USAでの大きな議論
最近のUSA内の最もHOTな話題について、
あなたの見解は?
“エイミー・ワインハウスに対するファッション・トリビュート(追悼)は
果たして称えられるべき行為なのか?”を巡って
繰り広げられる巷の賛否両論!
パリ、ファッションウィークで“翼のように跳ね上がったアイライナーに、ミツバチの巣箱のようなビーハイブ ・アップヘアー”と言う、今は亡き“エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)”を彷彿とさせるヘアーメイクのモデル達を並べて、ショーを繰り広げたフランス人デザイナー、ジャン・ポール・ゴルチェ(Jean Paul Gaultier)だが、その彼のファッション・テーマを巡り、巷の意見は真っ二つに分かれている。
ジャン・ポール曰く「27歳と言う若さで昨年亡くなったエイミーには残念ながら一度も会う機会はなかったけれど、僕達2人の間には、どこか共通のスタイルがあると感じたんだ!」そして「エイミーが亡くなってまだ間もないと言うのに、彼女のイメージがビジネスに利用されるなんてとんでもない事!」と批判する一部のファンの声に対し、ジャン・ポールは次のように反論のメッセージを送っている。「エイミーは僕にとって真のファッション・センスを身に着けた理想のファッション・アイコン! だから今回は彼女をテーマにしたショーを是非展開してみたいと思ったんだ。」
エイミーへの追悼に相応しいイベントだと思うわ!
リーテール・エキスパートで「ブラック・マーケット・ビリオンズ(Black Market Billions)」の著者、ヒサ・プラブヘイカー(Hitha Prabhaker)の見解。
エイミーは、麻薬問題などで常に世間を騒がせていたけれど、でも生前は自他ともに認めるカルチャー・アイコンとして一目置かれていた存在だったと思うの。そもそも、様々な場面で感じるインスピレーション(感動)を自分のデザインを通して具現化するのがファッション・デザイナーの仕事だと思うし、彼がエイミーのイメージに惹かれてデザイン活動をしたとしても決して不思議な事ではないと思うわ! それにしても、モデル全員がエイミーを彷彿とさせるヘアーメイクで登場した舞台はさすがに圧巻だったわ! 勿論、彼女の家族に事前に相談する必要があったかもしれないけれど、でも私個人の見解としては、今回のデザイナーの意図はむしろ“エイミーへの追悼と尊敬”と考えるべきではないかと思っているわ。
結局は単なるゴルティエのマーケティング戦略と言う事!
今は亡きエイミーの父親、ミッチ・ワインハウス(Mitch Winehouse)の見解。
事前に何の相談もなく、エイミーのイメージが商業目的に利用された事に対して、家族としては憤慨やるかたない想いでいるのは確か! 勿論、エイミーの“ファッション界への影響と貢献”に対する追悼と言う意味では、娘の偉業を誇らしく思ってはいるよ。でもブラックベイルに顔を隠したモデルが咥えたばこで歌いながら歩くと言う悲惨なシーンは、彼女の一番素晴らしかった頃のイメージを汚すような気がして、見ている家族としては耐えられない想いだで一杯だったよ。要するに、今回のデザイナーの選択は“ただ単にファッションハウスのマーケティング戦略”の一部だとしか思えないし、とても恥ずべき行為だと思うね。