抜な番組だったと伺っていますが。
この番組の話を最初に聞いたときは他の人たちと同じリアクションだったと思うよ。
━━今の状況はいかがですか?
実際に決める前に保険を掛けて“バックアッププラン”を立てることを忘れないという点は確かにあったと思うよ。でも、実際に撮影を始めてみると“何もかも忘れて完璧に楽しめる何かがあったんだ。”あれはとても清々しくて素敵な経験だった!
━━『ザ・マスクド・シンガー』の大成功にご自身でもびっくりなさっているのでしょうか?
正直言って、誰も期待しないところから始まっているからね。だってとにかく、あまりにばかげているし、でも逆にそこが面白いらしいところなんだけれど! きっと皆“ちょっとしたばかげた時間に浸ってみたい”というような欲求があるのではないかな?
よくファンから「あれは誰のことなのか、分かっているわ。」などというテキストメッセージが送られてくるんだ。最初のシリーズは「ちょっと後ろめたい娯楽」で、セカンドシリーズは「純粋な娯楽」として受け止められたのではないかな?
━━ダンサーが誰だか分かって、びっくりしたような経験はありますか?
実は『ザ・マスクド・ダンサー』に関しては、きっと『ザ・マスクド・シンガー』ほどのビッグネームの出演はないものと思っていたんだ。でも僕の予想を裏切って、同じくらいに有名な出演者や、下手をするともっと大物が登場してきたりして、僕自身本当にびっくりしているよ。
一番驚いたのはオティ・マブセ(Oti Mabuse)がパネル出演したときで、これには全員 本当に“度肝を抜かれたね。”だって彼女のようなビッグネームが、このショーにパネル出演してくるなんて誰も想像できないもの。何と言ってもオティのケースには一番驚かされたよ!
━━その場面はいかがしたか?
とにかく流れるような動きで、見ている人たち全員を“うっとりとさせてくれるダンス”だったよ、今考えても、年間を通してあれが一番素晴らしい驚きの瞬間だったと思うね。
━━オティ(Oti Mabuse)はあなたの(英国のテレビダンスコンテスト)『ストリクトリー・カム・ダンシング』(Strictly Come Dancing)出演のダンスを伝授してくれましたか?
それがまだその機会はナシ! それに僕はダンスの才能がないから“ストリクトリー”向きではないしね。先日もハンナとブリット・アワード(Brit Award)に出席したあと、自分がサルサダンサーのような衣装でいることに気付いてキッチンでサルサを踊って、そのシーンをインスタグラムで配信したんだ。
そうしたら早速オティから連絡があって、彼女いわく「何てひどいダンス! あなたがそんなにダンス下手だなんて知らなかったわ。」だってさ。イヤー、本当におかしいよね!
WORDS © RIANNE ISON
PHOTOS © LORNA ROACH
CHRISANDRUTH.COM
MAKE-UP: MARCOS GURGEL
STYLING: RAY WOOLDRIDGE
Vol.2へ続く・・・。