寒い日が続くNYです・・・。NYのウィンター・マーケット・ウィークということで、NY時間の2月2日~4日までの期間、昨年の開催場所と変わり、マンハッタンのチェルシー(Chelsea)地区にあります、スターレット=リーハイ・ビル(The Starrett-Lehigh Building)で開催中の高品質なホーム及びギフトだけを集めた展示会、SHOPPE OBJECT(SO)に2月2日の初日に行ってまいりました。(過去の関連ブログ記事:2024年2月4日-SHOPPE OBJECT)
今回の開催場所となったスターレット=リーハイ・ビルは、1931年に完成した19階建てでガラスで覆われたランドマーク的なモダニズムアール デコの産業構造物で、エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)に取り組んだ建築家の1人でも知られる、松井 康夫氏(Yasuo Matsui)が設計しています。
圧倒的な存在感なので、私も一度中に入ってみたかったので嬉しいです。今回のSOでは3階と4階を使用しての開催です。
SOは審査制のショーということで、洗練されたギフト、ホーム、ジュエリー、パーソナルアクセサリーなどのブランドのブースが約800以上出展しています。年中無休24時間365日のデジタル・マーケット・プレイスであるShoppe Onlineでは、展示されているアイテムを閲覧、ショッピングが出来ます。
NYのウィンター・マーケット・ウィークということで、NY NOW®もSHOPPE OBJECTと同様にの2月4日~6日の期間、Jacob K. Javits Centerで開催中です。両イベントを往来するバイヤーの方の利便性を考えて、開催会場は徒歩圏内で、無料のシャトルも運行されています。(過去の関連ブログ記事:2022年8月14日-NY NOW®(前編)(後編))
約100のブランドが参加する小規模な独立系ショーとして2018年からスタートしたSOは、進歩的な小売とデザインのコミュニティーを集め、サポートするというコンセプトから生まれました。出展しているブランドは、SOのよりセグメントされた特性を好んでの出展です。
会場のレイアウトは、ビルが横長のために細長く、ガラスで覆われているため外の景色を常に眺めることができ、開放的です。白を基調にシンプルな内装です。それをベースに全体的に全てのブースの演出はシンプルなのですが、商品のレイアウトや、色味を合わせた植物などのちょっとしたデコレーションなどオシャレです会場内の数か所に、コーヒーや軽食などを販売するブースが設置されています。
会場内の一部では、大規模な被害をもたらしたロサンゼルスの山火事で被害を受けた、南カリフォルニアの友人や近隣住民を支援するため、来場者が$25~のチケットを購入し、出展ブランドが提供した商品に入札する、LA WILDFIRE RELIEF AUCTION(山火事救済オークション)を開催しています。すべての収益は支援に充てられます。
今回、私がSOで見つけた素敵なアイテムをご紹介したいと思います!!
自分の好きな香りをかぐと、脳の疲労を軽減したり、リラックス出来たりするので、私は香りものが大好きです。つい香り系のアイテムを見つけると足を止めてしまいます・・・。神話、占星術、香水、薬草学などを取り入れ、着用者が香りのオーラに意図を刻み込める刺激的な香りの風景を作り出す、フレグランスブランドのINTUITIVE ESSENCE。
フレグランスアーティスト(Fragrance Artist)でセントレス(Scentress)の方から、香水とアロマセラピーの探求について教えていただきましたが、無限のアイディアで奥の深さを感じました。すべてのフレグランスのコンセプトや、香りの調合が面白いです。フレンチラベンダーやベルガモットやホワイトティーなど組み合わせた、お肌と神経系の両方のご褒美となるフレグランスのTangible Magicのアメリカ国内での希望小売価格$60.00(税込み・送料別)。
東洋と旅の宝物からインスピレーションを得たエレガントなデザインのジュエリーブランド、DIAPERIS。
インドの職人技のノウハウを活かし、現代生活のあらゆる場面に適応する優れたジュエリーをデザインし、主に真鍮にゴールドプレーテッドし、ペリドットとアメジストなど天然石を使用しています。ブルー トパーズとペリドットで装飾されたゴールドプレーテッドの真鍮製のリング、BAGUE BAYA OR TOPAZE BLEUのパリ国内での希望小売価格€135,00(税・送料別)。
ドイツ在住の日本人のデザイナーの方による、日本の美学と洗練されたヨーロッパの技術が融合した手描きの繊細で優雅なジュエリーケースを販売する、YUKO KIKUCHI。
プロポーズ・・・指輪がこんな素敵なジュエリーケースに入っていたら・・・さらに心が躍りますよね。様々な思いや物語を感じるジュエリーをさらにスペシャルな物にしてくれるジュエリーケース。ドイツのマイセン地方で生産される磁器、マイセンの画家だった故ウーヴェ・ガイスラー(Uwe Geissler)氏から学んだ技術を自分の中に落とし込み新しく生まれたデザインのジュエリーケースは、自分に寄り添う一生ものになります。底部に大胆なアーガイルモチーフが施され、蓋には柔らかいピンクバイオレットの蝶と複雑な植物のモチーフが特徴的なRing Box Argyle x Pink Violet Butterflyのドイツ国内での希望小売価格€1,000.00(税・送料別)。
