レディー・ガガが裸で自然な姿を見せる場面も見られました。具体的には、ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)と共演し、アカデミー賞(Academy Awards)(主題歌賞)を受賞したミュージカルドラマ映画『アリー/ スター誕生』(原題:A Star Is Born)(2018年)で絶賛された役を演じたときです。
しかし、ガガは冗談で、本当に勝てないと言います。『タイムズ(The Times)』紙によると、最初は彼女の風変わりなペルソナをあざ笑っていた人々が、なぜ彼女がその映画で裸にされたのかと疑問を呈したと言います。
「最初、私は『いいえ、これが私です。これはゲームではありません!』と世間と話していました。その後、人々は文句を言いました。彼らは『ジョアン(Joanne)』や『アリー/ スター誕生』をノームコア(normcore)(ノーマル(普通)とハードコア(本格的)を組み合わせた造語)で、究極の普通と見なしたのです。」と彼女は語りました。
興行的にヒットする前にいくつかの小さなテレビ出演をしていたにもかかわらず、『アリー/ スター誕生』での演技は、ガガにとって音楽から演技への最初の大きな転向でした。この役は、受賞歴のある映画のサウンドトラックと非常に密接に絡み合っており、「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」(Shallow)などのヒット曲では、ガガとブラッドリー・クーパーの素晴らしいボーカルがフィーチャーされています。
多才さを見せつけたこの歌手は、この役で2019年のアカデミー賞で念願の主題歌賞を受賞し、アカデミー賞、英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)、ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)、グラミー賞(Grammy Awards)を1年で受賞した史上初の女性となりました。
写真左から:レディー・ガガと、2024年のスリラー映画『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』で共演したホアキン・フェニックス。
とはいえ、ガガの女優としてのキャリアが順風満帆だったわけではありません。ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)と共演した最新作『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』(原題:Joker: Folie à Deux)は興行的に失敗に終わりました。
2019年の『ジョーカー』(原題:Joker)は大成功を収めたが、続編はオリジナル作品の水準には達せず、批評家や観客はミュージカルに好感を持てませんでした。
ひるむことなく勝気なガガは、映画の不振について冗談を言った後も、映画の冷淡な評価に落ち込むことはありませんでした。3月はじめ、米国のコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(Saturday Night Live,SNL)のステージに立った彼女は、この映画がゴールデンラズベリー賞(Golden Raspberry Award)(ラジー賞)を受賞したことを揶揄しました。
「とにかく、私は今や俳優です。そして、『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』のような、本格的な俳優としての自分の技量を披露できる映画を選ぶことにとても熱心でした。どうやら、人々はそれを素晴らしいと思ったようです。」と彼女は始めました。
「ホアキンと私は、その年の最悪の映画に贈られるラジー賞にノミネートされました。私たちは最悪のスクリーンデュオとして受賞しましたが、それは冗談です。私は受賞するのが大好きなんです!」
いつも立ち直るレディー・ガガは、ニューアルバム『MAYHEM(メイヘム)』という形で華々しくカムバックしました。このリリースは、音楽的に新たな記録を刻むだけでなく、私生活がより落ち着いた時期にリリースされました。
彼女はテクノロジー投資家のマイケル・ポランスキー(Michael Polansky)に運命の人を見つけたようです。2人は2019年から交際しており、昨年4月にマイケルがプロポーズした後、婚約を認めました。
「彼は私をまるごと愛してくれていて、私は彼からたくさんのことを学んでいます。彼はとても支えになってくれて、信じられないほど優しい心の持ち主です。」と彼女は『グッドモーニングアメリカ(Good Morning America)』で語りました。
「彼は私の親友です。親友とパートナー関係を築けるのは、私にとって大きな祝福のように感じます。正直、彼以外の人と人生を歩むなんて想像できません。」
この関係は、彼女が数年間精神的な問題に悩んだ後に始まりました。「しばらくの間、私は現実と深く関わっていませんでした。」と彼女は『ニューヨークタイムズ』紙に語りました。
「私は人生から大きく引き離されてしまいましたが、何年も懸命に努力した後、自分を取り戻しました。私はステージ上のペルソナと完全に一体化し、日常生活の中でレディー・ガガのボスのエネルギーをある程度体現する方法を見つけなければなりませんでしたが、それは力強い方法でした。」
人生において前向きでより落ち着いた段階にある今、ガガは家族を持つことも含め、次の章に目を向けています。
「母親になることにワクワクしています。」と彼女は最近『ニューヨークタイムズ』紙に認めました。「以前はとても不安でした。私にとって一番大切なことは、子供たちに彼らが選ばない人生を強制しないことです。」
ガガはキャリアにおいて信じられないほどの成功を収めましたが、最も大切にしているのはお金では買えないものだと彼女は言います。
「婚約者、彼の母親、家族、本物の友情、買い物、夕食を作ること、これらが私の人生全体をより豊かにしてくれました。」と彼女は『サンデー・タイムズ(The Sunday Times)』紙に語りました。「名声が私の人生をより充実させたとは言いません。」
Words © Kenzi Devine / OK! Magazine
Photos © Phil Lewis / WENN
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