リンジー・ローハンの介入騒動の裏側
娘をコンサーベーターシップに
置こうとする実父・マイケル
リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)が自身の財務、法務、医務の権利を奪われるかもしれない。疎遠になっていた実父のマイケル・ローハン(Michael Lohan)がコンサーベーターシップ(Conservatorship)(経営を正常化に向けて自分の管理下に置く)裁判所命令をもし勝ち取ったら、その可能性が現実味を帯びてくる。
52歳のマイケルは、娘が悪い連中と付き合っていると信じている。その中には、実母のディナ(Dina)も含まれているようだ。現地時間10月10日に激しい母子喧嘩の末、父親に電話をかけてきたり、その翌週には新作映画「原題:ザ・キャニオンズ(The Canyons)」の撮影現場に現れなかったりしたリロ(LiLo)(リンジーの愛称)の事を心配したマイケルが現地時間10月19日、ついに介入行動に出た。しかし彼の計画は、マイケルが住居侵入をしたとして、ビバリーヒルズの自宅にリンジーが警察を呼ぶという大失態に終わった。
一方、娘が飲酒と薬物に再び手を出していると信じて疑わないマイケルは、今度は26歳の娘の後見人に任命されようと、裁判所に働きかけている。リロは、その手の報道を笑い飛ばし、裁判官がそんなことには真剣に取り合わないだろう、と友人に話していると報じられている。しかし、万が一マイケルの思い通りに事が進んでも、後見人として就いてほしくない人が1人いる。それがディナだ。
この泥沼劇に新しく登場した人物が、「ボーイフレンドとして、リンジーの人生を元通りに直そうとしている」と自ら発言しているジョシュ・チュン(Josh Chunn)!
「リンジーには、何かに集中させようと努力しているんだ」と言っている25歳のパーソナル・トレーナーは、現地時間10月19日にも彼女の自宅に居合わせていた。
彼女の生活がこのように混乱している状況の中、集中することは困難のように思えるのだが・・・。
ジョシュは、“父親の介入に同意していた”というマイケルの訴えこそ否定はしているが、正当な理由があっての父の行動だった、と思っているようだ。
「マイケルの痛みは、理解できるよ」とジョシュはリンジーの父親の心境について語った。「彼は、父親としてリンジーを助けようと思っただけなんだろう。」
一方で、“マイケルは子どもの最善の利益だけを考えているわけではない”と思っている人もいるようだ。特に50歳の実母、ディナがその筆頭に上がる。「ニュースに出て、彼女をダシに、売名行為をしているだけよ、悲しくなるわ。」と彼女はコメントしている。
ディナの思いは、2人を産みの親に持つ3人の子どもたちも共有しているようで、24歳のマイケル・ジュニア(Michael Jr.)、18歳のアリ(Ali)、そして16歳のコーディー(Cody)も共同声明で自分たちの父親は“嘘つきだ”というレッテルを父に貼っている。
「俗に言われている“自分のお父さん”との幸せな思い出なんてありません。」とコーディーは言っている。さらに「僕の人生に父は存在していませんでした。これ以上僕の家族に関わらないでほしい。」
そんな中、リロにとって吉報が舞い込んできた。ひき逃げ容疑のかかった事件が不起訴に終わったのだ。監視カメラ映像を調査した検察側が、現地時間9月19日にリンジーがニューヨークでひき逃げをしたとする被害者のシェフ、ホゼ・ロドリゲス(Jose Rodriguez)の訴えを裏付ける証拠としては不十分であると判断したからであった。