個性的だけど柔らかい微笑む少女たちがモチーフとなった、ろうそく立てや、グラスやボウル・・・デンマークの千の顔を持つ芸術家、ビヨン・ヴィンブラッド(BJØRN WIINBLAD)の陶器シリーズ。
装飾のための新しい場所や新しい素材を見つけるために自分自身を改革し続けたため、千の顔を持つ芸術家と呼ばれていた、ビョルン・ヴィンブラッドの作品には、特有の生きる喜びとエネルギーが注ぎ込まれています。ベストセラーの光沢のある艶出し磁器で作られた花瓶、Bjørn Wiinblad Eva Vase, Light Blue, H: 7.3″のアメリカ国内での希望小売価格$75.00(税・送料別)。
娘がお友達と一緒にBFF(Best Friends Forever)のネックレスやリップグロスを使っているので、誰かとシェア出来るリップの存在が気になりました。キャップのところがポジティブさを表現する手のマークとなっている、ビーガンリップバームのKNDZ。
ヒマワリ種子ワックスと、ココナッツオイル、オリーブオイル、ヒマシ油、ローズヒップオイルなどの唇に良いオイルの健康的なブレンドのクリーンなビーガン対応の原料で作られています。1つを特別な人に贈り、もう1つを自分用に使えるLove Vegan Lip Balm Setのアメリカ国内での希望小売価格$13.00(税・送料別)。
髪の毛にカクテルのヘアアクセサリーが付いていたら・・・可愛い。私も住んでいたのでサンフランシスコ発のブランドに出会うと嬉しい・・・。サンフランシスコ発のカラフルなアクセサリーとクリエイティブなライフスタイルのブランド、JENNY LEMONS。
マティーニ、ホットドック、タコス、ピクルス、ケーキ、フルーツなど種類豊富でどれにしようか、悩むこと間違えなし。最高級のプラスチックフリーのセルロースアセテートで作られ、可愛らしさだけでなく耐久性も抜群です。ヘアクリップはしっかりと髪の毛を押さえます。遊び心のある傘が付いたこのピンクのカクテルのヘアクリップ、Midi Daiquiri Hair Claw Clipのアメリカ国内での希望小売価格$24.00(税・送料別)。
今、娘と一緒に好きなキーホルダーをバッグにたくさんつけてバッグをデコレーションすることに、熱中しています。そのため、可愛いキーホルダーを見つけるとついつい買ってしまいます・・・そんな中、会場内でドイツのデコレーションキーホルダー、ina.seifartを発見。
ドイツでのすべての材料の調達から、すべてが手作り。ベルリンでの注文の梱包と発送まで、積極的に二酸化炭素排出量を削減しています。洗練されたデザインのアイテムは、ニューヨークの近代美術館(The Museum of Modern Art)やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)でも販売しています。木製ビーズが付いたキーホルダー、Perlen longのドイツ国内での希望小売価格€45,00(税・送料別)。
化粧品業界で最も悪質な成分を一切含まない・・・徹底したセルフケアを促しながら、高品質で効果的な製品を提供するスキンケアラインのNala。
健康と幸福の現実を探求し、副作用のない高品質の製品を提供することで、社会としての健康とセルフケアに対する考え方を変えます。ベストセラーの天然デオドラントは、脇の下の臭いを中和し、デリケートな脇の下の肌に栄養を与えます。人工香料を使用しない徹底した原材料の拘りは、香りにも表れます。健康的で爽やか、そして癒しの効果をもたらす香りの天然デオドラント、Sandalwood & Bergamot Natural Deodorantのアメリカ国内での希望小売価格$26.00(税・送料別)。
ブースで紹介している1つ1つの商品は、オリジナルティ溢れ、デザイン性も高く高品質のアイテムが多く揃っている印象です。バイヤーの方をはじめ、会場を訪れる来場者も多く賑やかです。
円安の中、アメリカを中心に海外で商品を売りたい! と考える企業も多く、昨年に比べえると日本ブランドのブースが増えました。日本製というカテゴリでまとまったショールームのほか、自治体だけで出展しているブースもあります。私も多くの日本人の出展者の方から商品についてや、ビジネスプランなどのお話を聞く機会がありました。また、海外の企業が日本製品に惚れ込んで日本で買い付けて販売しているという企業もいくつかありました。
ブースで見て触れる、リアルさは、バイヤーの方にとってやはり大切な要素です。リアルイベントとオンラインの両方でアプローチするSOのビジネスモデルは今後どのように進化していくのでしょうか、動向が気になります。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。