かつての人気テレビドラマ『フレンズ』(Friends)のオリジナルキャストが再集結する特別番組『フレンズ: ザ・リユニオン』(Friends:The Reunion)が5月27日に配信! レイチェル・グリーン(Rachel Green)を演じたジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)の軌跡をOK! がたどります。
1994年に放映開始された『フレンズ』の中で、ウエイトレスからファッショニスタに変身した“おとぼけダダッコ娘”レイチェル・グリーンを演じ、一躍名声を手にしたジェニファー・アニストン! そして、ファン待望の再集結版『フレンズ: ザ・リユニオン』に、ついにジェニファーが戻ってきた!
ちなみに、番組と同時に当時の世間をにぎわしたのがスクリーン上のボーイフレンド“ロス(Ross)”役を演じたデヴィッド・シュワイマー(David Schwimmer)とのロマンスだが、この噂に関しては2人揃って否定している。
そして、世間の注目を集めた超人気番組『フレンズ』出演にも不都合な一面はあったようで、そのことに関してジェニファーはかつて次のようなコメントを残している。
「レイチェル役のイメージがあまりに強すぎて、周囲の認知を変えることがとても難しかったわ。だから、そういう面でも『フレンズ』の出演は私にとっては幸運の星と同時に呪文を手に入れたようなものだったの。そう、ちょうどチャンドラー・ビング(Chandler Bing)役で知られたマシュー・ペリー(Matthew Perry)とレイチェル・グリーン役のジェニファーといったようににね。きっと、ファンや周囲の皆は“ジェニファーにレイチェル以外の役柄”を重ね合わせて考えることが難しかったのね。だから、そのイメージを変えるプロセスはまるで“生まれたての赤ちゃんを”ファンと一緒に育てていくようなものだったの。」
1969年2月11日、ロサンゼルス郊外のシャーマン・オークス(Sherman Oaks)で典型的な芸能一家に生まれ、その後ニューヨークに移り住んだジェニファー!
ちなみに、父親のジョン・アニストン(John Aniston)はアメリカのテレビ番組『デイズ・オブ・アワ・ライヴズ』(Days Of Our Lives)に出演した俳優。そして、母親のナンシー・ダウ(Nancy Dow)は1960年代に放映されたテレビ番組『じゃじゃ馬億万長者』(The Beverly Hillbillies)や『0088/ワイルド・ウエスト』(The Wild Wild West)の出演で知られる女優である。
その後、両親は彼女が9歳のときに離婚しているが、母親との関係は決して円満なものとはいえず、その屈折した自身の生い立ちについて次のように語るジェニファー!
「母はモデルで、とても美しい女性だったわ。でも、これは自分でも認めていることではあるけれど、私は母の輝くような美しさは持ち合わせていなかったの。とにかく母は娘である私の容姿にいつも批判的だった! でも、自信満々の母はきっと成長するにつれて自分の娘が美しくなってくるのを見過ごすことができなかったのね。とにかく、自己中心的で人を許すことを知らない人だったから!」
そして、2016年に他界した母親のナンシーとの関係は、今や名声を手にした娘のプライバシーに触れるテレビインタビューや、暴露本を出版したことをきっかけに決別し約10年間全く疎遠な関係だったという。
そして、当然のごとく、役者としての才能を両親から受け継いだジェニファーに対して父親は彼と同じ道を歩むことに反対し、娘のジェニファーに次のように懇願したという。
「俳優の道は本当に厳しいものだよ。父親として娘が苦労するのを見るのはつらいし、お願いだから僕と同じ業界で生きるようなことはせずに、それよりも弁護士になる道を選んでほしい!」
しかし、父親の心配はかえってジェニファーの反骨精神を呼び起こし、自分が同じ業界で成功できることを証明したいという思いに駆られたという。
Words © Georgia Trevitt
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後編へ続く・・・。