OK! インタビュー
JUSTIN BIEBER
“I’M A GOOD BOYFRIEND”
By STEFFEN REUTH/HOTFEATURES
ジャスティン・ビーバー
「僕をボーイフレンドにした女性はラッキーだと思うよ!」
約2時間程の仮眠の後、インタビューの席に現れたジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)!
インタビューの中で、新作アルバム「ビリーヴ(Believe)」及び新作シングル「ボーイフレンド(Boyfriend)」、更に“自身のボーイフレンドとしての資質”、“世界中にいる素晴らしい彼のファン”、“新しい車”、“大人の男性への変身ぶり”等について心の内を明かすジャスティン!
4月の、とある雨模様の火曜日、ジェスティンを一目見たいと、ケンジントンにある、ロイヤル・ガーデン・ホテル(Royal Garden Hotel)の前で立ちすくむ50人程のティーンエイジ・ガールズの群れ! そしてその間、仮眠を取る為に約2時間程インタビューを遅らせたいと言う側近からの知らせで、私達は彼が目覚めるまでの数時間、ホテルにある7階の客室で時間をつぶす羽目に陥った。
しかし、約2時間程の仮眠の後、私達の前に姿を現した、スーパースターのジャスティン・ビーバーは、意外にスッキリした様子! そして、インタビューの中で、新作アルバム「ビリーヴ」、新作シングル「ボーイフレンド」、更に“自身のボーイフレンドとしての資質”、“世界中にいる素晴らしい彼のファン”、“新しい車”、“大人の男性への変身ぶり”等について心の内を明かしてくれた!
---ジャスティン、ちゃんと起きて、このインタビューの席に着いてくれてありがとう!
またせちゃって、ごめんね。でも、ここ最近十分な睡眠を取っていなかったので、とても疲れていて、インタビューを受ける事が出来るような状態ではなかったんだ!
---昨日の夕方ロンドンに到着したその足で、新しいアルバムの紹介の為に記者発表をした後、今朝は7時から始まる朝のテレビ番組に出演と、超多忙なスケジュールの中で動いているようですが、最後に休暇を取ったのはいつ?
1週間位前、自宅にあるプールサイドで1日のんびりと静かな時間を過ごした時かな!
---ご自宅に自分専用のプールがあるのですか?
そう。それでプライバシーを保つ事が出来て本当に助かっているよ!
---いつも人に囲まれる生活を強いられているようですが、ご自分一人だけの安息の時間を持つ事は出来るのですか?
仕事を終えて、自分のホテルの部屋に戻ってドアを閉めると同時に、後は自分だけの空間を楽しむようにしているよ!
---そう言う時は一体何をしているのですか?
殆ど特別何もしていないよ。昨日はちょっとテレビを観たけれど、どんな番組だったか、はっきりと覚えていないんだ。
---昨夜の新作アルバム・プロモーション会場では、音楽を録音や、写真撮影が出来ないようにと言う配慮から、会場に携帯電話を持ち込む事が出来ない状態が約2時間程続いて、かなり混乱していた人達がいたようですが、もしあなたがそうした状況に陥ったらどのように反応すると思いますか?
その気持ちは良く理解できるよ。僕も四六時中、携帯電話を使って話をしたり、ファンの皆とツイッター(Twitter)でメッセージを交換し合っているからね。僕を含めて、今では誰も携帯電話なしに生活をする事が出来なくなっている事は確かだよね。
---時々は携帯電話なしでも生活出来ますか?
時々、携帯電話を持ち歩くのを忘れたり、電池が切れてしまうような事はあるけれど、でもそれもごく稀なケースだから、今はもう携帯電話なしの生活は難かしいと思うよ!
---昨夜、会場で司会者が“セックス”の話題に触れた質問していましたが、その質問に対して何か特別に違和感を感じたりしましたか?
“セックス”について語るのは別に異常な事でも何でもないと思うよ!
---まあ、本当に! それは初耳ですね!
う〜ん! でも、やはり音楽について話す方が好きだけれどね!
---では、新作シングル「ボーイフレンド」についてですが、あなたは私生活でも自分の事を“素晴らしいボーイフレンドの資質を持っている”とお考えですか?
勿論! 多分そうだと思うよ!
---その理由は?
