NY時間の10月12日、米国国立気象局(National Weather Service)は、10月12日正午から13日午後6時にかけて、ニューヨーク市を含む米国東部沿岸地域に強風注意報、沿岸洪水警報や洪水注意報を発令しました。
様子を見ながら・・・小雨だから大丈夫かな・・・との判断で、ニューヨーク市で最も有名なランドマークの1つでもあります、グランド・セントラル駅(グランド・セントラル・ターミナル:Grand Central Terminal)で、現在開催中(10月6日~19日まで)のニューヨークの人々のポートレートと物語を通して、ニューヨーク市を称える、パブリックアートインスタレーションの“Dear New York”のレセプションに参加するために子供たちを連れてグランド・セントラル駅に行ってまいりました。
「ニューヨーク全体が、世界が1つに集まる場所であるというテーマがこの作品のテーマです。」とインスタレーションの制作者であり写真家の方が語る、“Dear New York”は、グランドセントラル駅とその下の地下鉄駅を、ニューヨークの人々への壮大な“ビジュアルラブレター”となっています。
グランドセントラル駅構内のメインコンコース(Main Concourse)がインスタレーションの中心となり、高さ15メートルのプロジェクションが通勤者や訪問者を取り囲み、ニューヨークの物語をパノラマのように描いています。
通常は商業広告や交通案内に使われる150台以上のデジタルスクリーンに、膨大なアーカイブから集められた数千点のポートレートとストーリーが映し出され、至る所でニューヨーカー達のストーリーを感じることが出来ます。
グランドセントラル駅構内のヴァンダービルト・ホール(Vanderbilt Hall®)では、2つの写真展が開催されます。1つは、公募によって選出された、それぞれのコミュニティーを記録することに情熱を注ぐ、ニューヨーク市のプロの写真家10名の作品を展示しています。活動支援として1万ドル(約152万)の助成金が支給されます。
2つは、ニューヨーク市の公立学校協力のもと、ニューヨーク市全域から公募によって選出された、児童の作品を展示しています。嬉しいことに娘の写真作品が選出され、額装されて展示しています!! 娘の作品を鑑賞するために開催されたレセプションに参加したのです!!
レセプション中のヴァンダービルト・ホールでは、作品の展覧をはじめ、選出されたお子さん達にインタビューや、写真撮影などが行われました。ホールは、選出されたお子さんのご家族や、関係者の方など、多くの人たちで賑わっています。
娘も立派に飾られた自分の作品を目にして本当に嬉しそう! コンセプトや応募など、娘は全て自分1人で成し遂げた作品が選出されたのです!! 娘の思いもひとしおです。私も息子ももちろん娘と同じ気持ちです。娘を誇りに思います! 頑張ったね!! おめでとう!!
私もニューヨークは、ニューヨークで暮らす人々と美術が面白いと常々思っているので、大切に一人一人ののニューヨーカーのストーリーに焦点を当てる“Dear New York”のコンセプトに共感します。まさにニューヨークらしいイベントです。
さらに“Dear New York”は、パブリックアートの可能性を広げ、それは文化的なメッセージであると同時に、収益のうち、設置費用を除く全額をニューヨーク市の慈善団体に寄付するという慈善活動でもあります。そこもニューヨークらしいイベントです。
娘の作品を鑑賞出来て本当に嬉しい1日でした。娘よ! ありがとう!!
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。