映画『バービー』(原題:Barbie)が2023年に最も興行収入を上げた映画だったので、今年のアカデミー賞で8つの賞をノミネートされても不思議ではありません。しかし、主演のマーゴット・ロビー(Margot Robbie)や監督のグレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)が冷遇され、ノミネートは物議を醸しています。
ケン(Ken)役で助演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)は声明で『バービー』の同僚を擁護しました。
彼は「非常に光栄に思います。」と認めましたが、「しかし、バービーなくしてケンは存在せず、この歴史を作り世界的に称賛された映画に最も責任のある2人であるグレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなしでは映画『バービー』はありません。」と語りました。
「才能、根性、天才性がなければ、この映画に出演する人が評価されることは不可能でしょう。 彼らがそれぞれのカテゴリーでノミネートされなかったことに、がっかりしていると言っても過言ではないでしょう。」
そして今、43歳のライアンは、大ヒット作への取り組みについて打ち明け、マーゴット(33歳)とグレタ(40歳)の両者との緊密な絆をほとばしらせています。
「もしあなたが墜落するかもしれない飛行機に乗っているとしたら、マーゴットがその飛行機に乗ってほしいと思うでしょう。マーゴットがその飛行機に乗っていれば、彼女は生き残る方法を見つけるでしょうから、あなたは生きられるでしょう。」とライアンは言います。
「ボートのシーンはケン役としてマーゴットと一緒に最初に撮影したもので、カモメの人形を持ってきていました。これは、マーゴットと仕事をするのがどんな感じだったかを物語っています。なぜなら、彼女は『カモメの人形を持ってきたのね、すごいね!』と[興奮して]言っていたからです。一方、私がこれまで一緒に仕事をした俳優の 90% は、[はっきりと] 次のように言うでしょう。『カモメの人形を持ってきてくれたの。素晴らしい。』私はいつも彼女に好印象を与えようとしていました。」
「エヴァ・メンデス(Eva Mendes)(妻)は私にこう言いました。『ほら、バービーに気付いてもらおうと努力するだけよ。それがあなたの仕事よ』」
ライアンは舞台裏の秘密を明かし、マーゴットが撮影現場で「ピンクの日」を過ごしたことも明かしました。そこでは全員がピンクを着なければならず、そうでないと罰金を科せられるというものでした。
「特にクルーの男性たちはピンクを着るのがとても楽しみだったので、誰もお金を払う必要はありませんでした。」と彼は言います。
「そして、彼らは人生においてそれを着る許可は必要ないと感じたから、それを着ただけではありません。しかしまた、私たち皆と同じように、マーゴットとグレタが生み出したものに彼らも畏敬の念を抱いていたからでもあります。そしてそれは、『いまを生きる』(原題:Dead Poets Society)の終わりのように、彼らが机の上に立って、「ああ、キャプテン、私のキャプテン」(Oh Captain, My Captai:映画のラストシーンで生徒たちに別れを告げに来たロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)演じるジョン・キーティング(John Keating)先生に生徒が言うセリフ)それは、私たちが彼らのやっていることをどれほど賞賛しているかを皆に示すための単なる方法でした。」
さらにライアンは、「彼ら(マーゴットとグレタ)と一緒に仕事をするためなら何でもするだろうと感じていましたが、まさか何でもするとは思っていませんでした。足の毛を剃ったり、スプレーで日焼けしたり、髪をブリーチしたりすることも含まれます。そして、そうだ、ケンだけは全力で頑張りました。」
彼は、グレタを説明するのが難しいことを認めながらも、「彼女の性格には非常に多くの側面があります。見とれてしまうことばかりです。そして、この映画で起こっている本当のことのようなものだと思います、人々はこの映画を愛しています。それは、本当にグレタを愛しているということです。そして、彼女と一緒に過ごすのがどのようなものであるかです。
そうですね、彼女がこの映画を作っていたとき、あらゆる点でこれまでとは違うし、正しいやり方だと感じました。ほとんどの映画にはビデオ村のようなものがあり、それは非常に公式なもので、パイロットの椅子か何かのようなものです。その間、グレタは床に座ってiPadを持ち、それをまるで子供のように眺めていました。」
Words © Georgia Trevitt / OK! Magazine
Photo © Phil Lewis / WENN
Photo © Nicky Nelson / WENN
後編へ続く・・・。