僕は女性に対して常に礼儀正しくて優しいし、何よりも“我慢する事”を知っていると自負しているよ。それにピクニックとかちょっと趣向を凝らしたロマンティックな演出でガールフレンドを驚かせたりするのが大好きなんだ。勿論、ステキなプレゼントをする事も大切だけれど、でも女の子にとっては“自分が愛されていると実感する事”の方が嬉しいのではないかな? 女の子に限らず、男性にとっても、軽く抱き合ったりしてお互いの愛を確認し合う事はとても大切な事だと思うよ。
---何故、“我慢強さ”が大切だと思うのですか?
だって女性は、デートの前にヘアーメイクを整えたり、ステキなドレスを選んだりするのに時間がかかるものでしょう? デートをする相手の為に自分を最大限に美しく見せようとしてくれるのだから、どんな場合でも男性が我慢強く女性を待つのは当然の事だと思うよ。とにかく女性と付き合う場合、男性には我慢強さが要求されるのは当たり前の事と言うのが僕の持論なんだ!
---それが時々癇に障ったりする事がありますか?
もう女性を待つ事には慣れっこになっているし、怒ったり不機嫌になったりするのは“愚の骨頂”だと思うよ。十分な時間の中でファッションを楽しむ時間をあげる事が大切な時もあるし、要するに包容力で女性を包む事が大切なのだと思うよ。勿論、そう言う僕も、時には頭を抱えたくなるような事もあるけれどね。
---今度の新作アルバムで紹介されている曲は今までの作品に比べると、多少“意味深”なイメージがありますが、それは意図的な演出なのでしょうか?
今回のアルバムは、少し大人の雰囲気があるものにしたかったし、大人の男女も楽しむ事が出来るような演出をしたんだ! でも、だからと言って今までと打って変わった特別な試みをしている訳ではないし、若いファンの人達も十分に楽しむ事が出来るように、中庸な“さじ加減”をしてみたんだ!
---ちょっと複雑に聞こえたりしますが・・・
確かに! 僕自身の人生に対する考え方や、実際に僕の上に起きた事などを曲にした作品が殆どで、例えば、僕の子供を身籠ったと主張する女性や、自分の母親について語る歌など、全て僕自身がプロデュースした40の曲が収録されていているんだ。大人の聴き手にはそれ程子供っぽくないイメージで、それでいて、若い人たちにとっても大人過ぎない曲作りをしたつもり!
---若手から大人の歌手に成長する過程で、かなりの数のポップ歌手がその変身に失敗するケースがあるようですが、ファンの皆は変化を望んでいないと言う事なのでしょうか?
僕のファンは皆僕の成長を望んでくれているし、“ジャスティン・ファン”は世界中で1番素晴らしい人達だと自負しているよ。僕とファンは、互いに“相思相愛”の仲なんだ!
---自分のファンに対する影響力を実感する時、ちょっと怖い思いをする事がありますか?
例えば「ビリーヴ」のような歌を聴くと途端に泣き始めたりして、確かにクレイジーみたいな所はあるけれど、でもそれと同時に「ビリーヴ」のような曲は確実にそう言ったファンの反応を期待して作っているんだ。勿論、時々圧倒されるような想いをする事はあるけれど、でもそれに慣れてくると、ファンの熱狂にどのように対処したら良いのか、その距離感が分かって来るものなんだ!
---あなたの若いファン達は新作の「ビリーヴ」が好きなようですか?
ちょうど適度な“成熟”さが感じられる曲だと思うよ。最近は僕のコンサートに大人のファンが来てくれるようになったし、時にはかなり年齢層の高い男性も駆けつけてくれて、僕自身とても素晴らしい事だと思っているんだ!
---あなた はかつてカニエ・ウェスト(Kanye West)、ドレイク(Drake)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)のような、素晴らしい歌手たちと一緒に仕事をなさっているようですが、ご自分では例えばどのコラボレーションが1番お気に入りですか?
ドレイクと一緒に作曲した「ウィズアウト・ユー(Without you)」は、とても感動的な曲だと思うよ。それに、ロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)も本当に素晴らしいプロデューサーで、先輩達は皆、僕がやりたいと思っている事をいつも支援してくくれるんだ。彼らから多くの事を学ぶ事が出来て本当に幸運だと思っているよ。
---ロドニー・ジャーキンスは他の歌手を含め、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のプロデューサーとして有名ですが、あなたにとってマイケル・ジャクソンは歌手としてのロール・モデル(お手本)なのでしょうか?
勿論! 僕は自分の事をアーティストだと自負しているし、エンターテイメント業界で活動するにあたって、いつも最大の努力を惜しまずに日々精進しているつもり! マイケル・ジャクソンもエンターテイナーとして常に頂点を極める努力を重ねているシンガーだったし、そう言った意味で、僕も尊敬するアーティスト、マイケルに是非あやかりたいと思っているんだ!
---その他にもあなたは良くジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)と比べられる事が多いようですが、それに対してはどのようにお考えですか?
僕は、高音の“ファルセット”で歌っているんだ。勿論ティンバーレイクは、素晴らしい歌手だと思うけれど、でも僕達2人の“声質”は全く異なっていると思うよ。
---数週間前に18歳のお誕生日を迎えたようですが、何か特別なお誕生パーティーを開いたのでしょうか?
誕生日の日は、スタジオで録音をしていていたんだ。そして、ちょうど夜中の12時を迎えた時に突然スタッフの皆がバースデーソングを歌ってお祝いをしてくれて、その後又仕事に戻ったと言う感じ!
---自分の事を大人の男性に変わりつつあるとお考えですか?
自分でも1人の人間として成長してきていると思うし、“一人前の男”になりつつある自分を実感しているのは確か!
---それは“頭の中の事”それとも“肉体的な成長”のどちらですか?
両面だと思うけれど、どちらかと言うと、メンタルな成長の方が大きいかな! でも最近はワークアウトに励んで、肉体的にも“男”としての身体つくりに励んで、自分なりに努力しているよ!
---18歳になって何か大きく変わったと思うような事はありますか?
特にそれ程大きな変化を感じている訳ではなく、18歳のバースデーも別に他の日と同じように過ごしたと言った感じ! でも、これで晴れて大人になったと言う感覚は十分に持っているし、そう考えるだけで、既に大人としての解放感を味わう事が出来るんだ! もう両親の言う事には従わなくても良いしね!
---わかりました。では今は大いに人生を謳歌していると言う事?
ただ両親の言う事全てに従わなくても良いと言う事だけで、だからと言って両親の言う事を聞かないと言う訳ではないよ! ただ両親が反対するような行動を取って、2人を驚かせる事も出来るし、そう言った意味では、行動するかしないかは全く別の話で、今の状態を楽しんでいるんだ。
---声変わり以外には、例えば髭が生えたり、ニキビが出来たりと、今の年頃に起こりがちな問題を抱えているようにはみえませんが!
そう言う意味では確かにラッキーだと思うよ。きっといつも人前に出ているし、ニキビを作ったりする時間さえないのかもしれないね(笑)
---ご両親は離婚していらっしゃいますが、現在の親子関係について、ちょっと教えて頂けますか?
父親、母親とは、それぞれ素晴らしい関係を築いていると思うよ!
---最近何かご両親にショックを与えたようなエピソードはありますか?
さあ、何だろう! 両親はいつも僕の判断や行動を信じてくれているし、特にこれと言って心当たりはないね!
---18歳になって“車を運転する自由”、“結婚する自由”、“夜遅くまでパーティーを楽しむ自由”等、様々な“自由”を手に入れたわけですが、現在のあなたにとって1番大切な“大人の自由”とは?
断然“運転する自由”を取るね。僕は車が大好きで、車に乗ってどこへでも行ける自由をやっと手に入れる事が出来たと言う感じで、これって本当に最高の気分だよ!
---マネージャーのスクーター・ブラウン(Scooter Braun)氏が18歳のバースデーに“フィスカー・カルマ(Fisker Karma)”をプレゼントしてくれたと聞いていますが、とてもステキなスポーツ・カーですよね?
全く同感! とってもステキな車だと思うよ! 自分でクロム色に塗り替えて、もっとステキになったんだ!
---でも、“フィスカー・カルマ”はとても派手な車で、すぐにあなたが運転していると言う事が分かってしまいますよね。それよりも、もう少し目立たない車を運転した方が良いとは思いませんか?
車に乗って外出したと同時に、直ぐに僕だと言う事は分かってしまうと思うし、きっとどんな車に乗っても状況は同じ事だと思うよ! それはそれでどうしようもない事だと、諦めているけれどね。